MTBだけどワックスがけ

ぬるぬるの艶、しかし面積が小さいので満足度は高くない
切断面ばかり磨いていても目に付くことがないので、フレームを磨いてみた。クルトさんからいろいろとアドバイスをもらったんだけど、やはり寒いので、下地はメラミンスポンジ研磨で茶を濁した。

メラミンスポンジでこするとフレームの表面がつや消しになる。そこにワコーズ シェイクワックスを塗り、乾いたらぼろきれで塗り込む。さらにワコーズのバリアスコートを噴霧し、付属のクロスで磨き上げる。所詮MTBなので、乗ればすぐに傷が付くし、輪行中にホイールとこすれて塗装が剥げることもあるが、たまにはこうしてつや出しをするのも悪くない。

やっぱステムはThomsonだね

別に「驚くほど軽く」もない
なぜかEaston Havoc ステムがある。35mmが148g、50mmが185g、65mmは 230g と、なかなかの重量級。FRもDHもいけるぜ、といっている Thomson Elite X4 は、70mm で 141g。見た目と取り付けやすさは Havoc の方が良いが、90g近い差は結構大きい。

Thomson ステムは亀裂が入りやすいという記事をよく見かけるが、そういった症状が発生した際に、推奨トルクで締結した結果なのかどうか、それらの記事からは判断できない。適切な取り付けを行ったのならまだしも、そうでないのなら製品の問題と結論を出す前にまずはここを一読すべし。
私の場合、2年以上 Thomson Elite X4 を使用しているが、今のところ特に問題ない。MTBでステムが壊れたらかなり痛いことになりそうなので、取説を読んで理解し、不適切な取り付けを行わないように気をつけている。

最近 Thmson もハンドルバーを発売し、3点セットでそろえることができるようになったが、値段がずいぶんと高い。出たばかりということもあるが、Havoc ハンドルバーと比べると、風魔新宿価格で2倍以上する。Thomson はそんなに大きく値崩れすることがないので、各店での何とかセールで手に入れるのが良さそう。

「山伏トレイルツアー」、始動

西伊豆の Slackline ライダー#3が地元でガイドツアーを開始。旅好きが古い道好きになり、地元の仲間と古道を修復していたら、トレッキングやトレイルランニング・MTBにも使える良い道ということが分かった。

東伊豆と違って、車がないと現地に行くまでがちょっと大変だが、かつての生活道だったり、炭焼きのために馬にそりを引かせていた道は、ぐねぐねしてとても楽しい。切り通しも立体感があっていい感じだ。

来年は客として行きたいのだが、いかんせん仕事がクソ忙しくて、通勤以外に自転車に乗る時間が週に2時間くらいしか取れない。骨も治ったし、これからが楽しい時期なんだがなあ...。


Wideopen に Slackline Ti の記事

First look のみ。実走はまだ。ディレーラーハンガーは溶接か...。交換式が良かったなあ。

[2013/01/05 追記]
こちらの記事によると、製品版は交換式になるという話。一体どっちが製品版なんだ?

今週のノブもげタイヤ交換対応

ノブもげもげ」から約3月、ようやくContinental X-King Protectionの交換品が届いた。これまでの経緯は以下の通り。
8/11に20kmくらい、緩いトレールを走行。8/18にノブもげに気づく。8/21にショップへ連絡。8/28にサポセンから「写真寄越せ」との連絡があり、いくつかのサンプルを送付。8/29にショップスタッフBの個人アドレスから返信があり、保証部へ回すとの回答。実はこれが手続き遅延の原因となったのである。

特別急ぎでもなかったので、気長に連絡を待っていたが、いっこうに進んでいない様子。9/27に状況確認、Bから保証部に催促するとの回答。

さらに約1月後の10/29、再度メールを送ると、Bの不在自動返信が来た。休暇でも行ってるのかな、と思ってそのまま放置。

11/5、個人宛だからなかなか進まないのかと、ショップのサイトから状況を連絡。「Bは辞めたので、それまでの状況がどうなってるか分からん、悪いけど、最初からもう1回やってくんない?」と来た。

11/6、最初に送ったメール「2時間ちょっとの普通の走行でもげた、コンチUKも不良品と認めている」という内容に「ネットの掲示板でも同様の報告があるよ」を追記して送信すると、状況は分かったから保証部に連絡してくれ、とのこと。

11/8、「不良品の件、申し訳ない、写真は後輪に使ったものとのことだが、前輪はどうか?」との質問に、前輪もちょこっともげてるよ、後輪に比べると軽いけど、と回答。
その日のうちに、新品を2本送るように手配したから、という連絡が来た。

で、11/19に交換品が届いた。骨が折れたままなのでテストができるのは年明けになってしまうが...。
ちなみに重量はどちらも630g、製造元の表示と全く同じ。こういうことはなかなか珍しい。これにコンチのチューブ(220g)を入れると、USTより重くなる。シーラントなら多くても100mlなのだが、これはチューブ入りで使おう。


ここのショップは日本語窓口がないが、時間はかかったものの、こちらからの連絡を無視せず、対応は悪くない。
今のところ、サポートも含めた評価は Wiggle(UK) > CRC(UK) = JensonUSA(US) = BIKE24(DE) = CycleStore(UK) > Evans(UK) = Merlin(UK) の順、このうち返品等を行ったのは Wiggle と CRC・Evans。こうしてみるとほとんどイギリスだなあ。イギリスのショップは、靴のpediwearで買い物をしたときから相性が良く、今のところ大きく外したことがない。

余談だが、靴を購入した頃の為替レートは、GBP1=JPY250、今の倍近い円安で、さらに革製品には高額な関税がかかるため、個人輸入のメリットは現在ほど大きくなかったが、それでも日本で同等の製品を買うより数千円以上安く、さらにサイズも豊富にそろっていて大変重宝した。質問にも大変丁寧に答えてくれるし、LoakeやGrensonに関しては、数回購入すると全品1割引になる特典まである。
さらに余談だが、先日pediwearに「どうも、この靴の足幅はどんな感じ?」と軽い調子で聞いたら、非常にかしこまった文面で返事をくれた。業態によって言葉遣いが違うのは当然なので、次回からはもうちっとちゃんとした書き方にしよう。


[2013/01/05 追記]
不良品タイヤで山を走ってみた。帰宅後にノブを見ると、走行前と比較してサイド側のノブが3つほどもげかかっている。舗装路で軽くロックしてもセンターノブはもげなかったので、横方向からの力に弱いのかも知れない。

今週の不良品

「連鎖反応な循環」に連絡した事故商品写真
火曜日に、連合王国の連鎖反応な循環からこんなものが届いた。注文したのは新品だったが、梱包を開けてみると、プチプチでくるまれただけの小汚いステムが。以前にもOE品が届いたが、そのときは付属品(ステッカー)が足りないだけで、製品自体には問題がなかった。今回のは輸送中に付いたとは思えない傷があちこちに。
早速、商品の状態写真を確認できるURLを付けて日本語窓口に問い合わせると、なじみのしづこから「インボイスと商品の状態写真を寄越せ」との回答が。いや、だからさっきURL送ったんだからさ、メールをちゃんと読んでよ。

で、「返品または交換しなで使い続けるならGBP15返すけど、どう?」と次のメールにあったので、もちろん返品。馬鹿力のイギリス人が使い込んだかも知れないステム、臆病な私は怖くて使えません。正常な商品がどうなってるか確認したいので、返金させて同じ商品を wiggle へ注文した。まだ届いてないので結果は後日。

箱や台紙が付いてなかったので、これは完成車ばらし(OE)品だろうな。そういうのを新品として売っちゃいかんですよ。冷たい雨が降る中ちょっと離れた郵便局までわざわざ行くのも手間で面倒だし。
来月あたり、"Re-Cycled Parts" に、"Cosmetic Damage" として出品されるかもしれない。

クルトさんに伝えたところ、ここの店は割り切りが大事、とのこと。確かにそうで、急ぎでないとか多少傷があっても間違ったものが届いても使うくらいの意気込みでやれば、商品が多くて結構安いので使えない店ということにはならない。返金・交換対応もしてくれそうだし、今での経験からすると、外国の店としては相当良い部類に入る。


[2012/11/24 追記]
これが正しい「新品」
wiggle から届いた。台紙にタイラップで固定され、半透明のビニール袋に納められている。もちろん、傷ひとつない状態で、これが本当の新品である。

CRC からの返金(購入時価格:BGP54.16+JPY1,800)も確認できた。

商品の分類と実際に届いたものに矛盾がないかどうかで判断し、必要な場合はショップへ連絡をする。使用できる・できないではない。こちらは新品なのに安いと思って買うわけだから、販売側の都合で中古品とすり替えられて黙っているのは負けである。

ホイールの振れを取った

先週の通院で、ようやく固定を外したものの、亀裂は修復しておらず、完治までにはまだまだ時間がかかりそう。年を取るとこれだから面倒くさい。

今日は、先日の転倒で曲がったホイールを修正。ホイールを外すだけでも少々気を遣った。
やや酔っ払いながら本に書いてあるとおりに少しずつニップルを回していくと、予想以上に良い仕上がりに。Mavic Crossmax SX の未使用品をベンチマークとしたが、意外とこの完組ホイールも縦横に振れている。所詮素人が素人のために直す程度なので、完璧を目指さない。ということで、それなりに振れが取れた時点で作業は終了。

今回使用したツールは、上の写真に写っている Park Tool TS-2.2(振れ取り台) と、右のSW-0(スポークレンチ)。TS-2.2 は、Jenson USA でだいぶ安く買った。このスタンドはQR用なので、15TAなどを使用する場合は別途 TS-2TA が必要だが、ハブに付属するQRアダプタを使えばOK。コンパチアクスルはいろいろなところで便利。使わないからと捨ててしまうと後で泣きを見るね。

円高とはいえ、こういった専用工具はつぶしが効かないくせにやたらと高い。でも、作業性は非常に良いと思う(比較したわけではないが)。振れ取りが初めての私でも大失敗することもなかったので、やはり素人には良い道具が必要である。

ISが使いやすくなった Edius Neo 3.52

動画編集に使っている Edius Neo 3.05 を、3.52 にアップグレードした。GoPro は、3 になっても IS が付かないので、動画ファイルを編集する際にブレを低減してやると見やすくなる(逆に臨場感は減るが)。3.0 では、ProDAD Mercalli をプラグインとして同様の効果を実現していたが、3.5 からは標準機能になった。Mercalli プラグインの場合、解析画面を常に最前面に表示しておかないと、解析速度が著しく落ちていたので、PCが占有状態になっていた。3.5 の標準機能「スタビライザー」はバックグラウンド解析を行うため、他のアプリに切り替えることができるようになり、非常に使い勝手が良い(こんなの当然なんだが...)。

ただ、これはあくまで擬似的(ソフトウェア処理)なので、画質とのトレードオフになる。動画の公開に当たっては、どのみち画質は劣化するので、酔いにくさを優先する方がいいかもしれない。これくらいのことができれば、重い HDR-AS15 より、軽くて薄くてチェストマウントしやすい GoPro HERO3 かな(いつ買うか分からんけど)。

ソニー機もビクター機も、どちらも光学式や撮像素子シフト式ではないので、原理的には変わらない。それぞれのハードウェアに最適化した独自の補正処理を行っているため、録画済みファイルを後から補正するより多少画質はいいと思う(多分)。

こちらが、IS 処理を入れたサンプル。効果がわかりやすくなるよう、少々強めにかけている。ややぼやけた映像になり、表示範囲は狭くなっている。

こちらが、オリジナルの動画。

GoPro HERO 3

こんなものがっ。

GoPro HERO 3 。2 を買って間もないから、当分は手を出せないけど、やっぱこれだなー。

さっそく一角獣のビデオ。このアングルもなかなか面白い。うまい人じゃないと様にならないけどね。

朝練で不全骨折

今朝は、Slackline オーナー #4 #5 の方たちと、東京郊外をのんびり走ってみた。青の Slackline 853  が3台も!私のが18で、お二人のが16.5。私の18に乗ってみたところ、中間が欲しいなあ、とのことだった。

さすがに 4Xライダーの #4さんは速いし安定している。ご友人の #5さんは、怪我からの回復がまだで、終始安全ペース。骨やっちゃうとつらいよなー、なんて思っていたら、なんと自分が転倒!どうということもない下り坂だったが、ハードパックなのにちょっと湿っていた路面に前輪を取られたらしく(どう転んだかはよく覚えていない)、左肩を強打、さらに前輪はパンクし、ホイールが少し歪んでしまった。

鎖骨は平気みたいだったものの、腕が痛くて上がらないため、泣きを入れて早めに切り上げて帰宅し、地元の整形外科へ。結果、上腕骨上部の不全骨折ということで、6週間くらいは固定しとけとの指示を受けた。たかが亀裂だろー、と思ったが、ずれると手術と脅されておとなしく引き下がった。

#4さん#5さん、せっかくお誘いいただいたのに、大変申し訳ありません!前輪のチューブ挿入を代わりにやっていただいてありがとうございました!


日曜はちと大切な用事があったのに、それもキャンセル。あーあ...。片手だとキーボードも打ちにくいんで仕事にも影響があるなあ。


未熟者はしばらく反省の日々とします。

Stanton Bikes Slackline Ti プロモーションビデオ


Stanton Slackline Ti Promotion Video from StantonBikes on Vimeo.
ようやく出た。
フルフェースをかぶってでざくざく走る感じで、コンセプトは 853 と同じ。軽いからXC風に乗る、といったような雰囲気は皆無。

製品ページもできているので、購入希望の方は、Dan 宛てにメールを。サイズも明確になってないが、たぶん 853 と同じはず。価格は出ていないが、 £1,250 、受注段階で半分の £625 を支払って生産を開始し、Dan からの連絡に従って残りを支払う。3月後に発送予定。なので、今注文すると、早ければ来年2月頃にはお手元に。初回生産は20台。その次は半年後になるそうである。

久々に Stanton Bikes のサイトを見たら、DJ/4X フレームも公開されていた。そして、なぜか「カートに入れる」ボタンが。

タイヤ実寸メモ

ホイールに装着済みのタイヤについて、ほぼ同じ条件で幅を計測してみた。
使用したノギスは、ミツトヨ 530シリーズ M型標準ノギス(530-101 N15)。リムは Mavic EX823(2011年以前版と2012年版)、空気圧はどれも45PSI、Topeak JoeBlow Mountain での計測値。
  • Continental Rubber Queen 2.4 UST : 63.0mm(2.48in)
  • Continental Mountain King II 2.4 UST : 58.5mm(2.30in)
  • Schwalbe Nobby Nic 2.4 EVO TSC : 62.1mm(2.44in)
  • Schwalbe Nobby Nic 2.25 EVO DD PSC : 56.6mm(2.23in)
また、以下はCrossmax SX にチューブドで装着した際の参考記録として。
  • Continental X-King 2.4 Protection : 57.5mm(2.26in)

外観の印象通り、Rubber Queen は太く、Mountain King II は細い。X-King はもっと細い。MKIIのこの幅であれば、Mavic Crosstrail 等、最大2.3インチまでを推奨するホイールでも、数値の上では問題なく使用できる。Nobby Nic はもっと太く見えたが、意外とそうでもなかった。

ただし、外周方向へのボリュームはConti もなかなか健闘(?)しているようで、およそ以下の通り。

  • Continental X-King 2.4 Protection : 79.8mm
  • Schwalbe Nobby Nic 2.4 EVO TSC : 82.0mm
  • Schwalbe Nobby Nic 2.25 EVO DD PSC : 75.0mm

Continental は、タイヤ幅が細めでも、横から見た印象で迫力がある。XK2.4とNN2.25との差は、幅が2mm程度にもかかわらず、半径で5mm近くもある。Tomac Automatic 120 の場合、XK2.4ははまらないが、NN2.25ではまだ余裕がある。

タイヤメーカーのサイズ表記は横幅のみであるが、できれば半径についても書いてあればありがたい。

半年ぶりくらいのブリーディング


洗濯ばさみに意味はない
最近あまりにもブレーキタッチがふにゃふにゃで、車体を逆さにして戻すとすっかすかなので、昨日の晩飯後から久しぶりのブリーディングを開始。

初期導入じゃないので、古いオイルを抜くところから開始。チューブをキャリパーにつけてもうまく排出されなかったので、新しいオイルをシリンジに満たし、キャリパーからレバー方向へぐいぐい圧送。あちこちのブログで紹介されている通りの、なんとも汚らしい色になったオイルがSM-DISC(黄色のじょうご)にあふれ出てきた。
じょうごがいっぱいになった時点でいったん汚いオイルを捨て、再び新しいオイルをキャリパーから圧送する。ここから先は初期導入時と同じ手順で進め、一晩カーテンレールにつるして放置した。

使ってないハンドルバーを利用
ブリーディングをする際、使ってないハンドルバーをメンテナンススタンドにはさみ、ブレーキレバーをそのハンドルバーに取り付けている。メンテナンススタンドを買う前は、椅子の背の上端にガムテでハンドルバーをベタベタに貼り付けて作業していたが、角度調整もできないし非常にやりづらかった。椅子に粘着材が残るので見てくれも大変悪い。

リアブレーキはホースが長いので、この方法は特に効果的。ミネラルオイル系ブレーキに宗旨替えしたナタジゴさんから教えてもらって知ったのだが、某ショップでもメンテナンススタンド+ハンドルバーでやってるそうだ。グリコール系のフルードならここまでやらなくてもいいのかな?


作業が終わったら安酒の空きパックにまとめてブチ込んで保管
今回使った道具類はこんな感じ。シリンジは2011年初に買って以来使い続けている汎用品(約500円)、洗濯ばさみはチューブと廃油袋をつなぐために使用。
左の黒い面ファスナーは、シマノのマニュアル「ミネラルオイルの注入と気泡抜き」(SI-0113A-001-00)手順7で、友達がいない人には必須。強力な太い輪ゴムでも代用できる。友達の代わりに、面ファスナーでレバーを目一杯引いた状態を保持する。

ブリーディング&エア抜きは、MTBメンテナンスでは一番重要な作業だが、専用工具はSM-DISCだけというのがありがたい。もっとも、もう少し長いチューブや、チューブを押さえる金具があればもっと作業性は良いのだが。


ところで、マニュアルを参照しようと思ってシマノのサイトを見たら、こんなページが公開されていた。ここからディーラーの作業手引きまで簡単にダウンロードできる。取説が充実しているのが、シマノのパーツ以外使わない理由のひとつでもある。細かい部品の入手性も結構良いし、初期不良があっても対応が早く好感が持てる。ディーラー向けの「基本作業書」に一通り目を通すだけで、かなり勉強になる。

体力ないくせに2日連続で山

9月最後の週末は、29日に長瀞ツアー、30日はナタジゴさんと課長、そしてクルトさんの4人で再びGへ。30日に本気を出そうと、29日は少しゆるめに走ってみたが、やはり疲れが残っていて、1本目で出し切ってしまった。前回と同じところでさらに痛く転ぶし、ついて行けずに1人走行になるし、本当にどうしようもない。とりあえず空気圧が高かったせいにしておく。
ツアーではもちろん、Gでも自走ではなかったのに、この貧弱さにはがっかり。まだ春先の原因不明咳き込み病を引きずっているのか。

台風が近づいていたのに、午前中1本、晴天の中を4人で走ることができたのは非常に運が良かった。2本目はアプローチを車で上りきったところで雨が激しくなってきたので断念、次回へ持ち越しとなった(実はもうへろへろで正直2本目は御免被りたいところでした)。
高性能フォークを装備したナタジゴさんの本気な走りも見れたし、十分満足。

それにしても、もう9月も終わりだというのに、山の上の方までとにかく暑い!蒸し暑い!虫もいっぱい!こんな陽気も、今回の台風で最後になるといいのだが...。


今週末から、KEENの新しい靴 Bryce を試している。見た目は同社の Targhee II と大差ないが、ソールが平らで、ペダルが少し踏みやすい。また、柔らかいソールのせいか、かかとからの着地が非常に柔らかで歩きやすい。

特に慣らしもせずに29日のツアー走行と、30日の1時間弱の押し担ぎに使ったが、どこも当たることがなく、Targhee II よりよくフィットして、もうしばらく使い込んだような履き心地。ソールの素材は同じようなので、グリップ力は変わらないようで、湿った木の根では滑る。まあ、初めから見た目重視なので、この辺は特に気にしていないけど。
肝心の防水性能は試せなかったが、透湿性はまずまず。両日とも蒸し暑い天気だったが、靴下が酷く湿るようなこともなかった。


もっと練習しよう。

のび肉テスト

今日はクルトさんにGを案内して頂いた。休憩を挟みながら4時間半かけて登り、2時間弱の下りをこれでもかと楽しんだ。ここしばらくはツアーなどでひたすら下ることしかしてなかったが、やはり下るには登った方が充実感が高い。

この日は、なぜか Slackline 853 で使えるようになった Nobby Nic 2.4 EVO TLR を装着していったが、アプローチの舗装路で小石が刺さりパンク。チューブレスのパンクはほとんどがこの手のもので、かつて Panaracer CG AM がパンクした際も同様だった。チューブ用のパッチキットで穴を塞ごうと思ったが、空気を抜いてタイヤを外すと穴が行方不明に。やむを得ずチューブを入れることにした。MTB人生で初のチューブドライドになる。スネークバイトを心配しながら山頂付近を目指す。

7年ものだけど意外とよく撮れるA610
下りは、クルトさんが勧めて下さっただけあって、里山で体験できるほとんどの要素がバランスよく詰まっていて、軍人たちが好きな理由も分かる。さすがに、50cmくらいの段差が連続すると背中がだんだん張ってくる。そうすると注意力が散漫になり、転倒して泥が口に入る。さらにコンタクトがずれ、クモの巣が顔に絡みつき、転倒して恥骨を打つ。

途中、分岐を間違えて予定していたルートを外れてしまったが、そのまま進む。「本来のルート」を知らないので比較はできないが、木の根・ガレ場・短い急坂・スイッチバックスがうまい具合に織り交ぜられ、これまでの里山で一二を争うおもしろさだった。スピードは出さないし、でかいドロップオフなどはないので、ここは鉄HTには最適かも。

で、のび肉だが、舗装路でのパンクを除けばかなり良いタイヤだ。Continental RQ に比べると少々音がうるさいが、チューブレスレディでシーラントなしのまま十分なエア保持力があり、軽くてグリップも良い。葉が生い茂り前日の雨がほとんど影響していなかったせいか、グリップ力不足を感じることはほとんどなかった。


そして、パンク修理でまたもや手がゴム臭い。パッチを当てようかとも思ったが、今回はパナレーサーのチューブレスタイヤリペアキットを使ってみた。穴は一応塞がったが、次の山走行でどうなるだろうか。

Slackline Ti の出荷予定決定(たぶん、ただし来年)

今年6月に出荷予定だった Stanton Bikes Slackline Ti は、おおむね来春からの出荷となったもよう。

853 オーナーにはすでにニューズレターが配信されているはず。同じものを近日中に公式サイトで公開するとのこと。

出荷予定がここまで遅れてしまった理由として、素材特性の生かし方をかなり試行錯誤していたとある。チタンという素材は鋼鉄に比べて剛性の調整が難しく、適切なしなりを損なわずに踏み込みで力が逃げないよう、パイプの厚さなんかをいろいろ試し、ようやく見通しが立ったようだ。

発表されている仕様は、素材がエアロスペースグレードの3Al 2.5V クリアコート仕上げ、重さが18インチで3.3lbs(1512g)、ヘッドチューブは上下44mm、シートポストは31.6mmに対応。それ以外はほぼ 853 と同じ。
価格はGBP1250 で今年4月時点での予価より上昇、製品はプレミアムラインといったような位置づけになり、すべて受注生産となった。予約の受付はまだだが、内金のGBP625の支払いで成約。その後約3月で出荷という流れなので、10月に予約を受け付けると、だいたい出荷は2月ころになりそう。いまのところ、この形式の受注生産は年数回を計画中だそうだ。

決して安いフレームではないし、853 でも十分楽しいので、物好きな人以外は購入見送りでも良いかも知れない。相変わらず VAT 免除もやってないみたいだし、853 を使った10万以下AM向け鉄HT が欲しい人は、 Cotic に流れたりしないのかな?


いやっ、その日まで一生懸命貯金するんだッ!

Mavic Crosstrail 2013 が、ださくない件

pinkbike の記事で、Eurobike に出た Mavic Crosstrail 2013 を見たら、何ともださい感じ。これなら、切削部分を塗りつぶしていない現行モデルの方がよっぽどいいと思い、"Mavic Crosstrail 2013" で画像検索したらこんなのが。

完成車との調和がとても良いというのもあるが、横っ面は結構いい感じ。斜めから見るとやはり塗りつぶしはない方がいいけど、pinkbike の写真で見た印象は決して悪くない。

この写真は、のび肉と例の白いやつ。軽すぎてびっくりだ。ビードとの相性も良く、やはり顕著なエア漏れはない。
Crossmax SX は、今年からフリーハブのスペーサーが不要になったが、取説の6aはまだ古いままでちょっと紛らわしい。

Bike Radar に、Slackline の記事(今度は試乗記)

Bike Radar に、Slackline 853 の試乗レポートが。前回は外観を元に印象を書いたものだったが、今回は実際に山を走り回っての感触を、かなり好意的な記事で紹介している(ちろさんがFBで紹介してくれたので気づきました。感謝!)。

メインコンポーネントはシマノ SLX で、ホイールは Mavic Crosstrail 、タイヤは Continental Mountain King II 2.4 UST の総重量 12.6kg だそうだ。FR/DH CRCホイールに RQ 2.4 UST とか履いてるうちの Slackline とは1キロ以上の差だ。

この記事でも「バネ感」やら「Reynolds 525 による優れた振動吸収」がある、と書かれているが、やはり私は鈍感すぎてよく分からなくなりました(最初はそういうもんがあると感じてたけど)。誰か定量的比較をしてくれるとありがたい。


Ti の発表はまだか!

座るべ、のび肉

X-Kingのもげノブ問題が進展しないうちに、Schwalbe Nobby Nic 2.4 PaceStar/TrailStar が到着。どちらも 650g とあるが、PaceStar 版が 680g、TrailStar 版が720g。TrailStar の公称値10%増しを誤差の範囲というのは少々無茶だ。

コンパウンドの違いについては、こちらのビデオがわかりやすい。
手でつまんだ感じでは、TrailStar が若干柔らかい感じ。同じコンパウンドを前後に使用して乗り比べれば分かるかも知れないが、片方ずつ触ったら分からないくらいの違い。タイヤ表面はTrailStarの方が少しべたべたしている。

いつものように Topeak JoeBlow Mountain で一気に加圧して何とかなったが、いい加減もう面倒くさくなってきた。手が痛いし、気合いだなんだ言っていても、やっぱり楽をしたい。エアコンプレッサーが欲しい。
高容量ポンプについては、こちらのフォーラムでも話題になっていて、評価が高いのは JoeBlow と Lezyne の Dirt Floor Pump 。CNCの方が見栄えが良いが、同じ性能でもう2種類あるので、見た目を気にしない人は約7千円のやつを買っても同じだろう。とはいえ、Lezyne は見た目重視だから、買うならCNCかな...。
評価はよく分からないが、ドイツの SKS AIRCON 6.0 なんてのも良さそう。日本で買っても6000円しないので、だれか買って試してくれないかなあ。


Nobby Nic は、チューブなしでホイールへはめ込むのは今までで一番簡単だったが、チューブを入れた状態だとかなり面倒。タイヤレバーがないと山道ではちょっと手こずるかも知れない。

このタイヤは白いホイール用に買ったので、とりあえずはめてみただけだが、今のところシーラントを入れる前の状態で、Continental X-King みたいなサイドからのエア漏れがない。当たり外れの問題かも知れないが、使い心地が良ければコンチからこちらに完全移行するかも知れない。

ちなみに、コンチはBlackChiliがドイツ製でそれ以外はほとんど台湾、シュワルベ(社名は "Ralf Bohle GmbH" )はすべてインドネシアで韓国の PT.HUNG-A と生産("Production Partner")を行っている。


[2012/09/03 追記]
すごいなー、これ、24時間以上経ったのに、シーラントなしで下手なUST並のエア保持ですよ。まだ試乗してないし、あんまり期待したり褒めたりすると痛い目に遭うのでこれくらいにしとこう。リムとの相性もあるのか、ビード付近からのエア漏れも全くない。

[2012/09/04 追記]
ちなみに、Slackline 853 にははまりません。タイヤが少々ゆがんでいるせいもあるかな。

[2012/09/19 追記]
リアタイヤ(PaceStarの方)は、2週間以上放置して、45PSIが30PSIに!エア保持力が大変なものだ。一方のフロントは0PSIに。やはり個体差及び相性だな。

[2012/09/20 追記]
EX823 にはめたら、Slackline 853 でも使えそうな雰囲気。なぜ?しばらく放置しておいたからゆがみが取れたか、リム幅が広いから縦横のボリュームが少し小さくなった?

[2012/11/12 追記]
シーラントを使うと、当然のことながらバルブコアが詰まる。こうなると空気を入れるのが非常にやっかい。なるべく使わないようにしたいが、今のところシーラントなしで使えると分かっているのはこの Nobby Nic だけ。

Nukeproof のフリーハブボディがちょっと弱い件

いつものところへ行こうと思ったが、寝坊した上ちょっと雨がぱらついていたので中止。この日走った軍人のビデオを見ると、やはり道は少々湿っていたようなので、行かなくて正解だった。

で、やることないのでMTBのメンテナンス。久々にスプロケットをばらしてみると、なんか引っかかって外れない。ああアレか、と思ってほんの少しこじるとすぐに外れた。

写真のように、Nukeproof のフリーハブボディは弱い。特にトップ側は高いトルクがかかるためか食い込みやすい。シマノやMavicではこんなことはなかった記憶があるが。このまま使い続けてもしばらくは問題なさそうだが、そのうち変速に影響が出てきそうだし、食い込みすぎて外しづらくなって最後には空転するんだろうなあ。


全くの余談だが、シマノのフリーはちょっと使うとすぐにうねる。ホイールを回転させてクランクを止めると、スプロケットがうねうねするのが見て分かる。新品の時は何ともないが、100kmも走るともうだめ。シールドベアリングのホイール(MavicとかNukeproofとか)では全く発生しないので、カップ&コーン特有のものなのかな?走行に支障はないみたいだけど、メンテナンス次第かもしれないが、気分的に悪いので使う気がしない。


[2012/09/03 追記]
ぜんぜん関係ないけど、Nukepfoof の 2013 年版カタログがいつの間にか出てました。


[2012/09/25 追記]
2012年モデルとして買ったこのホイール、2011年より妙に回転が良い。フリーハブのラチェット音が静かで、ブレーキキャリパーの取り付けをきちんとして空転させると、結構いつまでも回っている。CやHに比べれば価格は1/3くらいで、しかし性能は十分。

ノブもげもげ

もげ部以外ほぼ新品
軽くてよく転がり、グリップもなかなか良い Continental X-King 2.4 Protection だが、先週のテストでリアのサイドを中心にノブがあちこちもげていることが分かった。Conti のタイヤは今まで Rubber Queen、Mountain King を使ってきたが、こんなに柔なものは初めて。リアの左側ばかり、目立つものだけで写真のような具合に6~7コもげているので、この調子だと、20回くらい走ったらサイドノブがなくなっちゃうんじゃないかと思うくらい。
MTBRのフォーラムでも、X-King ノブもげ症例が、これとかこれとか。こんなのも。根こそぎ持っていかれている悲惨な状態。
2011年生産のものについては問題ない、という話も。ロット不良か?もしそうなら、乗りつぶして買い換えているうちに、いつかまともな製品が手に入るかもしれない。

こいつがだめになったら、次は Mountain King II Protection にしてみようか。重さも大して変わらないし。こちらも「ノブもげ」が海外サイトの投稿で見つかっているから、現行の Protection 系はこの系統の不具合が共通してるのかも。UST の MKII はかなり使い込んでいるもののこんな残念な状態にはなっていない。

同じ Black Chili でも、FR系のRubber Queen は段違いに丈夫。RQは全体的にねちねちしているので、ノブを引っ張ってもかなり粘る感じだ。


[2012/08/19 追記]
近所で段差を乗り越え損ねたところ、また派手にもげた。これは本格的に不良品の可能性がある。ちなみにナタジゴさんの UST版は問題ない、とのこと。

[2012/08/20 追記]
よく見たら、フロントも所々角が取れたりもげかかったりしている。コンチUKに問い合わせたところ、保証対象だから買ったところで交換してもらってくれ、とのこと。何の追加情報も求められなかったんで、きっとあちこちから苦情が入っているんだろうな。だったらリコールしろって。
さて、買ったところは1万キロ近く離れている上、「このX-KingはProtection版か?」の問いに「X-King版だ」なんて答えて「役に立たない」で7票もらったりするぶっ飛びショップなので、まともに話が通じるかどうか怪しい。ダメ元で交換依頼してみた。

[2012/08/21 追記]
領収書捨ててしまっていたんで、今回は返品できない!という相変わらずのマヌケな状況なので、しばらく夜間練習で近所を走る時にだけ使うことにした。ツアーもRQ/MKで行こう。
で、懲りずに次のターゲットも決定。

[2012/08/27 追記]
今回購入した店じゃないけど、コンチお膝元ショップの BIKE 24 に聞いたところ、いまのところ X-King に関する苦情は入っていないとのこと。とりあえず、1万キロ遠方のショップには「インボイス捨てちまったけど交換してくれないかな?」を、コンチには良品の見分け方を問い合わせ中。

[2012/11/12 追記]
購入店の交換品到着待ち。ちょっと紆余曲折があったので、この件は後日

Slackline Ti 実走画像ほんの少し

Stanton Bikes at Eastridge Gravity Enduro 2012 で、Slackline Ti の実走画像がほんの少し出ている。6月発売予定がだいぶ伸びて、まだ音沙汰なしの状況だけど、それなりに進捗はあるようだ。

USTリムにチューブレスレディタイヤ、実装(実走)結果

前日までの舗装路テストを経て、いよいよ山での実走。駅からトレール入り口までの舗装路は、タイヤの軽さと高めの空気圧(40PSI)でかなり楽だった。暑いし体力も落ちているので、トレールヘッドまでのアプローチも含め、すべての登りで潔く降車。下りも40PSIのまま行ってみたが、意外と違和感がなかった。路面の状態が非常に良かったことが大きいが、やはりドイツ化学技術 "Black Chili" のおかげだろう。前輪だけで300g近い軽量化は思っていた以上に走りが楽になったので、体力が戻ればもっと気持ちよく乗れそう。だいたい、Rubber Queen 2.4 UST の950gって里山をゆっくり上り下りするには重すぎる(グリップは最高だけど)。


そして、シーラントはこちら!
Effetto Caffélatex sealant は、Mavic EX823 / X-King Protection との相性が悪かったらしく、45PSIが翌朝20PSI未満にまで落ちる状態が続いたため、急遽 Stan's Notubes Sealant を購入して前後とも入れ替え。まったく漏れないわけではないが、シール性能はこちらの方がだいぶ良い。Effetto の方は、小穴から勢いよく吹き出しつつ塞ぐことが多いのに対し、Notubes はじわじわっと出てそれで止まる。Effettoは泡立って側面まで行き渡るのが特徴らしいが、そのせいで逆に液状のまま穴に浸透しないのではないか?
とはいえ、これはたった1種類のホイールとタイヤで試した限りなので、他の組み合わせでは Effetto でもうまくいく可能性はもちろんある。また、最初の手順が間違っていたことも影響していたかも。

USTリムにチューブレスレディタイヤ装着

Mavic EX823 に、Tubless Ready の Continental X-King 2.4 Protection を装着。Rubber Queen やら Mountain King II やら、まともなUSTタイヤを持っているくせに、なにをいまさら、という感じだが、Tomac Automatic 120 の方で、いつの間にかリアタイヤ(Mountain King II)とフレームが干渉するようになっていたので、もうちっと小さめの2.4タイヤを、そして、いままで使ったことのない方法で、ということで(UST の X-Kingは過去に使用済み、しかし河川敷まで)。

タイヤはUSTじゃないので、シーラント Effetto Caffélatex sealant でシール。これもやはりUSTタイヤと同様気合いがいる。ただし、USTの5割増しくらいのポンピングスピードと、3倍の根気が必要だった。
1回目は勝手が分からず、100mlのシーラントを入れた後、USTと同じ要領でのろのろ空気を入れたらぶじゅぶじゅシーラントが漏れたのにびっくりし、半ばあきらめモードで入れたシーラントを廃棄。
2回目は、ちょっとシーラントをケチって90ml入れた後、シーラントが漏れるのも構わず、とにかく勢いよく空気を入れ続けたら意外とあっさりビードが上がった。
以下、あんまり参考にならないかもしれない手順。巷の手順ではコンプレッサーやタイヤレバーを使った作業が多数なので、今回はどちらも使用せずに何とかした、やってみたらやっぱり何とかなった、の一例として(どちらも手元になかったというのが理由の一つであるけど)。
  1. リムをきれいにする
    リムに付いている汚れや油・グリス等をきれいに拭き取る。
  2. リムにチューブを入れてタイヤをはめる
    折りたたまれて出荷された新品タイヤは、ビードがリムになじんでいない場合が多いので、リムになじませるためなじませておく。適正空気圧でしばらく走っても良いし、一晩放置しておいても良い。
  3. チューブを外す
    ビードがリムに十分なじんだら、チューブを外し、40PSI程度まで空気を入れる。ビードがすべて上がりきったら空気を抜く。
  4. タイヤ内部をきれいにする
    中性背印材を溶かした水をたわしにつけ、タイヤ内部をごしごし洗う。シーラントの乗りを良くするのと、チューブから落ちた粉末を取り除くために行う。
  5. シーラントを入れる
    バルブコアを外し、インジェクターでシーラントを注ぎ込む。このとき、インジェクター付属のビニールホースからアダプターを外し、アダプターが着いていた方をインジェクターにつなぐ(インジェクターのピストンになんか付いているが?)。入れ終わったら何回かホイールを回す。
  6. 空気を入れる
    ホイールを垂直に立てる。ホイールの重さでタイヤが潰れてないことを確認し、ポンピングを開始する。数回のポンピングでやめてしまうと0PSIに下がるので、0PSIに下がらなくなるまで容赦なく数10回ポンピング、シーラントが漏れてきても気にせず、気合いと空気を入れ続ける。目標は40PSI。もうこれはがんばるしかない。「UST規格のチューブレスタイヤ」で書いたように、JoeBlow Mountain みたいな高容量ポンプで、大量の空気を送り込めないと無理そう。
  7. シーラントを行き渡らせる
    ビード付近だけではなく、サイドの微細な穴からも空気が漏れるので、タイヤ内部全体にシーラントが行き渡るよう、タイヤを寝かせたり回したり、とにかくいろいろな方向にホイールを振る。すぐにMTBに取り付けると、サイドのシールがうまくいかない場合があるので、少なくとも片面数時間ずつくらいは寝かせておいた方が良いと思う。シールが不完全だと、放置後に空気圧がかなり下がっているはず。今回使用したシーラントは、回転させることでシーラントが泡立ち、サイドにもまんべんなく行き渡る、ということになっている。今回はシーラントが少々少なかったせいか、ホイールを傾けることでサイドの小さな穴を塞ぐことができた。

こちらの記事にあるとおり、Racesport 版も、サイドに細かな穴があるため、「よく振って寝かせる」("shaking the wheel and rest)が解決策とのこと。また、タイヤレバーを使ってビードをリムにきっちり乗せてからやると良い、というtipも動画で紹介されている。この動画では、コンプレッサーを使わず、フロアポンプでビードを上げているようだ。

それから、シーラントが結構こぼれるので、作業場所に注意。固まる前にすぐに拭き取れば良いが、当然のことながら、布はしっかりシールされてバリバリになってしまう。乾く前に水で洗えばOK。

潤滑剤なしでタイヤレバーを使わずにタイヤをはめるのは難しくはないが、手荒れを気にする場合はお勧めしない。初めてだったせいか、1時間ほど格闘しただけで指先が結構がさがさになった。また、握力に自信がない人にも難しそうである。

Rubber Queen 2.4 UST や、Mountain King II 2.4 UST と比較すると、サイドがずいぶんと柔い。ノブも回転重視に見える。Rubber Queen に頼り切ってきた今の技術のまま、これで怪我をせず山を走れるのだろうか?とりあえず今週末のテスト結果次第となる。


[2012/08/08 追記]
シーラントが落ち着かず、近所を1時間くらい軽くひとまわりしてから放置したところ、圧が半分くらいになってしまった。なかなか手強い。

[2012/08/10 追記]
いきなりシーラントを入れないように手順を修正。

[2012/08/12 追記]
チューブを入れてなじませる手順追加に合わせ、タイヤ内部の清掃をその手順の次に移動。

[2012/08/14 追記]
この手順で使用したのは Effetto でしたが、結局 Stan's に入れ替えたので、Effetto の手順としては当てにならなくなりました。やはり老舗が実績もあり信用できるようです。

如意棒思案

いろいろな人から、如意棒は良い、是非とも入れるべき、というような話を聞く。27.2 があるのは限られていて、Kindshock Lev とか、Gravity Dropper あるいは X-Fusion Hilo くらい。

で、27.2 も出る予定のこちらの如意棒 Speed Dropper 、クランプもボルト2本で固定がしっかりできそうなので、良い感じ。

発売元が MS PRODUCTS だが、製造元は google で調べると韓国で作っているような結果が数件。当国では今年の 2/15 に発売済み(297,000ウォン)とか。KOWA から出る、ということが書いてあるものの、当の KOWA には本件についてなにもなし。
自転車部品といえば日本・台湾・中国・アメリカ・カナダあたりがよく聞くが、韓国はあまり聞かない。続報を待とう。

[2012/10/14 追記]
こちらのブログで、やはり韓国製であることが判明。これからいろいろな人が実走レポートを挙げて下さるはずだから楽しみ(自分は手を出さずに様子見)。

そしてまた Stanton eBay オークション

Stanton Bikes Slackline 853 の eBay オークション再び。フレームの方は新品未使用だけどトップチューブに小傷ありとのこと。SLX完成車は MBUK テストバイク。この日の投稿で紹介した、Bike Radar の記事で使用したもの。
仕様一覧にある "Continental X-king 2.4 tubless black chilli compound" は、なんかの間違いでしょう。X-King 2.4 で Black Chili コンパウンドなのは Racesport と Protection で、"TUBELESS" がプリントされた写真のリアタイヤは UST で、非BC 。しかも、フロントタイヤは Mountain King II 2.4 UST じゃなかったか。相変わらずおおらかで楽しい Dan である。

なかなか発表されない Slackline Ti

6月予定が、7月になっても発表されない Slackline Ti。
暇つぶしにあちこち眺めていたら、SRAM XX1  とか、なんか大変なことになっていた。私は価格や入手性・サポートの面で、シマノを使っているが、XX1 のRDにはかなり惹かれる(画像はSingletrackから)。

もうひとつ、Cotic がいろいろアップデートしている。Rocketman で有名な Rocket はだいぶ前に発表になったが、BFe も素材を変更(ダウンチューブに「Reynolds 853 DZB」を採用)し、ヘッドチューブが44XXになった。ジオメトリも若干変更。

あとは、シュワルベが650Bタイヤを一気に追加、とか、ソニーJVCがアクションカメラに参入、等。


[2012/07/12 追記]
FB をのぞいてみたら、6/29 にダウンチューブの写真が投稿されていた!なぜ見落としたのだろうか...。

USADA、ランス・アームストロングに「クロ裁定」?

USADA、ランス・アームストロングにクロ裁定 。日本語のソースが見つからない。私の読み間違いのはずだ。英語勉強しなきゃ。

「陽性」とされたのは、2009-2010の血液サンプル。すでにツール・ド・フランス7連覇の時期でもない。

ランスからの公式声明

PD-MX80 入手

シマノ PD-MX80 を入手。マレーシア製。予備のピン8本とスペーサー16個・レンチが付属する。

スペーサーをすべて取り除き、ピンを2本ずつ追加したので、左右で490gになった。用途は決まっているが、しばらくの間箱入り。

白い部分はつや消し塗装、ベアリングは黄色(金色)のボルトを外せばメンテナンスできそう。軸はクロモリ製。

ぶつけにくい裏側からピンを締め込む方式は合理的だ。表からだと、ピンの破損具合によっては交換が不可能になる。また、トルクス(ヘックスローブ)であるため、力をかけやすく、6角ボルトより狭い空間でもピンの取り付けが可能になっている。

Fox 2013

Fox 2013 がいつの間にか出ていた。日本の代理店の小売価格は、2012年版よりまた安くなっているようだ。注目はやはり CTD と、34 FLOAT 160mm か。CTD は、 2014年版で改良が入るかもしれないので、今年は見送りにしておこう。カシマコートの色やダストシールは、「初代」である 2011年版より「2代目」の2012年版の方が良くなったし。

私は初物でいつも少しばかり痛い目(XTRのオイル漏れなど)に遭うので、やっぱり評価が定まってからの方が良さそうだ。
こうでも書いておかないと、この梅雨時 物欲を抑えるのが難しい。そもそも、デザイン(外観・設計)も製品の構想も、いいところを突いているし、おまけに円高を十分に反映したこの価格設定では...。

Slackline 853 の ISCGタブについて

Stanton Bikes Slackline 853 は、ISCG05 タブが溶接されているが、BBシェルに対して平行になっていないことは以前から何度も書いているし、Q&A でも指摘済み。とはいえ、05 用のチェーンテンショナーを取り付けるとどのような不都合があるのかは今までやってなかったので、今回実際に取り付けて確認してみた(ただし、ISCG05用のテンショナーを取り付けた写真は取り忘れたので今回はなし)。使用したチェーンテンショナーは、Blackspire Stinger

1枚目の写真は、BBを真下から見たもの。黒いパーツは、BB共締め用の Stinger 。BBは軽くフェーシング済み。共締めなので、Stinger が曲がっていなければ、BB断面の延長線ができているといえる。
見ての通り、タブと Stinger との間にはほとんど隙間がなく、左(ダウンチューブ側)に向かうに従って、隙間が大きくなる。

2枚目の写真は、BBをダウンチューブ側から見たもの。背景が暗くて分かりづらいが、上下の矢印間に、約 2mm の隙間ができている。
このままテンショナーを取り付けると、下側のボルトと、インナーリングのボルトが接触する。変速にはさほど支障がなさそうだったが、まともにペダリングはできなさそう。ボルトの頭を削れば何とかなりそうだったが、そこまでせずとも共締めのやつがあるんで、以下3点を言い訳にして潔くあきらめた。
  1. ISCG05タイプ+BBスペーサーの合計重量が、共締めタイプより重い。
  2. ISCG05タイプは、取り付けに新たに3つのボルトが必要になるため、ボルトの緩みを気にする箇所が3点増える。
  3. 面倒くさい。
2に関しては、ノルトロックで解決できそうだが、1+3が大きいので試してもいない。

余談だが、自転車部品は、でかいボルトで締結する方が緩みにくそうで、ディスクローターなんかも、経験上、センターロックの方が緩みにくい。6穴は、取説通りに取り付けても割とすぐに緩む。過去に8月ほどセンターロックのディスクローターを使って、緩んだことは一度もない(手元にセンターロックのホイールがないのでこれ以上試しようもないが)。モンキーとCS工具でぐいっと取り付ける方が、短時間で確実・安全に作業ができるし、効率も良い。


Slackline Ti のISCGタブがこんな具合だったら笑うしかないな。

Slackline Ti 、あと2週間(くらい)

FB によると、Slackline Ti は、あと2週間で出来上がって Dan の手元に届くとのこと。FB には無塗装・無研磨のシートステーブレースの写真が掲載されていた。デザインの面では「スーツの御名入れサービス」的でアレだが、完成したフレーム全体の一部になった場合は印象が変わるかもしれない。

SSD

PCのパーツ交換で一番体感できるのは記憶装置、というのは前から知っていたが、SSDは寿命やプチフリーズ問題があったのと、なにより容量あたりの単価が高くてしばらく躊躇していた。
しかし、やはり使ってみるとその圧倒的な速度に驚いた。タイヤで言えば、Kenda Nevegal から Conti Race King に交換して舗装路を走るくらいの差がある。
まずOSやアプリの起動が速いのは当然として、動画変換も2倍くらいの速度になった。今までは I/O がボトルネックになって高速なCPUを使い切れてなかったようで、AVI -> MP4 変換時の CPU 使用率は、最初の数秒だけ 70% 近くまで上がり、その後完了までずっと 30% 位をうろうろ。SSD に交換してからは終始 80% 程度の使用率に。動画変換は変換処理そのものの負荷が高いと思っていたが、ディスク I/O がこんなに影響するとは意外。そもそも HD がおかしな設定で動いていたのか?動画変換以外ではかなり速いと感じていたのでそれもないか。でも、すべての動画ファイルで一様にこういう結果になるわけじゃないので、もうちっと検証が必要だな。

QSVで変換処理を行うと、さらにこれの5倍くらいの速さだが、動きの速い映像でブロックノイズが発生しがちで、一目で劣化が分かるくらい。最終アップロード用はCPU、確認用はQSVなんていう使い分けにしてみよう。

チェーンテンショナーの件もそうだが、先入観にとらわれずにいろいろやってみる方がいいな。




そういや、Stanton が 4x/DJ 開発中

開発中の Stanton Bikes 4X/DJ フレーム。FBには結構前から何枚か写真が出ているし、近々発表になると思うのだが。公式サイトのどこにも出てないので、写真の転載は控えておこう(開発中である旨をここに投稿することについては Dan の許可済み)。自転車屋を辞めて Stanton Bikes 一本に絞ってから、Dan はだいぶ精力的になってきた感じ。

まだ名前がついてないので、良い案があればぜひ、FB 経由で Dan へ。

[2012/06/03 追記]
Stanton Bikes の最新ビデオ。レースで使っているのは Slackline 853 だが、冒頭にちょびっと出てくる銀色(raw colour)で、Mavic Crossmax SX を履いているバイクが、その 4X/DJ フレーム。まだプロトタイピング中で、今は強度の確認をしているとのこと。 私は 26 インチが好きなので発売されても買うつもりはないが、品揃えが増えていくのは自分のことのように嬉しい。

チェーンテンショナー装着

ローラーが近すぎたので後日調整
 先週注文した Blackspire Stinger がようやく届いた。以前の投稿では、K-Edge DIRT-3 があれば十分みたいなことを書いていたが、やはり落ちないに越したことはないので、多少の重さ(本体重量とペダリング)には目をつぶってみた。
早速、試走がてら近所の川っぺりにある階段を下りてみたところ非常に良い感じで、チェーンの落ちる気配がまったくない。調子に乗ってバニーホップもどきなんかをしていると、妙な音とともにローラーが外れて川の方へ転がっていく!
ばらけたパーツを慌ててかき集めてみたものの、ローラーを裏から留めるボルトが見つからない。ミニマグ LED XL 200 なんていうやたらと明るいライトを持っていたが暗くてどうにもならなかった。山へ行く前にもうこれか、と思ったが、家にたまたまあったステムのプリロードボルトで復活。相変わらず間抜けすぎだ。

Slackline にはISCG05タブがついているものの、斜めに溶接されているせいで、きちんと変速するにはかなり手間がかかるという話を Slacker#2 のクルトさんから聞いていたので、今回取り付けたのはBB共締めタイプ。これだとダメな感じに溶接されていても関係ない。Slackline のタブはフロントシングル専用になってしまってるな。


この映像は日曜の様子。同じところを走ったんだけど、先週より調子が悪かった。コンタクト装用に失敗して一日中目が痛く、肝心なところでずれて視界がぼやけたりしたのもあるが、なんだかよく分からん。ま、次がんばろう!
カメラの揺れとノイズは、前回より少しましになった。ヘルメットマウント部に隙間があり、ここにちょっと厚めの紙を切って二つ折りにして挟んだだけだが。激しい動きを想定している製品のはずなのに、どうにもこうにも詰めが甘い。
カメラの角度はやはりヘルメットの方が良いと思う。チェストマウントだとどうにも狭苦しい感じがしてしまって、そこへブレ補正を入れるとさらに視界が狭くなってしまう。ヘルメットからだと視点が高くて見通しもいいし、ストラップのびよよんな揺れもないのがなにより。

 [2012/06/02 追記]
テンショナーのローラーがチェーンリングに近すぎたので修正。近すぎると遊びがなくなる分、フロントとリアの位置によっては、チェーンのリンクに抵抗が増える。ま、当然のことだが。

そういや、テンショナーのブランド名は "Blackspire" または "BLACKSPIRE" で1単語のはずだが、あちこちで "Black Spire"なんて2単語に分けて書いてるのを見かける。MicroSoft とか OutLook とか、訳の分からんのも昔からあるんでちょっと気にる。

約1月ぶりの山

ほぼ1月ぶりの山遊び。リハビリを兼ねていつものツアーに参加してきた。予想通り脚力がかなり落ちいて、登りで立ち漕ぎするとすぐに脚が動かなくなるし、下りではガレ場を1本走っただけで膝がガクガク。
とはいえ、療養中にビデオを何度も見直していたおかげか、バンクにホイールを直角に当てる度胸がついて、割とスムーズに曲がれたのは嬉しかった。へっぴり腰癖が直ればもう少しいい感じになりそう。

2本目の途中で手袋の破れに気づいた。これは HIRZL の GRIPPP TOUR FF というやつで、41.97 ユーロもする安くない製品だが、使用3回目にしてこれじゃあまりにも残念。製造元に問い合わせてみよう。この点、POC Index Flow は、掌部分に Pittards を使用しているためか、非常に丈夫。色落ちがひどいのと、ナックルガードが乾きにくくて悪臭源になりがちで、また、半年くらいでナックルガードがずれて手に刺さるという欠点があったが。

ところで、この日はヘッドマウントで撮影してみたのであるが、思ったほど揺れが減らず、また、視点が高いせいで枝やら葉なんかがやたらとぶつかってうるさい。マウントも相変わらず今ひとつで、ノイズの元になっている。マウントの詰め物をもうちょい工夫しないとだめか。揺れに関しては、ヘルメットが頭にしっかりフィットしていれば軽減できそうだが、スピード感のごまかしもきかないので、次回はチェストマウントに戻すかも。

筋肉痛がひどくてあまり集中力がないので、ビデオはまた後日、この投稿内で。


[2012/05/22 追記]
当日の様子をいつもの垂れ流しで。元の映像は振動がひどいので、ソフトウェア処理で振動を低減。その代わり画質はかなり落ちるが、揺れのせいで酔うよりかはまし。
振動低減には、 Edius Neo 3 のプラグインである Mercalli を使っている。パラメータの意味や適切な設定値はまだ理解できていないが、適用後の効果は非常に大きい。ガレ場でもちょっとした砂利道程度の揺れに見えるよう補正される。カメラ自体に振動補正機能があるとこんなものはいらないはずなんだが。
天気が良かったので、初夏の緑が映える。陰影が映像をより鮮やかにしている感じだが、実際はもっとみずみずしい印象だった。

療養中...

4月18日ころから体調が今ひとつで、もう1月ほど山へ行っていない。その間、仕事は休めないから、その分疲れがたまるのか、週末も連休中もはほとんど寝たきり。仕方がないのでつまらないものを買ってみた。

ということで、今回は MTB とはほとんど関係のない話題。

Intel Core i5-3570K と、Intel DH77EB 。Intel マザーボードお決まりの不具合で、こいつの場合は UEFI が有効だとインストールがうまくいかなかったり。
それにしても、初期設定でサウンドロゴを爆音でならすのはやめてくれ。夜中に「ぎゃ~ん!!ぎゃんぎゃんぎゃんぎゃん!!」なんて、びっくりするし近所迷惑だ。

肝心の CPU は、それまで使っていたのが Intel Core i5-650 で、コア数分だけビデオのトランスコーディングは速くなった、気がする。Quick Sync Video(QSV) なんて機能もあるが、これだと画質がちょっと落ちる上に、動画ファイルサイズがちょっとでかくなるので、1回で作業を終えてアップロードする場合、全体的には余計に時間がかかる。

とはいえ、動画の編集はかなり速くなった。プレビュー時、今までは、CPU使用率が常に 100% 近く、それでいてやたらと操作が引っかかっていたが、今はだいたい 40% 前後で非常に滑らか。速くなった分、いろいろやりたくなるので、やっぱり全体で見れば余計に時間を費やすことになりそう。ビデオ・スタビライザー処理(手ぶれ補正みたいなもの)もだいたい6割くらいの時間で終わるようになった。まあ、あまり揺れないように乗ればいいんだけど。

型番に「K」がついているのは倍率フリーだそうだが、そっちの方面で何かをしたかったわけではなく、 i5 で HD4000 なのはこれしかなかったから、というだけ。この世代の CPU は、ダイとヒートスプレッダとの間に熱伝導率の低いグリスを使っているとのことで、ちょっとした負荷テストで 80℃を超える。これなら E3-1225V2 が出るまで待てば良かったかな(待っても無駄、構造は同じ)。

トランスコーディング中はずっと 100% になるわけじゃないのでここまで高温にはならないけど、山走りを本格的にやる真夏に、撮影してきたビデオをエアコンなしで編集したらどこまで温度上がるかちょっと気がかりではある。BB シェル のタッピングはやったけど、例の記事のように、ヒートスプレッダの取り外しをするのはちょっと勇気が出ない。


[2012/05/18 追記]
BIOS を 0071 に更新したら起動不能+ファンの回転が常時 100% に。Intel に問い合わせ、何とか復旧。今度はスリープから復旧できなくなったが、それは使わないことにしてしのごう。

[2012/05/31 追記]
HDを WD1002FAEX に戻したら、ファン回転数以外の今までの不具合が嘘のように解消。ST1000DM003 の問題だったのか?久々の Seagate だったが、やはり私との相性が悪いようだ。

やはり乗り手の性能

Slackline 853 に乗り慣れてからは、ヘッドアングルは 68°までが良いとかフォークは150mmないと怖いとか、そんな風に思っていたが、ちろさんの記事で紹介されたビデオを見て、やはり大事なのは乗り手の性能だと改めて思った(何回目だ?)。

いい年してビデオのようなことをすると大けが必至だし下手をすると死んでしまうから妄想だけに留めておくが、もう一度 26er XC バイクを乗る良いきっかけになった。

そういえば、Nukeproof のニューマシン "Rook" は、プロトタイプでフォーク・ショックともに X-Fusion を使っているが、Tomac はどうするのだろうか?Joel が GM なんだから、もっと積極的に、Snyper 140 あたりまで使っていっても良いと思う。

またまた Slacker 3人とヨシ課長集合

去る4/15、クルトさんの庭をナタジゴさんとヨシ課長が走るのにお呼ばれした。このメンバーで一緒に走るのはこれが2回目。前回はナタジゴさんの地元だったので、今回はクルトさんおすすめの山を走ることになった。
そういや、私には「庭」がないなあ...。もうちっと開拓してみるか。
前日が雨(もう一体何回目だ?コンチクショーいい加減にしろ)、そのため路面は少々緩んでいて、また、少し前の暴風雨のためあちこちに倒木や大きめの枝が転がっていて、予習ビデオより難易度が上がっていた。

さっそく枝をよけ損ねて転倒、その後のスイッチバックスで前輪を取られて転倒、後半でスリップ。ここは深く反省。だめそうなら潔く降りるべきだった。
狭い切り返しで四苦八苦したが、道幅が広がり、足下が岩っぽくなれば、ラインなどあまり考えもせずににズガズガ大味に下れる。
ナタジゴさんとヨシ課長のお二人はご家庭の事情で午後の部途中でお帰りに。私はクルトさんのもう一つの庭にあるシングルトラックを堪能してから帰途についた。


帰りの列車を待っているとき、輪行袋の破れに気づいた。2009年暮れに長瀞ツアーに通い始めた頃から使っているのでもう十分ともいえるけど、ハンドルバーが当たるこの部分が破けただけなので、もうしばらく使い続けたい。袋から堅いものが飛び出しているのは危険なので、何かかぶせるものを用意せねば。以前なら、そこらで売っている革をちょいちょいと縫い合わせて作ったもんだが、今は余りそういう気にもならないので、履かなくなった靴下を重ねてしのぐか。

そろそろ 29er やらロングトラベルフォークやらワイドバーやらに対応した輪行袋を出してくれないかなあ。あんまり売れてないからなのか、どこもまるでやる気がないみたいだ。


ビデオに映る自分の腕が細すぎてカオナシみたいだ。

Nukeproof Generator ハブ

Nukeproof Generator ハブはなかなか汎用性があって良い。フロントは 9QR/15TA コンパチ、リアは 135x9QR/135x12TA/142x12TA コンパチ。

Slackline で使っているフロントホイールは 15TA で、9QR のシャフトが付属する。 TS-2.2 なんかを使ってホイールの振れ取りをするとき、このシャフトをはめればアダプタがいらない。

リアはフレームが無難な設計なので 135x9QR 。もし 142x12TA で使いたいときは、QR to 135x12mm axle kitSyntace Conversion kit を組み合わせればOK。これは Nukeproof に直接聞いたので間違いない。AM用途で使う限り、手持ちのホイールを無駄にせず、新しい規格に対応できるのでこれはありがたい点だ。「新しい規格」のフレーム、こういったものは「当分」買うつもりはないが。


というわけで、Generator ハブはおすすめではあるが、フロントハブのナットが必ず緩む。年式の違う同じハブを使っている Slacker #2 さんも同様の症状が発生したそうで、ナット緩みはこのハブ特有のものみたいだ。緩み始めると走行中にチャリチャリ音がするのですぐに分かるが、気をつけないと事故につながる、かな。構造上ここが緩んでも多分問題ないはずだが。

[2012/06/03 追記]
リアも緩んだ。3枚目から2段リリースしてトップに入れると異音がしたので、トップからローまで1枚ずつ変速していったら、ローにチェーンが乗るところでスプロケットが動くよ!先週の山で時々調子が悪かったのはこのせいだったのか。こんな状態で今日も階段下りをしていたとは...。

新しいのが出るとすぐに欲しくなる

SAINT M820 公式が出ていた。キャリパーの右側にバンジョーがついている点が良い。というかこれが普通だろ。特にリアにマウントする際にシートステー内側からホースを回すと、バンジョーが左にあるとかなり無理がある。XTR/XT/SLX はどれも左側で、設計ミスにしか思えん。

SAINTは全く関係ないが、ちろさんところで紹介されてた Bike Radar の記事、こいつを読むと、SLXで良いんじゃないかな、と思ったり。「去年みたいに、ぬれた状態でもテストしないと意味ねえよ」なんてコメントがあったが、シマノ製品であれば、同じローター・同じパッドを使えばピークパワーだけで差が分かるので、残りは実際の使用感か。SLXは安いから買ってみても良いな。

Bike Radar では、Fox 2013 年モデルの詳しい話が。こちらは昨年末、すでに漏れていた情報なのでそれほど目新しくもないけど、カタログ写真以外の角度から見ることができるのが良い。フォークとショックで新たに投入される "CTD" は "Climb, Trail and Descend" と書いてあるけど、 "Climb, Trail and Downhill" といってるサイトもある。
Purists will invariably scoff at the new CTD design, saying it removes a level of customization and fine-tuning available with the current models' collection of individual adjustments. While there may be some truth to that (we'll get to our ride impressions later), CTD's simplified interface takes the guesswork out of the process and will make it easier for the majority of FOX suspension users to extract more performance.
とあるように、2012年モデルまで可能だったユーザによる自由な設定を制限するもの、という意見もある。私などは、微調整しても良くわからんので、3段階で簡単に最適化できるんならそれで良いと思う。結局常に "D" モードで使ってるかも知れないし。

あと、650B(27.5インチ)も。こっちはもうしばらく様子見。26インチでも、Rubber Queen 2.4 UST みたいなタイヤをはめるだけでタイヤを含めた直径はだいぶ大きくなるので。それでも 29er バイクの奇妙な見た目に比べると遙かに良い感じだ。Mavic がフリーライドUSTリムを出して、Conti が RQ UST の 650B 版を出したら飛びついてしまいそうだ。

[2012/04/24 追記]
ちろさんところで知ったが、Saint にはこんなサイトもあるのか。プレスリリースより画像も説明も豊富。今のところビデオは "comming soon" だけど。

[2012/04/26 追記]
pinkbike で、Aaron Gwin のビデオ公開中!

ほぼ1月ぶりのツアー参加

走るのが楽しすぎて自転車の写真取り忘れた。

朝から快晴、ガイドの親分が先日の暴風雨で落ちた枝を片付けてくれていたおかげで今年最高の路面を走り抜けることができた。

前半は相変わらず調子が出ず、木にぶつかる場面も。また、斜面にびびる癖が直らず、相変わらずケツを引きすぎ・早くにバンクを降りすぎ。もっと斜面を使って滑らかに走れば、意外と安全なはずなんだが恐怖の方が勝ってしまう。それでも、うまい人の後ろについてトレースしていけば何となく走れてしまうこともあったり。
もっとうまくなりたい。

しかし、バックパックが重い。ガイドの親分のバックパックより重い。しばらく中身の点検をしていないので、いつの間にかいらないものが増えている可能背がある。今週末までにちょっと整理してみよう。

Bike Radar に、Slackline の記事

Slackline 853 の記事が、今度は、Bike Radar に。新しいビデオも掲載されている。
Slackline Ti の仕様(30.9mm シートチューブ、44mm ヘッドチューブ、トップチューブの内部ケーブルルーティング)について、Bike Radar が
We wouldn't be surprised if these changes trickle down to the steel Slackline too.
っていうのはまさにそう、Slackline 853 Rev 2 とか出して実現して欲しい。特にヘッドチューブとシートチューブかな。 また、別途 Dan に聞いた話によると、Ti の方はリアの幅を少し広げるそうである。そうすると RQ 2.4 が使えるのかな?ま、その前にまっすぐ溶接されてないISCGタブと、剥がれやすい塗装を改善するのが先だけど。私からも Dan に伝えてあるが、Slackline オーナーの方は、気になることを率直にどんどん伝えて欲しい。

また、記事の Dan の話
I managed to find a factory in Asia
の通り、Stanton Bikes のフレームはアジア(いくつかの写真から台湾と思われる)で製造されている。もちろん、853 は Reynolds でイギリス製、ヘッドバッジも同じくイギリスの工房で制作したものだ。Ti はどこのチューブを使うんだろう?これも聞いてみるか。


[2012/06/25 追記]
Ti のフレームはレイノルズではないとのこと。価格からするとおそらく台湾とかそっちの方だろう。 大切なのはやはり溶接技術だそうで、大気中で酸素や窒素に触れたまま溶接するとものすごく硬く脆くなるらしい。 Dan も言っていたが素材に関しては大差ないと思われる。台湾といっても、全部が全部高技術な訳じゃないし。しつこいようだが、Slackline 853 のISCGタブを見ればよくわかる。

日本の代理店について思うこと

気になるフルサスフレームがあったので、日本代理店のサイトを見たところ、Small と Medium しか扱っていない。日本人の平均的な体格を元に売れ筋を検討した結果、Large より大きいものは扱わないことにしたのか。
ということで早速アメリカから取り寄せてみようとすると、現地のショップは代理店のある日本へは出荷できないという。代理店では売ってない、でも個人輸入はできない、で完全に行き詰まった。
自分のところ通して欲しいなら全部入れれば良いし、そうでなければ個人輸入ができるような契約にすりゃいいのに。


...とまあ、これで購入意欲はなくなり、そのおかげで無駄遣いしそうになったのを思いとどまるきっかけになったので、結果的には良かったけど。
最終手段として転送サービスを利用するという手もあるけど、今回はやめておこう。
やりかたとしては、ちょっと安い Fanatic Bike から、転送サービスへ納品させ、そこから自分の住所へ送ってもらう。送料は Fanatic Bike から直送と大差ない(Fedex の場合)。どうしても Large / X-Large が欲しい人はこういったサービスを活用すると良いだろう。興味がある人は、自分のケツは自分で、の心意気でやってみよう、そして私に結果をご連絡下さい。

ちなみにこの Fanatic Bike 、質問に対する返答はとても早い。自分のところで組み立てたバイクの写真もかなり良く、ただ売るだけという姿勢ではないように思えた。


参考:JETRO の「貿易・投資相談Q&A」。代理店とか販売元とか。


[2012/06/17 追記]
Cotic に関しては、H社がようやくホームページを更改、取り扱いがあることを明示した。価格は 78,500円。どれだけ売れるか分からないもんだからまあまあ適正価格の範囲か。

Slackline Ti プロジェクト、順調に進行中

以前の投稿で書いた Slackline Ti は、順調に制作が進んでいるようである。Dan によると、5月末頃に最終サンプルが上がってくるそうだ。チタンフレームというと、その素材特性(強力な酸化皮膜による耐食性)を強調する方向になるから、塗装は最小限になり、デザインはどれも似たり寄ったりになる。Slackline もそれほど目新しい外観ではないと思われる。Cotic Soda がなかなか良い感じの外観なので、Danが設計するもんだから、Soda よりすげーのができると期待してっけど?と言ってみたところ、彼の返答は "its going to be much much better!" とのこと。

うーん、一体どんな感じになるんだ?ポリッシュ+最小限の装飾と言っていたが...。

Slackline Ti が採用するのは「3-2.5Ti」というもので、チタンにアルミ3%とバナジウム2.5%を混ぜたものだそうだ。強度(strength)は 631 よりちょっと上、硬さ(stiffness)はその半分くらいとされている。そうすると、割と柔らかい仕上がりになるものと思われるが、Dan はどのように設計しているんだろうか?また、チタンフレームを検索すると、溶接部付近にクラックが入ったという事例が散見されるので、ここら辺をきちんとしておかないとかなり痛いことになる(乗り手も痛いし、Dan も相当痛い)。

予価は GBP1,100、送料を含めると日本円で165,000くらいになる。カシマコートの RP23 を装備した Tomac Snyper 140 2012 が買えちゃうね。やはり 853 みたいに安くはならない。でも、853 があれだけ乗りやすいとなると、こちらもかなり気になる存在だ。いつものことながら、イギリスに行かないと試乗車に乗れないという状況なので、欲しければ意を決して買うしかない。どうしたものか。チタンは焼き付きにも注意がいるしな...。

今度はイタリア人が Slackline 853 購入か

FBで知り合ったイタリア人合気道師範が Slackline 853 を買ったそうだ。彼はもともと私の Automatic 120 が気になっていたようだが、FBに投稿した左の写真で物欲をかき立てられた様子である。そして、私のバイクと同じセットアップにしたいと仰せである。彼の書く英語は不得要領であることが多いので、「買った」といっても「買うつもり」だったりするので現時点では確定的ではない。買ったのならそのうち写真を送ってくれるだろうからそのときまで待ってみよう。

私自身はかなり気に入って乗っているのであるが、どう感じるかは人それぞれであって、見た目と私の感想だけで買ってしまうというのはどんなもんなんだろうか。しかも、彼に対してそれほど詳しい情報は伝えてないわけだし...。まあ、彼は彼なりにいろいろ検討した結果ということにしておこう。そもそも写真だけで買ってしまった私がひとのことを言える立場にないな。

Slackers Petit Weekender の様子

若干緩い路面があり、ナタジゴさんが2回、ヨシ課長が1回、ちょいスリップ。どーんと落ちたり完全にひっくり返ったりしたわけではないので、大したけがもなく、楽しいままみんなで無事下山。私も一瞬ひやっとするところがあったが、強力なホイールとタイヤ・フォークに助けられて難を逃れる。
前半で結構丈夫な枝を前輪で巻き込んだとき、枝がダウンチューブを叩いた。このフレームのダウンチューブは本当にいい音がする。走行中もいろいろなものがぶつかって音が鳴るのだが、そのたびに塗装が剥げ落ちている気がするが、実際に見てみるとそれほどでもない。ひっかき傷は相当なもんだけど、今のところベリッとはがれるような傷はない。雨の中を乗ることはないが、この剥がれやすい塗装は5年後にどうなっているだろうか。

前回はバックパックのチェストストラップの留め忘れで鬱陶しいノイズが乗ってしまったので、今度こそは!と細心の注意を払ったつもりだったが、今度は無線機のアンテナが。本当にどうしようもなく間抜けな自分にうんざり。ただ、それがなければノイズは発生しないようなので、先日の対策以来、GoPro 本体のノイズ対策はうまくいっているといえそうだ。

Slackers Petit Weekender

3/31の第2回 Mini Weekender が中止になったので、#6ナタジゴさんのご案内で、本格的な山を走ってきた。

この日のメンバーは、ナタジゴさんとヨシ課長・私の3名。1000mくらい車で上げてもらって、そこから2時間ほどの押し担ぎ。これくらいの標高になるとまだ雪が溶けておらず、山頂付近では凍結登山道に神経を使った。幸い、ナタジゴさんの事前情報通り、ハイカーはかなり少なく、先週の単独登山に比べるとストレスなく登り切ることができた。また、出会うハイカーがいずれも友好的だったのも良い。

山頂の避難小屋では湯を沸かしてもらい、熱いカップラーメンとコーヒーで体を温める。一人で行くときは総菜パンとゼリー飲料程度なので、これは大変ありがたい。

そして、下りは、こちらもナタジゴさんが前日に教えてくれたとおり、ハイカーも登り返しも少なく、非常に楽しく下ることができた。
乗ったまま通れない岩場があったが、全般的に険しい部分がなく、ちょっとしたドロップオフと、窮屈でしかし楽しいスイッチバックス、ひやっとするシングルトラックなど、マウンテンバイクで山を走る醍醐味を凝縮したようなルートで、それが1時間半も続くという、関東地方では最高の一日を過ごせた。車がないと前半で疲れすぎてしまうのでこうはいかないだろうなー。

下山後に立ち寄った雑貨屋の前で缶コーヒーを飲みながら一休みしていると、店の中から店主のおじいさんが出てきて「今日は何人?3人?」と言って、菓子パンを3個持ってきてただでくれた。こんなことしてたら全然もうかんないと思うのだが、ありがたく頂戴してその場で完食した。

駐車場まで舗装路を走っていると、突然眼に痛みが。タマネギを刻んでいるかのようなどうしようもない痛みで眼を開けていられない。アレグラを服用したのが朝食後だから3:30頃、効き目はもうとっくに切れていたみたいで、この痛みは花粉症によるものだったみたいだ。

バイクの性能の良さを実感できる一日だった。やはり、登りが多少つらくても、下りが安定している方が楽しいので、ヘッド角は 68°以下が良さそうだ。

このときの映像は後日。

Cane Creek バーゲン中

Cane Creek の直販サイトで、ただいまヘッドセットのバーゲン中、運が良いと靴下とかおまけを付けてくれるかも!

使いもしないのに、110 1 1/8" Threadless Headset - "2010 Model" を注文した。送料が USD25.99 とべらぼうに高いが、それでも送料込みで7千円未満。日本でもこの旧モデルは結構安く手に入るようだ。PDFで送られてきたインボイスを見たら、靴下Lサイズを1足おまけで付けてくれたみたい。

種類と色が限られているが、たとえば、上44ZS - 下49EC のテーパードヘッドチューブにテーパードコラムフォークを付ける場合は、ZS と 1.5 を買っても USD110 + 25.99 = 135.99、1万5千円足らずで110のテーパードセットが手に入る(上EC49 と 下ZS44 が余るので観賞用にでも)。

で、相変わらず受取人住所が不十分で、例によってUPSに訂正連絡をした。前回、住所3が無視されたので、今回は住所2に "1-2-3, Nishi-Sugamo" などと入力したのだが、残念ながら "1-2-3"が落ちた。

Sunrise late in the morning

月曜に有休を取ったので、普段より少し標高が高い山を走ってみた。6時半過ぎから道を間違えながら舗装路のアプローチを含め、3時間ちょっとの登り。前日の雨が所々に残り、ぬかるみは滑るし掘れるので降りて押して歩いた。頂上付近は木の根がこれでもかとばかり張り出しまくっていたので、 押し上げるのも担ぎ上げるのもなかなか骨が折れる。足場もあまり良くない。

なんとか頂上に着くと、物珍しそうに話しかけてくるハイカー多数。割と若い人(「山ガール」?)もちょっと驚いた様子だったが、この姿を見て「自分もMTBをやろう!」と思い立つ人は皆無だろうな。でも、私にしてみれば、下りの楽しみもなく山を登っても、山の価値は半減。13kgと、結構な重さだが、ただ山に登れと言われたらもっと疲れるかもしれん。歩きだと下りで膝が笑っちゃうし、足首がグキグキ言ってだんだん気分が滅入ってくる。

頂上から階段を徒歩で下り、さあここからは乗車率を上げていこう、と思ったら次から次へとハイカーに出会う。しつこい登り返しもやる気をどんどん削いで行く。
登り返しの手前で道を譲るべく、谷側ぎりぎりの位置で降車して待っていると、MTBにブチ切れたおばさんに三角の眼で睨み付けられた。
「いいです、怖いので先に行ってください、暴走自転車、40キロも出して、こんなところ軽車両が走って良いんですか?」と。
こっちは登りの一番下で完全に停車しているんだから暴走して突っ込むなど物理的にあり得ないが...。
しかし、彼女の気持ちはよくわかる。きっと停車もせずにそれなりの速度(たぶん40kmは無理だろう)を出し、ハイカー邪魔だどけ、とばかりに走り抜けるマウンテンバイカーのために危険な目に何度も遭ってうんざりしたのかもしれない。こういうことがきっかけで、MTB走行禁止の山が増えていくんだろうな。

こんなこともあって、登りの苦労の割には乗車率は低いし気分的にもあまり良くない山だったが、それを除けば悪くはなかった。木の根や岩・石・ドロップオフなどで道が結構荒れているので、短いながらも楽しめるところもあったし。まあ、もう一度行くことはないだろうけど。

昼前に駅前に戻ってきたので、物足りなさ解消のためいつものところへ向かった。峠までは排ガスにやられながら舗装路を上り、そこから この日 のおまけコースへ。ちょっと疲れていたせいかうまく走れず、これもまた消化不良気味になった。やけくそになってさらに 例の竹林 へ突入。もう、ゆるい登りでも乗ったまま進む気にならない。休んで呼吸と心拍数が落ち着いても、膝・腰・背中・肩・首が凝ってしまい、ほとんど歩いて進む有様。それでも、トレールヘッドからは、鬱憤を晴らすべく、ちょっとスピードを上げて走りきった。 やはりここは人が少なくて良い。今日この時間でも6人くらいしか会わなかった。しかも、ちょうど自分が減速したり休みたいところで。中でも、ご年配のハイカーの方々の先達さんは、その辺の地形や施設の説明をしていて少々興味をそそられたが、疲れのせいで挨拶を交わしただけになってしまった。立ち止まってどうしようか迷っているうちに、一行が道の脇に並んで、「走るの見学してるんで、どうぞ~」なんて言われると、もう行くしかないし。もちろん、「観客」の前で転ぶわけにはいかないから、いつも以上ののへっぴり腰でゆっくり慎重に下ったけど。次に会ったときには疲れていてもいろいろ話を聞いてみよう。

Lewis LHTというTrickstuff Maximaそっくりさん

 Lewis LHTというTrickstuff Maximaそっくりさんがちょっと話題になってるみたい。 某代理店等は普通に紹介してたけど、「Trickstuff Maximaインスパイアード」「Trickstuff Maxima系」くらいは言っても良かった気がする。日本ではさほ...