Slackline Ti の出荷予定決定(たぶん、ただし来年)

今年6月に出荷予定だった Stanton Bikes Slackline Ti は、おおむね来春からの出荷となったもよう。

853 オーナーにはすでにニューズレターが配信されているはず。同じものを近日中に公式サイトで公開するとのこと。

出荷予定がここまで遅れてしまった理由として、素材特性の生かし方をかなり試行錯誤していたとある。チタンという素材は鋼鉄に比べて剛性の調整が難しく、適切なしなりを損なわずに踏み込みで力が逃げないよう、パイプの厚さなんかをいろいろ試し、ようやく見通しが立ったようだ。

発表されている仕様は、素材がエアロスペースグレードの3Al 2.5V クリアコート仕上げ、重さが18インチで3.3lbs(1512g)、ヘッドチューブは上下44mm、シートポストは31.6mmに対応。それ以外はほぼ 853 と同じ。
価格はGBP1250 で今年4月時点での予価より上昇、製品はプレミアムラインといったような位置づけになり、すべて受注生産となった。予約の受付はまだだが、内金のGBP625の支払いで成約。その後約3月で出荷という流れなので、10月に予約を受け付けると、だいたい出荷は2月ころになりそう。いまのところ、この形式の受注生産は年数回を計画中だそうだ。

決して安いフレームではないし、853 でも十分楽しいので、物好きな人以外は購入見送りでも良いかも知れない。相変わらず VAT 免除もやってないみたいだし、853 を使った10万以下AM向け鉄HT が欲しい人は、 Cotic に流れたりしないのかな?


いやっ、その日まで一生懸命貯金するんだッ!

2 件のコメント:

  1. いいですねー、Stantonはほんと、Geekな感じが出てて良いです。Tiって、素材的に結構剛性を出すの難しいみたいで、開発手こずるというのは以前聞いた事あったのですが、Stanton、その辺のこだわりが泣かせますね。

    私は海がそばなので、Tiは相当魅力…
    Cotic、いまTiないからなー

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    1. Cotic Soda Ti ってのが以前はあったみたいですね。トラベル量がちょっと少なめですが、アレも相当良さそうです。

      おっしゃるとおり Dan Stanton は、Geek な感じですね。たとえ出荷が遅れても、納得がいくまで仕様を突き詰める職人気質。それでいてヘッドバッジつけ忘れて発送しちゃうなんていう大雑把な一面もあって、でも憎めない男です。

      私は幸い川のそば、しかも週に1回 雨天でない日に乗るかどうかくらいなもんですから、今のところ目立った錆は出てません。Ti は溶接部分からのクラック事例が多い一方で、鉄みたいな錆の心配がいらないのはやはり魅力的ですね。

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