二輪車風。リアに小径ホイールとハイボリュームタイヤ、フロントに大径ホイールとローボリュームタイヤ。二輪車と自転車とでは構造がまるで違うので、こういうのはほとんど意味がないと思うけど、ちょっと試しにやってみた。
改めてタイヤ外径を雑に計測してみたところ、フロントが27.6インチ、リアが27.2インチだった。考えてみれば、650Bが主流になるだいぶ前から厚めのタイヤを使っていたので、フロントだけ650Bにしたところで大して違いがないわけだ。半径にして5mm程度では、乗車感の差を感じ取ることはほぼ不可能だろう。
汎用性はやはり Maxxis Minion DHR II の方が高い。セットアップが楽だし、グリップも非常に良い。舗装路はTrail King の方が楽だが、肝心なのは荒れた路面での使いやすさだからね。
後ろから。
「チャレンジ650B」はいったん取りやめ
ちろさん、ママパパ、それ以外にもあちこちでホイール規格の違いについて興味深い記事が続いている。少ない資金でホイールの大径化をするなら、とりあえずフロントだけ650Bにするという手がある。この場合、フォークは 26インチ用なので、あまりボリュームの大きなタイヤは使用できない。逆に言えば、26インチで使用できる最大ボリュームのタイヤ相当までは何とかなるということだ。
650B リムを Mavic が出したら迷わずいってしまおう、と公言してしまったのだが、いや、ちょっと待て。
フォークが 26インチ用なので、使用できるホイール+タイヤの最大径は同じ。接地面積も同じである。同じ外径の場合、650Bにすると、ホイールの割合が大きくなる分、全体に占めるタイヤの割合が小さくなる。つまり、径の大きい650Bホイールの方がエアボリュームが小さくなり、乗り心地は悪化するのでは?さらに、同じ設計の場合、ホイール自体の強度は26インチの方が高いはず。となると、650Bを26インチフォークで使う意味はあるのか?
ホイールを選べない、タイヤも選べない、値段が高い、強度が下がる、だけど重量は増える、エアボリュームは減る、26インチフレームで無理に使うと設計に合わない、などなど、良いことひとつもなし。
26インチフォークのまま650Bのホイールを使用してもすべてが悪くなるだけ、という結論となった。残念ながら、今の(そしてそのうち入ってくる)26インチフレームが完全にイカレてしまうまでは、新たな挑戦はお預けになりそう。
フォークを買えばいい?その選択肢は...たぶんない、はず(いや待て、2014年版の FLOAT では 150mm以下も 650B 対応になる予想があるし、それならひょっとしたら...)。
26インチフォークに26インチホイールと高エアボリュームのタイヤを使用した例 |
フォークが 26インチ用なので、使用できるホイール+タイヤの最大径は同じ。接地面積も同じである。同じ外径の場合、650Bにすると、ホイールの割合が大きくなる分、全体に占めるタイヤの割合が小さくなる。つまり、径の大きい650Bホイールの方がエアボリュームが小さくなり、乗り心地は悪化するのでは?さらに、同じ設計の場合、ホイール自体の強度は26インチの方が高いはず。となると、650Bを26インチフォークで使う意味はあるのか?
ホイールを選べない、タイヤも選べない、値段が高い、強度が下がる、だけど重量は増える、エアボリュームは減る、26インチフレームで無理に使うと設計に合わない、などなど、良いことひとつもなし。
26インチフォークのまま650Bのホイールを使用してもすべてが悪くなるだけ、という結論となった。残念ながら、今の(そしてそのうち入ってくる)26インチフレームが完全にイカレてしまうまでは、新たな挑戦はお預けになりそう。
フォークを買えばいい?その選択肢は...たぶんない、はず(いや待て、2014年版の FLOAT では 150mm以下も 650B 対応になる予想があるし、それならひょっとしたら...)。
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