Stanton Bikes Slackline 853 (5)

こいつで走るといつもより楽しい。プラシーボ効果なのか、膝の痛みも出ない。30cmくらいの段差がある下りをフロントを落として抜ける時、リアがかなり柔らかく落ちる、気がする。もちろんこれは単純にストロークの差(1号機は100mm)なのかもしれない。

などと油断していたらフロントが滑って転倒し、ハンドルバーとフレームとの間に左脚を挟んだ。曲げるだけで痛いのでかばっていたら今度は右足が痛くなった。

まだ3回、100kmくらいしか走っていないので結論を出すには早いが、今のところ非常に良い、という印象が強い。

Stanton Bikes Slackline 853 (4)

今日は朝から Slackline の試走。久しぶりだったので、乗ったまま上る体力がなく、おまけにGPSの設定ミスと読み誤りで迷走し、さらに無駄に体力を消費してしまった。

Slackline だが、タイヤ(2.35)のエアボリュームやフォークの性能、そしてフレームのしなやかさがうまく調和しているためか、乗りにくいと思う場面が全くなかった。HTは、FSと比べてケツへの突き上げがかなり激しいが、GFのWahooより緩やかな印象だ。下りで感じる膝への負担も低く、乗っていて意外なくらい快適なバイクだ。

Slackline は、前三角は硬くて軽い空気焼入れ鋼Reynolds 853、シートステーとチェーンステーがReynolds 525で、この辺が乗りやすさにつながっているのかもしれないが、同じ条件で他のバイクに乗ったことがないので正直はっきりしたことは分からない。

ヘッドチューブを68°で設計してあり、フォークは 150mm のものを選んだ。それに合わせてステムは50mm、ハンドルバーは700mmのものを、Tomac Automatic 120 であればハンドルがふらつくようなステムとバーの組み合わせだが、Slackline ではこれがちょうどいい。ヘッドが寝ているせいで、これ以上ステムが長い、またはバーが短いとハンドルが重くなるはず。デザイン重視で決めた Thomson Elite X4 50mm がぴったりで良かった(こいつは 50mmだけ専用設計)。

ひさびさのHTだったので、結構びくびくしていたが、これなら安心して里山を走れる。

この季節、まだまだ虫は活発で、立ち止まれば相変わらず蚊が寄ってくるし、走っていれば蜘蛛の巣に引っかかる。
もう勘弁してください、の図。前方にでかい蜘蛛の巣が1つ見える。その先にさらに3つほど、道を完全にふさぐ形で張り巡らされている。蜘蛛の巣は非常に丈夫で、このまま突っ込むとブチブチ音を立てながら顔中にまとわりついてきて、なかなか取れない。蜘蛛の巣だけでなく、捕らえられた昆虫の死骸(と半死骸)や落ち葉・ほこり・朝露、そして宿主である蜘蛛も一緒にくっついてきてくれる。あらかじめ気づいていればいいが、下りでスピードを出しているときなどはあきらめるしかない。腹が立って叫んだりすると、次の巣が口に入る。糸に耐水性があるのでいつまでも溶けずに残ったり。
さすがにセミアタックはほぼ終息したようだ。

下手クソライドを終えて、多摩川河川敷で数枚撮影。
やはり、Nukeproof のイエローハブは良い。黄色が青の補色に近いので、いいコントラストになっている。買う前はおもちゃっぽいかな、とちょっと気になっていたが、実際に山を走ったという実績ができて、そういう印象はなくなった。逆に、見た目は軽いけど実用性は満点、という対比がよい感じだ。イエローにする決め手を作ってくれた adm12 さんに感謝!

Stanton Bikes Slackline 853 (3)

でけた。

やはり、Nukeproof の Generator イエローハブは良い。これが黒だったら恐ろしく地味な雰囲気になっていただろう。ブレーキホースは白の方がいいな。もう少し明るいところでとると、フレームのパールが輝いて、"Electric Blue"の良さが出るはずだ。ヘッドセットは Cane Creek 110.EC34をぶち込んでみた。フレームと同系色なのと、クリキンみたいにロゴが目立ち過ぎないので、さほどいやらしい感じがしない、と思う(クリキンには「Sotto Voce」タイプがあるので、それだとロゴがかなり控えめ)。

フロントのホースはやはりちと短い。少なくともあと10センチくらいは長くないと、クラッシュしてハンドルバーが180度以上回ったときにブチ切れる恐れがある。

今回は、フォークの15QRが緩すぎ。仕方ねえからカムテンションの調整。前回は無調整で取り付けられたんだが、どうしたことかね。カシマの色も薄いし、安かったとはいえちょっと残念なフォークではある。もっとも、2012年のうんこ色ラベルは好かないので、これで妥協だ。
フォークは関係ないと思うが、フロントブレーキローターの引きずりがかなりひどい。これも調整できればいいのだが。

完成車(ペダル込み)で12.36Kg。良くある「ペダルなし」だと11.838Kg。まあ、こんなもんかな。ホイールを完組にして、タイヤをもう少し軽いのにすれば500gくらいは軽くできるかも。

サイズの割にホイールベースはかなり長く、BBは低い。こういうジオメトリーのバイクは初めてだから、山でどんな感じになるのかなり楽しみだ。


ダウンチューブのロゴ。パール塗装が秀逸。光の具合によって、この青は非常に鮮やかな発色を示す。特にロゴの白部分はよく考えられているデザインだ。

以前気になっていた Chromag Aperture は、どちらかというとターコイズブルーに近い。どうしても青または水色が欲しい場合はおすすめできないが、現物を見るとまた印象が変わるかもしれない。深みがあり、塗装の品質もかなり良さそうだ。こちらも光の当たり方で色合いが変わる。BB取り付け部およびISCG05タブ断面ぴかぴかというのもポイント高い。

まあ、私はこのイギリスフレームで満足。早いところ山へ繰り出したいが、今週末もまた雨のようだ。どうなってやがんだちくしょうめ。

[2011/09/22 追記]
QRというより、ハブとの相性だったようだ。Mavicの完組ホイールの場合、無調整でいけたが、CRCカスタムホイールのNukeproofハブは若干幅が狭いようだ。

Stanton Bikes Slackline 853 (2)

だいたい1/3くらい。今回は全パーツの重さを量っていたのだが、ブレーキセット(レバー・ホース・キャリパー)とシフターの重さを量り忘れた。まあいいや。後で引き算。
Straitlineのバッシュガードがはまらなかったので内側を塗装を剥がす程度まで削った。白は塗装方法が違うのかな。
フロントブレーキは、フォークのトラベルが3cm伸びたのでブリーディングし直しかと思ったが、意外とこのまま使えた。おかげで作業時間は大幅に短縮できた。ブリーディングは片方で普通は2日くらい(放置時間込み)かかるので、これは大きい。
のこりはチェーン取り付けとシフト関連(アウターケーシングのカットとかワイヤリング)、ディレーラー調整、ブレーキ調整だけになった。予想外に早くできそうだ。
そういや、通関手続きってどうなってたんだ?何も受け取らなかったが。後日支払い通知と一緒に来るのか。

[2012/06/25 追記]
結局何も来なかった。その代わり通関関連の書類もないし、Danからの納品書(invoice)もない。従って防犯登録ができない。今のところ夜中に走っていても警官に止められることがないので問題はないのだが、自分の持ち物である証明がその場でできないのはちょっと面倒。交番の警官にその辺を聞いたら、ちゃんと説明すれば捕まえちゃうようなことはないとのことだった。

Stanton Bikes Slackline 853 (1)

Stantonbikes から Slackline 853 が届いた。Tomac Automatic 120 の時よりだいぶ簡素な梱包だったけど、特に目立った傷もなく、問題なし。BB左側(non drive side)はちょっとはめにくかったな。
フレーム単体(ディレーラーハンガーなし)で2580g、そんなに軽くもない。現在の想定では、ドライブトレインなしの状態で10.9Kg。Gary Fisher についている旧XTを使うので、13Kg前後になるかな。やっぱタイヤとホイールが重い。タイヤはAM向けだが、ホイールがFR/DHスペックなのでかなり丈夫なんだろうけど、HTで13Kgは結構重い方だろうなあ。
完成予定は今週末。19日にシェイクダウンができれば最高だな。

タイヤ到着

タイヤが届いたのでホイールにはめてみた。

当初の予定は Continental Rubber Queen 2.4 だったのだが、入荷予定が定まらず、やむを得ず Panaracer CG All Condition AM に変更。こちらの方がGBP10弱安い。
手で触れた感じはかなりねとねとだが、リムにはめるのは意外と難しくなく、1本あたり3分ほど(もっとも、最後の約15センチはいつもの秘密道具であるシリコンスプレーを使ったが)。気になる重さは950g。相当重い。

タイヤをはめたので、ブレーキローターも取り付け、ホイール完成。今回はNukeproofのハブなので、初の6ボルトタイプのローターになったが、やはりセンターロックの方が合理的だ。こんな小さいボルトをちまちま締めるのは時代遅れな作業だ。センターロックはシマノが標準化しようとしたみたいだが、未だにシマノ独自仕様みたいな状態である。ちなみに、センターロックのホイールに6ボルトローターは取り付けられるが、その逆は不可。

タイヤと一緒になると、「旧版」EX823の見た目もそんなに悪くない。

Mavic 2012 になってた

EX823だけでなく、みんなデザインが垢抜けている。うーむ、まあ、性能はほとんど変わらないだろうからいいんだけど、ちょっと悔しい。

[2011/10/24 追記]
で、なぜか2012モデルの EX823 があったりする。
カタログでの数値では軽くなっているはずなのだが、50gくらい重くなった。意味不明である。
タイヤを合わせてみると、旧モデルの方がフリーライドっぽいデカールがよかったりする。Mavicのサイトではツヤ消しっぽい印象だが、このデカールはツヤありである。また、バルブの反対側に1カ所ずつしかデカールがないため、旧XM819などと比べるとちょっと物足りない印象がある。Mavicは、全体の写真を掲載するべきだ。

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