SLX が絶賛されている

pinkbike の記事で、SLX が絶賛されている。SLXのキャリパー(BR-M666)は、同じ構造のXT(BR-M785)に比べて剛性が低く、ブレーキングによってキャリパーが「開く」という話もあるんで意外だ。

ところで、このタイプのブレーキセット(レバーとキャリパー)に関するちょっと困った情報が3つほど。

1つ目は上で書いたSLXの「開く」キャリパー。実際に使ってみたわけではないので分からないが、仙台のショップ Dimension 店長が書かれているブログによると、明らかに違うらしい。

2つめはオイル漏れ。こちらは、仙台の方のブログから。あれ、また仙台か。XTレバー(BL-M785)周辺から盛大にオイルが漏れているそうである。先の pinkbike の記事では、シマノのブレーキは寒くなるとオイル漏れが発生するというコメントが散見される。もしかしてシマノは伝統的にシールの出来が悪いのか?

3つ目もオイル漏れ。こちらは私が購入したXTRキャリパー(BR-M985)のピストンから漏れた。最初に使ったときから効きが異常に悪かったが、その頃はよく分からなくて、「XTRって、こういう効き具合なのか!」と驚いたり。使用開始から数週間後にようやくオイル漏れが原因とわかり、シマノへ電話後、送付。なんと、大阪から中1日で新品が送られてきた。ということは、ロット不良が発生していたのかもしれない。パッドにオイルを供給してれば効くわけないよなー。

開くのも漏れるのも、初期不良だとしたら、もうしばらくしてから買った方がいいんだけど、そもそもシマノの品質管理に疑問を感じる。

伊豆ツアー

だいぶ遅くなったが、1/7~1/9 の伊豆ツアーの報告。カメラを自宅においてきてしまったため、残念ながら現地の写真は一枚もない。
左の写真は、私の頭の代わりになって壊れたヘルメット。一見すると問題なさそうだが、もう一度同じような衝撃を受けたときにはこちらの頭がやられるはずなので、残念だけど廃棄。よく見たらバイザーが真ん中から割れてる。

現地では、Slacker#3氏夫妻宅に転がり込み、暖かい寝床とうまい飯の接待を受けた。トレールの選択だけでなく、駅への送り迎えもすべて任せっきり。自力では鉄道があるところしか行ったことがないので、山がどうなっているのか全く想像もできなかったが、車があれば何とでもなりそうだし、険しいとはいえ山は走れば非常に楽しい、飯はうまい、温泉もある。おまけに人が良い。とにかくSlacker#3氏夫妻には本当に感謝している。

本番の2日目は、午前中は#3氏と2人(最初ちょこっとだけ#3氏父も)で、感じの良い農家のおばちゃんにみかんをもらったりしながら足慣らし、午後からはさらに地元ライダーY氏C氏を加え、4人で割と本格的なトレールへ。年末から今までになく体調が良く、登りで疲れても少し休めば回復してしまったため、あまり先のことは考えずにぐいぐい登っていけた。不思議なこともあるもんだ。

トレールヘッドからいったん緩く下って、後半は岩ごろごろのスイッチバックスてんこ盛りのシングルトラックへ。「こんなところ走れねーよ!」などと頭の悪そうにわめきながら下っている途中、久々に前転。顔の半分くらい大きさがある岩に前頭部から突っ込んで、だいぶ首を痛めた。頸椎の軽い捻挫と自己判断し(実際は両膝および右肩打撲もあったんだが)、再び下りへに。
そこから先はクラッシュすることもなく、暗くなる前に下山完了、そのまま温泉へ。派手な転び方をした割りに軽く済んだのはこれのおかげかな。MTBで山を走ってその後温泉なんて、実にうらやましい!この日はさらに地元のうまい魚料理も食えたし、もう何も思い残すことはないな。

最終日は#3氏・Y氏とともに半日の締めくくりツアー。#3氏も私もあちこち傷むので、車で上まで行き、そこから林道をふらふら、最後に前日の午前中に走ったコースでおしまい。


ともかく、伊豆は本当に良かった。楽しい山、うまい飯、温泉、感じの良い人。大切なことなので繰り返し書いてみた。


伊豆最高!

もう一回走り初め(長瀞)

今日は長瀞で走り初め。初心者も含めていろいろな人が来るのかと思っていたら、男ばかり5人、そのうち1人はXCの鬼(大滝上位入賞者)という正月早々暑苦しい(?)結果となった。
全員そろうまで時間があったので、岩畳にバイクを担いで運び、何枚か写真を撮ってみた。結局いつもの角度から、あまり代わり映えのしない絵になった。

朝、いつものように雑談を交わし、10時過ぎから宝登山山頂を目指して自走。どれだけきついのかと少々不安に思っていたが、去年の奥多摩に比べれば1/3くらいだった。とはいえ、あくまで比較の問題であり、登りが苦手な私にとっては休憩なしではとても登り切ることはできなかったし、登る速度は歩いた方が早いくらいだった。

今日は快晴、ペダルを漕いでいるとすぐに体が温まる。ベースレイヤーとアウターの組み合わせがいいのか、汗が結構早く蒸発するので、体があまり冷えない。道は砂利道で、多摩やツアーで走っている山みたいに、木の根や石ころだらけのところとは違うので、舗装路感覚でひたすら登っていける。短いチェーンステーと150mmフォークの組み合わせでもなんとか登れる姿勢がだんだん分かってきたので、多摩でも試してみよう。



山頂から下りの写真は夢中になって取り忘れた。神社へ続く参道がなかなかいい感じで、ここ走れるかな?というくらいの狭い階段脇斜面を一気に下る。それを3回ほど繰り返すと、アップダウンが続く普通のシングルトラックが始まるが、今日はハイカーが多すぎて思うように進めず、せっかくの下りも途中で諦めることになった。とはいえ、迂回路の短いシングルトラックもかなり楽しめたのでよしとしよう。

それにしても、かなりのオールドスクールバイクで全行程をこなしたTさんには感服。80mmくらいの骨董品級フォークに、ほとんど効かないリムブレーキで、にこにこしながら下りきってしまった。フォークが完全にボトムアウトしてゴツゴツいう音に、こっちの方が不安になるくらいだった。





走り初め

走り初めに行ってきた。
このコースは初めての福生で道を間違えて大変な目に遭ったところ。今日はGPSの使い方にも慣れてきたし、迷うこともなく、さらに前回よりずっといい感じに走れた。
特に、周回ルートのトレールヘッドからが非常に良い。序盤は割とスピードの出るシングルトラックが続き、中盤には木立を抜ける狭いシングルトラック、終点付近には竹林があったりと、トレールだけでなく景色も変化に富んでいて楽しい。終点から都道へ抜ける途中にはこんなへんてこな建築物もある。
逆方向から行ったりすると、ここの舗装路を延々と登る羽目になるし、竹林もひたすら登りになるので苦しみ以外何もない。

走り納め

久しぶりに軍人と福生の山へ。もともと1人で30kmくらいのコースを回る予定だったんだけど、ちょうど同じ日に向こうが「技術レベル問わず」で募集したメンバーで走るというので私も混ぜてもらうことにした。

で、なぜかこういう日に寝坊。4時半に起きて飯をたらふく食って6時に出ようと思ったら、目が覚めたのが6時20分。飛び起き、やむを得ず朝飯抜きで出発したら、予定通りの時刻に着いた。なんだかよく分からんが、結果がよけりゃいいや。

この日は珍しく9時という遅い時刻から走行開始。普段とは違い、川沿いに迂回して、トレールヘッドにはかなり楽なルートでたどり着いた。
いくら「技術レベル問わず」といっても、やっぱ相手は軍人だから俺はビリかな、と思っていたら、意外とそうでもなく、この日はレギュラーの2人ともう1人を除けば、後の4人は大したことなく、登りでも下りでも私ごときについて来ることができなかった。下りでは、ケツを引いて重心を安定させるという基本動作が分からないくらいだったので、山の中を走るのは初めてだったのかもしれない。
短パンでグラブもなし、スタンド付きの「なんちゃって」風MTBに乗ってきた若者は、帰路の住宅街で行方不明になるという腰抜けっぷりを見せてくれた。あれで本当に軍人なのか?

今日は、ちょっとスピードを上げてみたが、それでも Slackline は安定。同じことばかり書いているが、やはり、フレームの基本設計が良いこと + 強靱なホイール + 高性能タイヤのたまものだろう。

from the inside out

カナダの超有名サイトpinkbikeのオンラインストアから、FROM THE INSIDE OUT を買ってみた。まだほとんど見ていないが、ティーザーから想像するに、曲芸てんこ盛りビデオなんだろう。感想は後ほど、ということで、ちょっと気になった点だけを。
映像を見るのが目的なんで、日本語字幕などいらんな、と思って直販にしたんだが、なんと、こいつにも日本語字幕が付いている!今回は黒のフッディも一緒に買ったんで、ビデオ単体での送料はよく分からないが、前回 "Life Cycles" を買ったときが5.5カナダドルだったんで、今回もそんなもんだろう。

で、このフッディだが、中国製かと思いきや、なんとパキスタン製!こんなの初めて見たが、割と一般的なんだろうか?

Stanton Bikes Slackline 853 (13)

前日まで褒めちぎってきたContinental Rubber Queen 2.4 UST、ねっとりしている割に転がりが軽く、しかもグリップが非常に良いので気に入っていたのだが、今日メンテナンスしてみてびっくり、チェーンステー内側の塗料がかなりひどくはげてしまっていた。このフレームは表面仕上げと合わせて4層くらいで塗装されているみたいなのだが、地肌が完全に露出し、素材自体もちょっぴり削れているようだった。
タイヤのねじれがひどくて多少こすっていたものを平気だろうと放置していたのがこのざまだ。女王の剛毛恐るべし!まあ、実際は加重による変形でノブもかなり当たっていたんだろうな。

同じContinentalでも、台湾製タイヤはこういうことはなかった。やっぱタイヤも台湾製がいいのか。仕方がないので、Mountain King II 2.4 USTに交換。耐久性はちょっと落ちると思うが、フレームがだめになる危険があったのでやむを得ない。

だめもとで、Continentalに「Mountain King II 2.4 USTのBlack Chili 版を出してくれ」と頼んでみた。

Stanton Bikes Slackline 853 (12)

今日は趣向を変えて北西方面あたりをうろうろしてきた。今回も、軍人さんが取ってくれたログをGPSにコピーして出発。
今朝の福生の気温は-1℃、山の中はもう少しばかり寒かったのではないか。乗ったまま登っていたら、つま先が冷えて痛くなってきたので、バイクを降りる口実にしてだらだら歩いた。
このコースは登りが無駄に長い。大部分が舗装路だから楽だけど、それがまた逆につまらなさに拍車をかける。景色はいいんだけどね。

下りはあっというまに終わってしまった。駅から3時間近くかけて登ってきたのに、20分も下れない。
しかし、さすがMTB大好き男たちだけあって、もう1本おまけをつけてくれていた。50分登って30分も下れる、しかもガレ場があって、Slackline の乗り味を楽しむにうってつけのコースだった。もっとも、ガレ場が楽なのはフレームだけではなく、高強度ホイールに超高性能タイヤを履いていることがかなり影響しているはずだ。

Stanton Bikes Slackline 853 (11)

いまさらのHT26erである Stanton Bikes の Slackline 853 だが、在庫が払底しかけているようだ。私が注文したときは、青の18インチが最後、赤と黒は全サイズ残っていたんだけど、いまは青の16.5と赤の18だけになった。
オーナーのDanによると、次の入荷は2012年1月末予定とのこと。

[2011/12/20 追記]
1月末までに、という告知あり。もっとも、彼らは割とのんびりしているので、入荷も出荷も予定通りには行かないと思って、こっちも鷹揚に構えていた方が吉。

Stanton Bikes Slackline 853 (10)

明け方までの雨にビビって、今日も山はキャンセル。代わりに浅草神社でホーリーライド、なわけがなく、ネタを探しに浅草へ。さすが有名だけあって、谷中など比較にならん人出である。
途中、国際通りで信号待ちをしていたら、後ろからママチャリが軽く突っ込んできた。何なんだてめえは、ともごもご毒づいたら、向こうも何やらもごもご言ってそのままどこかへ行ってしまった。よそ見か?しかし所詮ママチャリ、FR向けホイールに履かせた2.4インチタイヤの敵ではない。

だらだらと時間をつぶして昼過ぎに出たため、雷門前などは落ち着いて撮影できるような状況ではない。それらしい絵になる場所を探していると、人気のなさそうな弁天堂が目に入ったので、裏手からバイクを担いで撮影準備。近所のガキ供がかくれんぼのような遊びをしていて、少し懐かしい気分になる。
ここの朱色はずいぶんと派手だ。わりと最近塗り直したような印象を受ける。それをHDR風に持ち上げるから、バイクのツヤと相まってますますぎとぎとになる。

それにしても、後輪タイヤのスローパンクはちょっとひどい。40PSI入れても、1日で20PSIくらいまで下がってしまう。単にタイヤの問題なら良いのだが、リムの方が悪いとしたらもうどうしようもないな。今度前後入れ替えてみよう。タイヤは、町乗り向けにContinental X-Kingを装着している。Race King並に軽く転がる。それでいて2.4インチ。乗り心地はこちらの方が良い。

[2011/11/26 追記]
タイヤを前後交換し、スローパンクはタイヤの問題であることが判明。もう一度前後交換し、近所乗り(町中とか河川敷とか)でがんがん使い込もう。

Stanton Bikes Slackline 853 (9)

谷中で撮影したので、なんとなくセピア調。

相変わらず観光客が多い。谷中銀座などは自転車で突入する余裕はない。ペダルがアレなので、通行人の脛でなければ自分の脛にかみつくことになる。

とりあえず、西日暮里駅前を通り過ぎて左に折れ、道灌山を登る。短いが、運動不足の私では、立ち漕ぎのまま登り切ることはできなかった。
町の様子をうかがいつつ、南西方向に不忍通りを目指し、まずは根津神社へ。このあたりは60年以上前、父親が子供時代を過ごしたところ。鳥居がでかいので、なかなかいい写真は撮れなかった。境内へバイクを持ち込むのは気が引けたので、そのまま谷中方面へ向かう。

谷中といったらやはり観音寺の築地塀である。有名で誰もが写真を撮りたくなる場所で、ちょっと月並みな印象はあるが、ここは撮るしかあるまい。時々、でかい車が通り抜けていくので、ちょっと鬱陶しい。こんな狭い道を、一体何を考えてやがるんだ、と思ったが、私も観光客の一人であるから偉そうなことはいえない。

どんな道でも、やはり太いタイヤは乗り心地がいい。今日は山道を走るわけではないので、Continental X-King(クロスキング) 2.4 UST にした。これは軽い。良く転がる。グリップ力はRubber Queenには劣るだろうが、ぬかるんでいない限りこれでも十分いけそうだ。

ドイツ製のトイレットペーパー (2)

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