Renthal Duo Stem。ノイズがひどくて使用を中止したものだが、ふと思い立ってこういった対策を施してみた。
上下パーツが接する部分に、厚さ0.4mmほどの豚革を挟む。これにより、金属同士の接触が完全に除去され、ノイズは発生しなくなるはず。
過去に革細工をよくやっていて、ラップトップスリーブを自作しようとし、志半ばで放置したものの端布である。
下パーツの接触部分に薄くグリスを塗り、この革パーツに乗せてボルト穴の目安を作る。適当な穴開け工具がなかったので、革細工用のスナップボタン打ち込み棒を押しつけ、机の上でグリグリ。
グリス等を塗布するという対応を以前行ったが、根本的な解決にはならず、ノイズの発生は抑えられなかった。そのまま段ボールにブチ込んで放置しておいたのだが、この対策に確かな効果があるなら、Renthalに連絡したいくらいのものである(たぶんしない)。
後はまあ、Pikeのエアシャフトを短いものに(150mm → 140mm)、それに伴い Bottomless Token の代わりにこちらを。
MRP Ramp Control。Bottomless Token の数を増減するのと同じ働きを、ダイヤルで on-the-fly に 16段階調整できる、というもの。
メーカーによると、初期~中盤までのストロークに対する影響を抑えつつ、ボトムアウト感を Bottomless Token と同じように調整することができるらしい。
舗装路で試したところ、1段階ずつチマチマやってもよくわからず、5段階くらい一気に変えるとだいぶはっきりする。max にすると、後半はかなり踏ん張るようになる。それでいて、中盤までの動きは後半ほど大きくない。メーカーが言っている内容に間違いはないようだ。
最後に、ブレーキレバーを BL-M985に戻した。やっぱりサーボウェーブはイマイチ。レバーの引き量によって制動力の増え方が変わるのはダメだ。引いたら引いた分だけ変化して欲しい。985は若干レバーが細いのが気にはなるが、それ以外は今まで使ったブレーキレバーの中で最も良い。
BBが高い気がする
長瀞を2回ほど走り、BBが高すぎる気がした。ただ、普段よく走る場所に比べると、下りが長い割にスピードが少しだけ速いので、それに対応できていないだけだったのかもしれない。
ということで、リアタイヤのボリュームを落とすために2.2に変更した。更にBBを下げるためにフロントフォークのトラベルを150mmから140mmに短くする予定。現在サグが26%位なので、同じサグのままにするなら10mm短縮により7.4mm短くなる想定。
これでBBがどれだけ下がるかと言ったら、体感できるほどではないだろうけど。
ということで、リアタイヤのボリュームを落とすために2.2に変更した。更にBBを下げるためにフロントフォークのトラベルを150mmから140mmに短くする予定。現在サグが26%位なので、同じサグのままにするなら10mm短縮により7.4mm短くなる想定。
これでBBがどれだけ下がるかと言ったら、体感できるほどではないだろうけど。
リアに小径ホイールとハイボリュームタイヤ、フロントに大径ホイールとローボリュームタイヤ
二輪車風。リアに小径ホイールとハイボリュームタイヤ、フロントに大径ホイールとローボリュームタイヤ。二輪車と自転車とでは構造がまるで違うので、こういうのはほとんど意味がないと思うけど、ちょっと試しにやってみた。
改めてタイヤ外径を雑に計測してみたところ、フロントが27.6インチ、リアが27.2インチだった。考えてみれば、650Bが主流になるだいぶ前から厚めのタイヤを使っていたので、フロントだけ650Bにしたところで大して違いがないわけだ。半径にして5mm程度では、乗車感の差を感じ取ることはほぼ不可能だろう。
汎用性はやはり Maxxis Minion DHR II の方が高い。セットアップが楽だし、グリップも非常に良い。舗装路はTrail King の方が楽だが、肝心なのは荒れた路面での使いやすさだからね。
後ろから。
改めてタイヤ外径を雑に計測してみたところ、フロントが27.6インチ、リアが27.2インチだった。考えてみれば、650Bが主流になるだいぶ前から厚めのタイヤを使っていたので、フロントだけ650Bにしたところで大して違いがないわけだ。半径にして5mm程度では、乗車感の差を感じ取ることはほぼ不可能だろう。
汎用性はやはり Maxxis Minion DHR II の方が高い。セットアップが楽だし、グリップも非常に良い。舗装路はTrail King の方が楽だが、肝心なのは荒れた路面での使いやすさだからね。
後ろから。
RockShox Boost 110mm ハブ用フォーク
Boost 規格は、ハブのフランジ幅拡張に伴ってオーバーロックナット寸法も変更された。Sramは、ハブ側面とフォークとの設置面積を増やし、フォークとハブの一体感を向上させるための独自規格である "Torque Cap" を導入した。
このため、通常の Boost ハブは使用できず、各ハブメーカーで対応したアダプターが必要になる。Boost にしたいけどFoxは諸事情で断固購入を拒否したい、という人がRockShoxを選ぶとこういうことになる。
Hopetech は、このような変換キットを販売している。HUB485がBoostハブ用、HUB486が100x15ハブを110mm幅のTorque Caps 対応フォークで使用するためのもの。ただし、100mmを変換して使用する場合は、ブレーキローターマウント位置の調整と、ホイールのセンタリング調整が必要になるため、HUB486をつけたらお終い、という訳にはいかない。ホイール調整ができない人は技術が確かな店に頼むか諦めるべし。
これが Torque Caps 対応フォークの受け側。
交換前。
交換後。これで、オーバーサイズ(31mm)の受け側に対応したハブとなる。
表面を平滑にすれば設置面積がもっと増えると思うのだが、なぜこのような設計なんだろうか?
で、各ハブメーカーの対応状況であるが、有名なところでは、Industry Nine、DT Swiss(公式サイトはちょっとわかりづらい)、Stan's NoTubes。後は未調査で不明。シマノはFoxと協業したりするのでまずやらないだろう。やるとしても相当先のことになるはず。
しかしアレだ。20mmで良かったところへ15mmで買い替え需要を捻り出し、さらに今度はBoost、この業界狂ってる。さらにRockShox は Torque Caps。こんな(くだらない)もの作るんなら20mmでいいじゃん。
これが Torque Caps 対応フォークの受け側。
交換前。
交換後。これで、オーバーサイズ(31mm)の受け側に対応したハブとなる。
表面を平滑にすれば設置面積がもっと増えると思うのだが、なぜこのような設計なんだろうか?
で、各ハブメーカーの対応状況であるが、有名なところでは、Industry Nine、DT Swiss(公式サイトはちょっとわかりづらい)、Stan's NoTubes。後は未調査で不明。シマノはFoxと協業したりするのでまずやらないだろう。やるとしても相当先のことになるはず。
しかしアレだ。20mmで良かったところへ15mmで買い替え需要を捻り出し、さらに今度はBoost、この業界狂ってる。さらにRockShox は Torque Caps。こんな(くだらない)もの作るんなら20mmでいいじゃん。
ホース交換
先日お漏らししたホースをようやく根幹した。半年近く放置していたことになる。そのうち3月間は自転車に乗っていなかったので、あまり長かった気もしないが。
ゴム部品はホース付属のものを使用したため、レバーへの収まりが悪い。まああまり気になる部分でないから良いか。
レバーにぶら下がっている面ファスナーは、ひとりでできるもん、用。ブリーディングの工程で、レバーを握り混んだ状態でブリードニップルを瞬間的に開放する、というものがあり、これを作業者一人でやるにはこれが一番手軽だ。右手親指でレバーを可能な限り引き、その状態を維持したまま面ファスナーを2週くらいハンドルバーに巻き付ける。レバーを引いた状態が固定されたら、キャリパーのブリードニップルを緩めてすぐに締める。これを数回やればキャリパーにたまった気泡がほとんど排出される。
このまま放置、しばらくしたらキャリパーからレバーへ、下から上へ向かって、歯ブラシの柄かなんかを使ってひっぱたく。こうすることでおいるライン上に残った気泡をファンネル内に排出することができる。
ゴム部品はホース付属のものを使用したため、レバーへの収まりが悪い。まああまり気になる部分でないから良いか。
レバーにぶら下がっている面ファスナーは、ひとりでできるもん、用。ブリーディングの工程で、レバーを握り混んだ状態でブリードニップルを瞬間的に開放する、というものがあり、これを作業者一人でやるにはこれが一番手軽だ。右手親指でレバーを可能な限り引き、その状態を維持したまま面ファスナーを2週くらいハンドルバーに巻き付ける。レバーを引いた状態が固定されたら、キャリパーのブリードニップルを緩めてすぐに締める。これを数回やればキャリパーにたまった気泡がほとんど排出される。
このまま放置、しばらくしたらキャリパーからレバーへ、下から上へ向かって、歯ブラシの柄かなんかを使ってひっぱたく。こうすることでおいるライン上に残った気泡をファンネル内に排出することができる。
チャレンジ650B
過去に何度も書いているし、今や常識になってるが、念のため。
「26インチ」ってのは、タイヤビード径559mmに当時一般的だったサイズのタイヤを装着したタイヤ外径が26インチくらいになるのでそう呼ばれている(タイヤサイズが先にあって、対応するリムが複数あった、という方が正確か)。
2.4インチくらいのタイヤが普通に販売されている現在では、同じサイズのホイールではおよそ26.5インチ。
「27.5インチ」「29インチ」も同様。従って、「27.5インチ」との差は1インチ程度。タイヤビード径(TBD)が584mmなので当然ではあるが(584-559=25mm)。
何かを比較するときには、条件を同じにしないと意味がない。
たとえば、「東京都と北海道、どちらが寒いか」を比較する際に、東京都は1月の気温・北海道は8月の気温で比較するのと同じ。
「27.5インチは26インチより直径が1.5インチ大きい、使用したタイヤは、26er:薄いタイヤ、27.5er:厚いタイヤ」ということになって意味がない。
というわけで、「650B/27.5」は26と29の中間ではなく26に近い、なんてのは少しも不思議な話ではない。26インチと言ってるのが26.5だと理解できればよい。
そもそもアレだ、「26インチ」とか、どういうタイヤを選ぶかに依存するサイズ表記なんかやめちまえば良い。559/584/622で終わりだ(ロードの700Cも622)。
そういう意味だと、ゲーリー・フィッシャーおじさんの29インチの時から意図的な不適切比較が始まっていた。「29インチ」というのは、TBD622mmのホイールに、径が115mm位大きくなるタイヤを使用する計算となっている。これは現在の「27.5インチ」と同じ(584mm+115mm)。「26インチ」は101mmくらい。「26インチ」と同じボリュームのタイヤなら28.5インチ。
「3インチもでかい」という表現を見たことはないが、一部の無理解な人にはそう思われてしまっている。
こういうでたらめな図(1枚目の画像)に騙されないように。タイヤのボリュームが持ち味なのにそれを無視してプラスだの何だの、これは意図的にやってるんだろうな(でなければただの間抜けだ)。
より実態に近い図が欲しければこちらを。ただし、584に2.8のタイヤをつけても29と同じにはならない。
69erてのが過去に大手メーカーから販売されていたが、それに比べると、26インチバイクのフロントを650Bに変更しても、外観に大差はない。ただ、ハンドルバー越しに見えるタイヤはだいぶ大きく感じる。フォークのステアリングチューブ延長線上にハブがあるわけじゃないから、実際のサイズ差以上の違いを感じる。
せっかくなので、ハブは110mmのものにした。この規格が発表されたとき、20x110があるのになぜ15x110なのか?という疑問があった。調べてみると、Boostの110mmと従来からあるDH向け110mmには互換性がない。20x110は、フランジ幅を変えずにOLD(Over Locknut Distance)とアクスル径を大きくしただけ。Boostはホイール剛性向上を狙ってフランジ幅を広げている。従って、15x100をBoost用フォークにはめる場合、アダプターを取り付けた上で、センタリング調整も必要になる。
その辺の話はこの記事を参照。
リアの12x142TAも、135QRとフランジ幅が同じなので、ホイール剛性には全く関係がない。太いタイヤをはめるためにOLDを広げただけ。
フォークがアレなので、少しでも軽くしようとリムはこれを。
Stan's NoTubes Arch MK3。溶接部分は先代よりだいぶきれいになっていた(撮影忘れた)。リム単体で約60gの軽量化だが、やっぱりフロントが重い。設計に反する組み合わせはいろいろな点でバランスを崩す。BBは高くなるし、ヘッド角も寝気味になる。登りはかなり大変だろうなあ。
そういえば、リア(セミ)ファット・フロントノーマルでタイヤ外径を同じにするってのはまだ見たことがないな。二輪みたいに重いエンジン積んでないし、そもそもあまり利点がないからか。
最近は26+なんてのも増えているが、従来のフレームにははまらないので、手持ちの26インチフレームをなんとかしたいという人には何の意味もない。使うには新たにフレームを買う必要がありそれだったら650Bを買えば良いので、誰のための規格かさっぱりわからん。たとえば、650Bの完成車に、フロントだけ26+を装着するとか?
「26インチ」ってのは、タイヤビード径559mmに当時一般的だったサイズのタイヤを装着したタイヤ外径が26インチくらいになるのでそう呼ばれている(タイヤサイズが先にあって、対応するリムが複数あった、という方が正確か)。
2.4インチくらいのタイヤが普通に販売されている現在では、同じサイズのホイールではおよそ26.5インチ。
「27.5インチ」「29インチ」も同様。従って、「27.5インチ」との差は1インチ程度。タイヤビード径(TBD)が584mmなので当然ではあるが(584-559=25mm)。
何かを比較するときには、条件を同じにしないと意味がない。
たとえば、「東京都と北海道、どちらが寒いか」を比較する際に、東京都は1月の気温・北海道は8月の気温で比較するのと同じ。
「27.5インチは26インチより直径が1.5インチ大きい、使用したタイヤは、26er:薄いタイヤ、27.5er:厚いタイヤ」ということになって意味がない。
というわけで、「650B/27.5」は26と29の中間ではなく26に近い、なんてのは少しも不思議な話ではない。26インチと言ってるのが26.5だと理解できればよい。
そもそもアレだ、「26インチ」とか、どういうタイヤを選ぶかに依存するサイズ表記なんかやめちまえば良い。559/584/622で終わりだ(ロードの700Cも622)。
そういう意味だと、ゲーリー・フィッシャーおじさんの29インチの時から意図的な不適切比較が始まっていた。「29インチ」というのは、TBD622mmのホイールに、径が115mm位大きくなるタイヤを使用する計算となっている。これは現在の「27.5インチ」と同じ(584mm+115mm)。「26インチ」は101mmくらい。「26インチ」と同じボリュームのタイヤなら28.5インチ。
「3インチもでかい」という表現を見たことはないが、一部の無理解な人にはそう思われてしまっている。
こういうでたらめな図(1枚目の画像)に騙されないように。タイヤのボリュームが持ち味なのにそれを無視してプラスだの何だの、これは意図的にやってるんだろうな(でなければただの間抜けだ)。
より実態に近い図が欲しければこちらを。ただし、584に2.8のタイヤをつけても29と同じにはならない。
69erてのが過去に大手メーカーから販売されていたが、それに比べると、26インチバイクのフロントを650Bに変更しても、外観に大差はない。ただ、ハンドルバー越しに見えるタイヤはだいぶ大きく感じる。フォークのステアリングチューブ延長線上にハブがあるわけじゃないから、実際のサイズ差以上の違いを感じる。
せっかくなので、ハブは110mmのものにした。この規格が発表されたとき、20x110があるのになぜ15x110なのか?という疑問があった。調べてみると、Boostの110mmと従来からあるDH向け110mmには互換性がない。20x110は、フランジ幅を変えずにOLD(Over Locknut Distance)とアクスル径を大きくしただけ。Boostはホイール剛性向上を狙ってフランジ幅を広げている。従って、15x100をBoost用フォークにはめる場合、アダプターを取り付けた上で、センタリング調整も必要になる。
その辺の話はこの記事を参照。
リアの12x142TAも、135QRとフランジ幅が同じなので、ホイール剛性には全く関係がない。太いタイヤをはめるためにOLDを広げただけ。
フォークがアレなので、少しでも軽くしようとリムはこれを。
Stan's NoTubes Arch MK3。溶接部分は先代よりだいぶきれいになっていた(撮影忘れた)。リム単体で約60gの軽量化だが、やっぱりフロントが重い。設計に反する組み合わせはいろいろな点でバランスを崩す。BBは高くなるし、ヘッド角も寝気味になる。登りはかなり大変だろうなあ。
そういえば、リア(セミ)ファット・フロントノーマルでタイヤ外径を同じにするってのはまだ見たことがないな。二輪みたいに重いエンジン積んでないし、そもそもあまり利点がないからか。
最近は26+なんてのも増えているが、従来のフレームにははまらないので、手持ちの26インチフレームをなんとかしたいという人には何の意味もない。使うには新たにフレームを買う必要がありそれだったら650Bを買えば良いので、誰のための規格かさっぱりわからん。たとえば、650Bの完成車に、フロントだけ26+を装着するとか?
Stanton Bikes の代理店増えたみたい。
オルタナティブ バイシクルズ も Stanton Bikes 取り扱い開始。
創業から何年も経っているので、「新進気鋭」という表現は感覚がちょっとずれてるが。
私が買ったのは2011年、代理店はもちろん存在せず直販のみ、まだ日本ではその1台だけだったが、代理店が増えるのか変わるのか分からんが、少しずつ状況も変わって来たのかな。
乗り手が増えたのは製品の良さがあってのことだろうけど、希少性が下がってしまったのは残念でもある。
もう5年になるのか。最近自転車自体にあまり乗ってないが、もうちょっと乗らないとなあ。2週連続だと膝が痛むけど、隔週でも。
創業から何年も経っているので、「新進気鋭」という表現は感覚がちょっとずれてるが。
私が買ったのは2011年、代理店はもちろん存在せず直販のみ、まだ日本ではその1台だけだったが、代理店が増えるのか変わるのか分からんが、少しずつ状況も変わって来たのかな。
乗り手が増えたのは製品の良さがあってのことだろうけど、希少性が下がってしまったのは残念でもある。
もう5年になるのか。最近自転車自体にあまり乗ってないが、もうちょっと乗らないとなあ。2週連続だと膝が痛むけど、隔週でも。
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