RockShox Boost 110mm ハブ用フォーク

Boost 規格は、ハブのフランジ幅拡張に伴ってオーバーロックナット寸法も変更された。Sramは、ハブ側面とフォークとの設置面積を増やし、フォークとハブの一体感を向上させるための独自規格である "Torque Cap" を導入した。

このため、通常の Boost ハブは使用できず、各ハブメーカーで対応したアダプターが必要になる。Boost にしたいけどFoxは諸事情で断固購入を拒否したい、という人がRockShoxを選ぶとこういうことになる。

Hopetech は、このような変換キットを販売している。HUB485がBoostハブ用、HUB486が100x15ハブを110mm幅のTorque Caps 対応フォークで使用するためのもの。ただし、100mmを変換して使用する場合は、ブレーキローターマウント位置の調整と、ホイールのセンタリング調整が必要になるため、HUB486をつけたらお終い、という訳にはいかない。ホイール調整ができない人は技術が確かな店に頼むか諦めるべし。

これが Torque Caps 対応フォークの受け側。

交換前。

交換後。これで、オーバーサイズ(31mm)の受け側に対応したハブとなる。
表面を平滑にすれば設置面積がもっと増えると思うのだが、なぜこのような設計なんだろうか?

で、各ハブメーカーの対応状況であるが、有名なところでは、Industry NineDT Swiss(公式サイトはちょっとわかりづらい)Stan's NoTubes。後は未調査で不明。シマノはFoxと協業したりするのでまずやらないだろう。やるとしても相当先のことになるはず。

しかしアレだ。20mmで良かったところへ15mmで買い替え需要を捻り出し、さらに今度はBoost、この業界狂ってる。さらにRockShox は Torque Caps。こんな(くだらない)もの作るんなら20mmでいいじゃん。


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