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Stanton Bikes Slackline 853 (14)

昨年の11月末に注文したフード付きパーカがようやく届いた。Danによると、Slackline が非常によく売れているのと、いろいろとオーナー向けイベントをやっていたせいで多忙を極め、発送がずいぶん遅れてしまったそうだ。Slackline 853 がdirt 100に選ばれたと聞いて、Danに、遠回しに「くれ」といったところ、Slackline の紹介記事が掲載された号と一緒に、パーカに同梱してくれた。当初はTシャツも、と言っていたけど、まあいいや。

dirt 100 の選評としては、やっぱり「1台あれば何でもできる」というところ。自走でトレールヘッドまで登って下ってその後ジャンプしちゃうなんてのも可能で、1x10ギアにトラベル可変フォークなんか超おすすめ。「ハードテールはもう終わった」なんていう前にSlacklineに乗ってみろ、だそうだ。公式ページはこちら

dirt Mountainbike Magazine 118号では、見開き2ページにわたって紹介されている。趣旨はdirt 100とだいたい同じ、登りも下りもジャンプもマニュアルもターンも、全部これ1台で、といった感じ。シートチューブがもうちょい太くて、さらにハイトアジャストシートポスト用のダボがあればもっとよかった、とのこと。なお、この記事は、Tom Gaffney が pinkbike にアップロードした画像があるので興味がある方はそちらを。

ひさびさにStanton Bikesのサイトを見たら、フレームが売り切れになっていた。予想通り、次の入荷は1月下旬から延びて2月初旬となった。EU域外VAT免除になればもっと売れそう。色もあと2色くらいは欲しい。白とオレンジ、とか。いや、色以前に細かい作りの品質向上が必要かな。ISCGタブをBBシェル断面に対して平行に溶接するとか、BBシェルの精度を上げるとか...。同じ台湾製フレームでも、Tomacのほうが品質は良さそうだ。


[2012/06/17 追記]
dirt 100 の徐々に Web 版が公開されているのを忘れてた。記事はこちら。dirt 100 には、Curtis Bikes の DH なんてのもあるが、Curtis のサイトにはみあたらない。ヘッドアングルがなんと 64度とのこと。定価は GBP 699.99から、となっている。日本では1ポンド=250円+送料+αくらいの価格設定なので、20万くらいになるのかな。GBP 400(+送料)のSlackline 853 は、ISCGタブや塗装の具合が正規で取り扱えるような品質じゃないけど、Curtis の価格設定、私には未だに謎。
私なら、鉄フレームに20万も出すんなら、Slackline やら NS Bikes Surge とか Cotic BFe くらいのフレームを買ってパーツに金かけたい。あるいは、ちょっと足してアルミのフルサスを買う。あるいはせいぜい Chromag Aperture か。これも9万近いので対して安くないけど(品質はかなり高そう)。

実をいうと、最初は Aperture が欲しかった...。Aperture が気になる人は一度店で見てみるのおすすめ。細部の仕上げまで非常に良く、あれこそ高品質台湾フレームと言うべき仕上げだ。ちょうど Slackline みたいな青が欲しい時期で、ターコイズブルーの Aperture には手が出なかった。

伊豆ツアー

だいぶ遅くなったが、1/7~1/9 の伊豆ツアーの報告。カメラを自宅においてきてしまったため、残念ながら現地の写真は一枚もない。
左の写真は、私の頭の代わりになって壊れたヘルメット。一見すると問題なさそうだが、もう一度同じような衝撃を受けたときにはこちらの頭がやられるはずなので、残念だけど廃棄。よく見たらバイザーが真ん中から割れてる。

現地では、Slacker#3氏夫妻宅に転がり込み、暖かい寝床とうまい飯の接待を受けた。トレールの選択だけでなく、駅への送り迎えもすべて任せっきり。自力では鉄道があるところしか行ったことがないので、山がどうなっているのか全く想像もできなかったが、車があれば何とでもなりそうだし、険しいとはいえ山は走れば非常に楽しい、飯はうまい、温泉もある。おまけに人が良い。とにかくSlacker#3氏夫妻には本当に感謝している。

本番の2日目は、午前中は#3氏と2人(最初ちょこっとだけ#3氏父も)で、感じの良い農家のおばちゃんにみかんをもらったりしながら足慣らし、午後からはさらに地元ライダーY氏C氏を加え、4人で割と本格的なトレールへ。年末から今までになく体調が良く、登りで疲れても少し休めば回復してしまったため、あまり先のことは考えずにぐいぐい登っていけた。不思議なこともあるもんだ。

トレールヘッドからいったん緩く下って、後半は岩ごろごろのスイッチバックスてんこ盛りのシングルトラックへ。「こんなところ走れねーよ!」などと頭の悪そうにわめきながら下っている途中、久々に前転。顔の半分くらい大きさがある岩に前頭部から突っ込んで、だいぶ首を痛めた。頸椎の軽い捻挫と自己判断し(実際は両膝および右肩打撲もあったんだが)、再び下りへに。
そこから先はクラッシュすることもなく、暗くなる前に下山完了、そのまま温泉へ。派手な転び方をした割りに軽く済んだのはこれのおかげかな。MTBで山を走ってその後温泉なんて、実にうらやましい!この日はさらに地元のうまい魚料理も食えたし、もう何も思い残すことはないな。

最終日は#3氏・Y氏とともに半日の締めくくりツアー。#3氏も私もあちこち傷むので、車で上まで行き、そこから林道をふらふら、最後に前日の午前中に走ったコースでおしまい。


ともかく、伊豆は本当に良かった。楽しい山、うまい飯、温泉、感じの良い人。大切なことなので繰り返し書いてみた。


伊豆最高!

走り初め

走り初めに行ってきた。
このコースは初めての福生で道を間違えて大変な目に遭ったところ。今日はGPSの使い方にも慣れてきたし、迷うこともなく、さらに前回よりずっといい感じに走れた。
特に、周回ルートのトレールヘッドからが非常に良い。序盤は割とスピードの出るシングルトラックが続き、中盤には木立を抜ける狭いシングルトラック、終点付近には竹林があったりと、トレールだけでなく景色も変化に富んでいて楽しい。終点から都道へ抜ける途中にはこんなへんてこな建築物もある。
逆方向から行ったりすると、ここの舗装路を延々と登る羽目になるし、竹林もひたすら登りになるので苦しみ以外何もない。

Stanton Bikes Slackline 853 (13)

前日まで褒めちぎってきたContinental Rubber Queen 2.4 UST、ねっとりしている割に転がりが軽く、しかもグリップが非常に良いので気に入っていたのだが、今日メンテナンスしてみてびっくり、チェーンステー内側の塗料がかなりひどくはげてしまっていた。このフレームは表面仕上げと合わせて4層くらいで塗装されているみたいなのだが、地肌が完全に露出し、素材自体もちょっぴり削れているようだった。
タイヤのねじれがひどくて多少こすっていたものを平気だろうと放置していたのがこのざまだ。女王の剛毛恐るべし!まあ、実際は加重による変形でノブもかなり当たっていたんだろうな。

同じContinentalでも、台湾製タイヤはこういうことはなかった。やっぱタイヤも台湾製がいいのか。仕方がないので、Mountain King II 2.4 USTに交換。耐久性はちょっと落ちると思うが、フレームがだめになる危険があったのでやむを得ない。

だめもとで、Continentalに「Mountain King II 2.4 USTのBlack Chili 版を出してくれ」と頼んでみた。

Stanton Bikes Slackline 853 (12)

今日は趣向を変えて北西方面あたりをうろうろしてきた。今回も、軍人さんが取ってくれたログをGPSにコピーして出発。
今朝の福生の気温は-1℃、山の中はもう少しばかり寒かったのではないか。乗ったまま登っていたら、つま先が冷えて痛くなってきたので、バイクを降りる口実にしてだらだら歩いた。
このコースは登りが無駄に長い。大部分が舗装路だから楽だけど、それがまた逆につまらなさに拍車をかける。景色はいいんだけどね。

下りはあっというまに終わってしまった。駅から3時間近くかけて登ってきたのに、20分も下れない。
しかし、さすがMTB大好き男たちだけあって、もう1本おまけをつけてくれていた。50分登って30分も下れる、しかもガレ場があって、Slackline の乗り味を楽しむにうってつけのコースだった。もっとも、ガレ場が楽なのはフレームだけではなく、高強度ホイールに超高性能タイヤを履いていることがかなり影響しているはずだ。

Stanton Bikes Slackline 853 (11)

いまさらのHT26erである Stanton Bikes の Slackline 853 だが、在庫が払底しかけているようだ。私が注文したときは、青の18インチが最後、赤と黒は全サイズ残っていたんだけど、いまは青の16.5と赤の18だけになった。
オーナーのDanによると、次の入荷は2012年1月末予定とのこと。

[2011/12/20 追記]
1月末までに、という告知あり。もっとも、彼らは割とのんびりしているので、入荷も出荷も予定通りには行かないと思って、こっちも鷹揚に構えていた方が吉。

Stanton Bikes Slackline 853 (10)

明け方までの雨にビビって、今日も山はキャンセル。代わりに浅草神社でホーリーライド、なわけがなく、ネタを探しに浅草へ。さすが有名だけあって、谷中など比較にならん人出である。
途中、国際通りで信号待ちをしていたら、後ろからママチャリが軽く突っ込んできた。何なんだてめえは、ともごもご毒づいたら、向こうも何やらもごもご言ってそのままどこかへ行ってしまった。よそ見か?しかし所詮ママチャリ、FR向けホイールに履かせた2.4インチタイヤの敵ではない。

だらだらと時間をつぶして昼過ぎに出たため、雷門前などは落ち着いて撮影できるような状況ではない。それらしい絵になる場所を探していると、人気のなさそうな弁天堂が目に入ったので、裏手からバイクを担いで撮影準備。近所のガキ供がかくれんぼのような遊びをしていて、少し懐かしい気分になる。
ここの朱色はずいぶんと派手だ。わりと最近塗り直したような印象を受ける。それをHDR風に持ち上げるから、バイクのツヤと相まってますますぎとぎとになる。

それにしても、後輪タイヤのスローパンクはちょっとひどい。40PSI入れても、1日で20PSIくらいまで下がってしまう。単にタイヤの問題なら良いのだが、リムの方が悪いとしたらもうどうしようもないな。今度前後入れ替えてみよう。タイヤは、町乗り向けにContinental X-Kingを装着している。Race King並に軽く転がる。それでいて2.4インチ。乗り心地はこちらの方が良い。

[2011/11/26 追記]
タイヤを前後交換し、スローパンクはタイヤの問題であることが判明。もう一度前後交換し、近所乗り(町中とか河川敷とか)でがんがん使い込もう。

Stanton Bikes Slackline 853 (9)

谷中で撮影したので、なんとなくセピア調。

相変わらず観光客が多い。谷中銀座などは自転車で突入する余裕はない。ペダルがアレなので、通行人の脛でなければ自分の脛にかみつくことになる。

とりあえず、西日暮里駅前を通り過ぎて左に折れ、道灌山を登る。短いが、運動不足の私では、立ち漕ぎのまま登り切ることはできなかった。
町の様子をうかがいつつ、南西方向に不忍通りを目指し、まずは根津神社へ。このあたりは60年以上前、父親が子供時代を過ごしたところ。鳥居がでかいので、なかなかいい写真は撮れなかった。境内へバイクを持ち込むのは気が引けたので、そのまま谷中方面へ向かう。

谷中といったらやはり観音寺の築地塀である。有名で誰もが写真を撮りたくなる場所で、ちょっと月並みな印象はあるが、ここは撮るしかあるまい。時々、でかい車が通り抜けていくので、ちょっと鬱陶しい。こんな狭い道を、一体何を考えてやがるんだ、と思ったが、私も観光客の一人であるから偉そうなことはいえない。

どんな道でも、やはり太いタイヤは乗り心地がいい。今日は山道を走るわけではないので、Continental X-King(クロスキング) 2.4 UST にした。これは軽い。良く転がる。グリップ力はRubber Queenには劣るだろうが、ぬかるんでいない限りこれでも十分いけそうだ。

Stanton Bikes Slackline 853 (8)

初期状態とそれほど変わっていないが、一応現時点でのセットアップを。

今のところこれが最高の組み合わせ。





  • Frame : Stanton Bikes Slackline 853 Electric Blue 18
  • Headset : Cane Creek 110 TR(blue)
  • BB : Hope Ceramic BB(blue)
  • Fork : Fox Racing Shox Float 150RLC 2011
  • Handlebar : Chromag Acute(polished)
  • Grips : Ergon GE1 Large
  • Wheels : CRC Custom
    Nukeproof Generator + DT Swiss Champion 2.0 + Mavic EX823(2012)
  • Tyres : Continental Rubber Queen 2.4 UST
  • Bashguard : Straitline(white)
  • Crankset : Shimano FC-M770
  • Shifters : Shimano SL-M770
  • FD : Shimano FD-M770
  • RD : Shimano RD-M772GS
  • Cassette : Shimano CS-M770(11-34)
  • Brakeset : Shimano BL-M988 / BR-M985
  • Brake Rotors : Shimano SM-RT86M(front) & M(rear)
  • Pedals : Straitline Defacto(blue)
  • Saddle : Chromag Trailmaster DT(black)
  • Seatpost : Thomson Elite
  • Seat Clamp : Hope 30mm
  • Stem : Thomson Elite X4 50mm
  • Skewer : Hope QR(rear)

Stanton Bikes Slackline 853 (7)

ようやく、Continental Rubber Queen 2.4 USTがそろったので、いつものトレールへ。
いままで使っていたタイヤの中で最もボリュームがあり、フォークに着けたNeoGuardに干渉してやたらとうるさい。仕方がないので、ストラップをタイヤの方まで回り込ませないよう、途中で折り曲げて解決。

タイヤの重量は1本あたり1000g以上ある(カタログでは950gだが)。コンパウンドも柔らかめで、さぞかし転がりは悪いだろうと思ったが、意外とそうでもない。グリップもいいし、クッション性も高い。鉄のフレームとの相乗効果があってか、乗り心地が非常に良くなった。
Rubber Queen シリーズは、USTでもBlack Chiliコンパウンドを使用する唯一のタイヤのようである。ドイツの工場で生産し、「転がり抵抗26%減とグリップ力30%向上・寿命5%」を謳っている。さらに、Freerideカテゴリのこのタイヤには、apexという技術でサイドウォールの強化を行っているとのこと。次回のガレ場走行にはうってつけだな。
製造元が自信を持って推しているだけあって、性能はかなり良さそうだ。対パンク性も高いといいのだが。
売り切れると入荷待ちが長いので買いだめしようかと思うが、今は少々円安になったんでちょっと様子見(している間に売り切れるのがいつものパターンだ)。

それにしても、細いパイプに極太のタイヤ、不釣り合いに見えるかもしれない組み合わせ。だが、それがいい。もう見慣れてしまって、これが普通になってしまった。


[2011/11/04 追記]
FB によると、2本目のSlackline853 が日本に出荷されるそうだ。日本に1台、という希少価値はなくなるが、うれしい限りである。あちこちで宣伝してきた効果があったかな?

ガレ場でもHT

うまい人ならバイクを選ばないと思うが、私の場合はいろいろなスキルが欠けているため(練習を怠けているからに他ならないが)使っているパーツに大きく左右される。
昨日は長瀞で結構荒れたガレ場を鉄HTで走ってきた。相変わらず普通の人なら超えられる岩に引っかかったり、足下不注意で切り株につま先がぶつかったりして、進歩のないところを開陳してしまった。それでも、アルミHTに比べると、以前の2倍走ったのに膝の痛みはなかった。
で、スキル不足を補うパーツのひとつがこのタイヤ。Continental Mountain King II 2.4 UST。コンディションが最高だったため、路面にかなり引っかかる感じがして走行中の安心感が大きかった。ターンでも流れないし、先日の台風でひどく掘れてしまっている斜面にサイドを当てた状態で走っても滑り落ちない。ノブの間隔が広いので泥捌けも良さそうだ。ProTection なら、チューブ込みで重さがだいたい釣り合うし、さらに Black Chili でドイツ製だ。今のUSTに寿命が来たら ProTection も試してみよう。
ゴム女王の代打のつもりだったが、意外といいかもしれない。こっちのほうが100gほど軽いし。

Stanton Bikes Slackline 853 (6)

 MTBに乗り始めて初めてのパンク。「カキーン」「プシュー」という不愉快な音がしたので、ああやっちまったと、すぐにあきらめた。

せっかくいい感じで下りを楽しんでいたのに。仕方なく現場から2時間弱バイクをだらだら押して下山。空気がひんやりして、まさに初秋の陽気だったのに、非常に残念な結果となってしまった。
まあ、帰路の多摩川土手で、曼珠沙華をたくさん見られたから良しとするかな。天気もまずまずだったし。

多摩は、今日もまだ台風15号による倒木がそのまま残っていて、トレールは完全にふさがれていた。倒木はだいたい50mくらい先まで、数m間隔で続いている。先週は3セット超えてみたが、その次がもうどうしようもなくて断念した。バイクは担げないし、木を越して投げるスペースもない。左右は崖と河原で、崖の方からはいつ崩れてくるか分からない雰囲気満点。
仕方ないので墓場の駐車場裏手に迂回してみると、意外にも面白いシングルトラックがあることが分かった。左が崖で、タイヤ3本分くらいの幅しかないところや、木の根だらけの登り返しなど、練習には最適な裏道である。

左の写真はシングルトラック手前のダブルトラック。ここまでは車で走れるが、関係車両以外は進入禁止。墓場入り口からここまで約30分。気合い入れてバイクの乗ってくればもっと早いんだが、GPSに入れた地図では道が途切れていたため、引き返す事態も考慮してだらだら押し登り(という言い訳)。


ともかく、パンクもあったが今日も楽しいHTライドだった。


あ、そうそう、CRCの10%値引き、Wiggle対抗なのか、またやってる。


Stanton Bikes Slackline 853 (5)

こいつで走るといつもより楽しい。プラシーボ効果なのか、膝の痛みも出ない。30cmくらいの段差がある下りをフロントを落として抜ける時、リアがかなり柔らかく落ちる、気がする。もちろんこれは単純にストロークの差(1号機は100mm)なのかもしれない。

などと油断していたらフロントが滑って転倒し、ハンドルバーとフレームとの間に左脚を挟んだ。曲げるだけで痛いのでかばっていたら今度は右足が痛くなった。

まだ3回、100kmくらいしか走っていないので結論を出すには早いが、今のところ非常に良い、という印象が強い。

Stanton Bikes Slackline 853 (4)

今日は朝から Slackline の試走。久しぶりだったので、乗ったまま上る体力がなく、おまけにGPSの設定ミスと読み誤りで迷走し、さらに無駄に体力を消費してしまった。

Slackline だが、タイヤ(2.35)のエアボリュームやフォークの性能、そしてフレームのしなやかさがうまく調和しているためか、乗りにくいと思う場面が全くなかった。HTは、FSと比べてケツへの突き上げがかなり激しいが、GFのWahooより緩やかな印象だ。下りで感じる膝への負担も低く、乗っていて意外なくらい快適なバイクだ。

Slackline は、前三角は硬くて軽い空気焼入れ鋼Reynolds 853、シートステーとチェーンステーがReynolds 525で、この辺が乗りやすさにつながっているのかもしれないが、同じ条件で他のバイクに乗ったことがないので正直はっきりしたことは分からない。

ヘッドチューブを68°で設計してあり、フォークは 150mm のものを選んだ。それに合わせてステムは50mm、ハンドルバーは700mmのものを、Tomac Automatic 120 であればハンドルがふらつくようなステムとバーの組み合わせだが、Slackline ではこれがちょうどいい。ヘッドが寝ているせいで、これ以上ステムが長い、またはバーが短いとハンドルが重くなるはず。デザイン重視で決めた Thomson Elite X4 50mm がぴったりで良かった(こいつは 50mmだけ専用設計)。

ひさびさのHTだったので、結構びくびくしていたが、これなら安心して里山を走れる。

この季節、まだまだ虫は活発で、立ち止まれば相変わらず蚊が寄ってくるし、走っていれば蜘蛛の巣に引っかかる。
もう勘弁してください、の図。前方にでかい蜘蛛の巣が1つ見える。その先にさらに3つほど、道を完全にふさぐ形で張り巡らされている。蜘蛛の巣は非常に丈夫で、このまま突っ込むとブチブチ音を立てながら顔中にまとわりついてきて、なかなか取れない。蜘蛛の巣だけでなく、捕らえられた昆虫の死骸(と半死骸)や落ち葉・ほこり・朝露、そして宿主である蜘蛛も一緒にくっついてきてくれる。あらかじめ気づいていればいいが、下りでスピードを出しているときなどはあきらめるしかない。腹が立って叫んだりすると、次の巣が口に入る。糸に耐水性があるのでいつまでも溶けずに残ったり。
さすがにセミアタックはほぼ終息したようだ。

下手クソライドを終えて、多摩川河川敷で数枚撮影。
やはり、Nukeproof のイエローハブは良い。黄色が青の補色に近いので、いいコントラストになっている。買う前はおもちゃっぽいかな、とちょっと気になっていたが、実際に山を走ったという実績ができて、そういう印象はなくなった。逆に、見た目は軽いけど実用性は満点、という対比がよい感じだ。イエローにする決め手を作ってくれた adm12 さんに感謝!

Stanton Bikes Slackline 853 (3)

でけた。

やはり、Nukeproof の Generator イエローハブは良い。これが黒だったら恐ろしく地味な雰囲気になっていただろう。ブレーキホースは白の方がいいな。もう少し明るいところでとると、フレームのパールが輝いて、"Electric Blue"の良さが出るはずだ。ヘッドセットは Cane Creek 110.EC34をぶち込んでみた。フレームと同系色なのと、クリキンみたいにロゴが目立ち過ぎないので、さほどいやらしい感じがしない、と思う(クリキンには「Sotto Voce」タイプがあるので、それだとロゴがかなり控えめ)。

フロントのホースはやはりちと短い。少なくともあと10センチくらいは長くないと、クラッシュしてハンドルバーが180度以上回ったときにブチ切れる恐れがある。

今回は、フォークの15QRが緩すぎ。仕方ねえからカムテンションの調整。前回は無調整で取り付けられたんだが、どうしたことかね。カシマの色も薄いし、安かったとはいえちょっと残念なフォークではある。もっとも、2012年のうんこ色ラベルは好かないので、これで妥協だ。
フォークは関係ないと思うが、フロントブレーキローターの引きずりがかなりひどい。これも調整できればいいのだが。

完成車(ペダル込み)で12.36Kg。良くある「ペダルなし」だと11.838Kg。まあ、こんなもんかな。ホイールを完組にして、タイヤをもう少し軽いのにすれば500gくらいは軽くできるかも。

サイズの割にホイールベースはかなり長く、BBは低い。こういうジオメトリーのバイクは初めてだから、山でどんな感じになるのかなり楽しみだ。


ダウンチューブのロゴ。パール塗装が秀逸。光の具合によって、この青は非常に鮮やかな発色を示す。特にロゴの白部分はよく考えられているデザインだ。

以前気になっていた Chromag Aperture は、どちらかというとターコイズブルーに近い。どうしても青または水色が欲しい場合はおすすめできないが、現物を見るとまた印象が変わるかもしれない。深みがあり、塗装の品質もかなり良さそうだ。こちらも光の当たり方で色合いが変わる。BB取り付け部およびISCG05タブ断面ぴかぴかというのもポイント高い。

まあ、私はこのイギリスフレームで満足。早いところ山へ繰り出したいが、今週末もまた雨のようだ。どうなってやがんだちくしょうめ。

[2011/09/22 追記]
QRというより、ハブとの相性だったようだ。Mavicの完組ホイールの場合、無調整でいけたが、CRCカスタムホイールのNukeproofハブは若干幅が狭いようだ。

Stanton Bikes Slackline 853 (2)

だいたい1/3くらい。今回は全パーツの重さを量っていたのだが、ブレーキセット(レバー・ホース・キャリパー)とシフターの重さを量り忘れた。まあいいや。後で引き算。
Straitlineのバッシュガードがはまらなかったので内側を塗装を剥がす程度まで削った。白は塗装方法が違うのかな。
フロントブレーキは、フォークのトラベルが3cm伸びたのでブリーディングし直しかと思ったが、意外とこのまま使えた。おかげで作業時間は大幅に短縮できた。ブリーディングは片方で普通は2日くらい(放置時間込み)かかるので、これは大きい。
のこりはチェーン取り付けとシフト関連(アウターケーシングのカットとかワイヤリング)、ディレーラー調整、ブレーキ調整だけになった。予想外に早くできそうだ。
そういや、通関手続きってどうなってたんだ?何も受け取らなかったが。後日支払い通知と一緒に来るのか。

[2012/06/25 追記]
結局何も来なかった。その代わり通関関連の書類もないし、Danからの納品書(invoice)もない。従って防犯登録ができない。今のところ夜中に走っていても警官に止められることがないので問題はないのだが、自分の持ち物である証明がその場でできないのはちょっと面倒。交番の警官にその辺を聞いたら、ちゃんと説明すれば捕まえちゃうようなことはないとのことだった。

Stanton Bikes Slackline 853 (1)

Stantonbikes から Slackline 853 が届いた。Tomac Automatic 120 の時よりだいぶ簡素な梱包だったけど、特に目立った傷もなく、問題なし。BB左側(non drive side)はちょっとはめにくかったな。
フレーム単体(ディレーラーハンガーなし)で2580g、そんなに軽くもない。現在の想定では、ドライブトレインなしの状態で10.9Kg。Gary Fisher についている旧XTを使うので、13Kg前後になるかな。やっぱタイヤとホイールが重い。タイヤはAM向けだが、ホイールがFR/DHスペックなのでかなり丈夫なんだろうけど、HTで13Kgは結構重い方だろうなあ。
完成予定は今週末。19日にシェイクダウンができれば最高だな。

今更ショートクランク

ようやく日本でもショートクランクで騒ぎ出したので感想を書いてみる。 皆様のいる場所は既に自分が1年前に通過した場所だッ HIBIKEからのインボイス 自分は2022年の暮に この辺の記事 を読んで早速注文、チェーンリングは Burgtecのもの を別途注文した。 スパイダーレスの...