マカスキル

http://www.redbull.co.uk/cs/Satellite/en_UK/Event/021242908456696

エディンバラの人は生で見れんのか!うーん、うらやましい!
"Way Back Home" メイキング映像かな?これはなかなかおもしろい。あのすばらしい変態技術の裏で、どれだけ痛い目に遭っているか、そのほんの一部を見ることができる。
なお、Red Bull Web TV では、2011/02/21 04:00 (日本時間) から生放送がある。

Joel Smith さんは、X-Fusion の GMに

Automatic 120 購入時、フレームの仕様確認等々でいろいろ質問に答えてくれた Joel Smith 氏は、X-Fusion に GMとして移籍参画するとのこと。

pinkbike の記事

Tomac のオーナーだったのね、この人。会ったこともない日本人が妙ちくりんな英語で書いた質問に、ずいぶん丁寧に答えてくれたもんだ。
さて、これからの Tomac はどうなるんだろうか。少々心配ではある。

2011/02/18 追記(1)
X-Fusion の GM になった後も、Tomac のオーナーは続け、Tomac の本社は Santa Cruz に転居、という噂も。

2011/02/18 追記(2)
Smith Named New X-Fusion GM, Tomac Moving[Bicycle Retailer and Industry News] 
“I am still the owner of Tomac, and I am doing both going forward,” Smith told Bicycle Retailer and Industry News late Tuesday night from Taiwan. “[I’ll be] moving both the family and Tomac to Santa Cruz April 1.” Tomac was relaunched in 2006 by the industry veteran Smith, and is located in Lincoln, Nebraska.
だそうです。
現在ネブラスカ州リンカーンにある Tomac を、X-Fusion があるカリフォルニア州サンタクルーズに移し、Smith 氏も4月1日から家族とともにリンカーンに移住する予定とのこと。
4月1日?発表が2月だから、「なんちゃって」はさすがにあるわけないな。

2011/02/19 追記
勢い余って Joel Smith 氏にメールを書いてしまったところ、例によってすぐに返事があり、上の記事通り、両方とも続けていく、ということだった。よってこの記事のタイトル(もともとは"good bye, Mr Joel Smith")も変更。
メールの結びに、「なんかあれば、知らせてくれよ」って、相変わらず気さくで非常に親切な人である。

Gary Fisher は終わりました(今さらですが)

2010年の発表で、Gary Fisher はもう終わったと思った。KLEIN はもうこんな状態だし、LEMOND はどこいった?2011年、Gary Fisher Collection として、非常に地味なデザインとなった。GF は GFC として終息させるのかな、と思って TREK をみると、なんと、こっちもかなり地味だった。ロードバイクはまだしも、MTB は、GFCに劣らずひどい配色。ハードテールはまだましだが、フルサスは Top Fuel 9.9 SSLSession8 以外ろくなものがない。どうした TREK と思ったら、Lapierre も、同じような配色になっている!
なるほど、要は私の趣味は主流でないということか。でも、YetiIntenseSanta CruzCUBE にはいい感じのバイクが多いし。GF をやめた2011 年以降、TREK とは馬が合わなくなったかな。

写真のヘッドバッジは、Gary Fisher Wahoo 2009 のもの。購入時から変わらないのは、フレームとヘッドパーツのみ。そのヘッドパーツも、半年以内に Cane Creek 40.ZS44 に換装予定。フルXT + ブレーキセットのみ M980系XTR、リアローターは Magura Storm SL(160mm)。ローターがシマノより厚い。先日の1週間吊し・ひっぱたきエア抜きのせいか、単にローターの厚みのせいか(たぶんこっちだ)、シマノのつもりでレバーを引くとアホみたいにロックする。しかもほとんど鳴かない。
このローターは、送料込み国内価格の 1/2 位でアメリカから購入できる。Jenson USA が今のところ最安で USD 30 / 枚。日本で買うとだいたい7,000円 / 枚+送料。本国のドイツでは意外と安くなかった。
例えば、2枚購入した場合、30 x 2 + 21.38(送料) = 81.38 で、およそ6,800円となる(2011/02/14現在)。デザインも良いし、是非ともおすすめしたいローターである。なお、このローターは、シマノと違ってローター径にかかわらずすべて同じ価格となっている。

ところで、今回購入した BR-M985 には、ちょっとした紆余曲折があったので、それはまた後日。

ローノーマルRD

Tomac Automatic 120 を2号機として購入し、RD-M980 を取り付けたため、1号機と RD の操作が一致しなくなってしまった。1号機のRDは、RD-M775-GS で、ローノーマル。2号機の RD-M980 はトップノーマル。1号機のシフトアップ操作が、2号機では逆になるということだ。これではあまりにも不便なので、やむを得ず1号機のRDをトップノーマルタイプへ変更することにした。
機械的には、ワイヤーテンションを下げて小さいギアの方へチェーンが脱線する方が合理的なのかもしれない。FDのトップノーマルなど、今やどこも販売していないし。
ただ、親指でレバーを押したらコギが重くなる、という点では、ローノーマルRDの方が理にかなっている。「下から上に移動するのだから力が必要なのは当然、だからトップノーマルの方が自然」という理屈はどうでもよく、単に左右の手の操作が一致すればいいだけ。これは、最初に乗ったロードバイクで感じたことだ。

ちなみにそのバイクは、1960年前後の製造で、プジョーのフレームにカンパニョーロのレコード一式が取り付けられていた。前後ともフリクション変速で、変速位置決めは勘と経験で行うというもの。その後乗ったミヤタのスポルティーフはシマノ105フルセットで、リアにSISが付いていて大変感激した。さらに、ブレーキワイヤーをハンドルに沿わせて取り付けることができた!これも骨董品のプジョーからすると驚くべき進歩だった。105は、色もやや緑が混ざった銀で、非常にいい感じだった。

ローノーマルRDは、シマノのMTBデュアルコントロールレバー向けに開発されたため、その廃止とともに姿を消すことになった。これをラピッドファイアレバーで使うと結構具合が良いはずなのだが、RDのトップノーマルはあまりにも歴史が長く、その習慣を覆すのは非常に困難だったのだろう。

2011/02/15 追記
実のところ、XT のデュアルコントロールレバーは、減速しながらシフトダウンができないという点で、やはり使いづらかった。また、シフトレバーがでかいので、1段ずつのシフトアップが妙にしづらいのも問題であった。ハンドルバー周辺はクランプ1個ですむので良かったが、それも980系 XTR を、I-SPEC で組めば解決。さらに980系はデザインが洗練されていてかなり良いし。

廃番ですか

Cane Creek の XXIIシリーズやSシリーズ・ZSシリーズは廃番になり、新シリーズの40に統合されたそうな。そうすると、ベアリング壊れても、交換パーツがないってことかな。110にしときゃ良かったか。

1号機のヘッドセットがVPで、時々動きが渋くなる。ボールレースタイプで、グリスアップするとぬるぬるになるので、まだしばらくは使えそうだ。1号機はGFのG2 Hardtailなので、ヘッドセットはゼロスタック、じゃ、ZSシリーズで、と思ったらこれだ。どうやら、Cane Creek の人がユーロバイクでしゃべっているのを聞くと、2011年は40と110中心で行くらしい。さらに AngleSet なんてのもありますな。
製品構成は、最高級品の 110 を継続、ヘッドアングル可変の AngleSet を新規投入、超軽量の AER(スカスカですね、これ) も継続、110廉価版の 100 も継続、新シリーズの 40 と再廉価版の 10 を投入、となっている。
確かに、いままであまりに品番がごちゃごちゃしすぎていたようだ。さらに、今回の整理で 110/40/10 の内部パーツ互換性が保証された。つまり、見た目は安い 10 だけど、ベアリングは最高級の 110 で自己満足、とかもできる(まるで意味がない)。さらに、上下別売りが基本となるようだ。ここ数年でテーパードヘッドセットがMTBにも広がってきていたが、ヘッドセットにはあまり選択肢がなかったので良い傾向である。
さて、1号機には廃番の ZS-3 かな。ゼロスタックだから、色つきでも正面から見たらあまり映えないので、110の赤とか意味ない。壊れたらそのときの定番品を買おう。

MAGURA STORM SL Roter と BR-M985、そしてノルトロック

 MAGURA(マグラ) STORM SL Rotor と、Shimano BR-M985の組み合わせ。SM-RT98 の方が若干放熱がよく、やや鳴きにくいか。しかし、デザインはSTORM SLの方が気に入った。SM-RT98は、最初からつや消しの表面になっているが、STORM SLは比較的つやがある。また、断面が黒く塗装されており、何の意味があるかわからないが、とにかくこれもいい。センターロックのホイールへの取り付けは、専用アダプターを使用してみた。
なお、キャリパーマウンターとキャリパーに使用しているワッシャは、ノルトロック。以下、ノルトロック社の「商品詳細」から。
  • 締め付け時に於ける最大限の安全性
  • 振動や衝撃によるボルトのゆるみに耐える
  • 簡単な取付、取外しが可能
  • 潤滑油に影響されない締め付け力
  • 締め付け力の高い低いにかかわらず、確実な締め付け
  • 軸力を管理する事ができる
  • 標準のボルトナットと同じ温度条件で使用可能
  • 再使用可能
微調整が必要でありながら緩み厳禁のディスクブレーキキャリパー周辺(特にポストマウントタイプ)には最適ではないか。構造上、食い付き痕が母材にくっきり残る。写真のフレームとキャリパーにも見事に傷が付いている。ということなので、カーボンには使えないだろうな。


[2012/09/11 追記]
ローターはシマノ、このフレームも使ってないが、ノルトロックだけはあちこちで利用中。今のところキャリパーが緩んだことは皆無。調整して適切なトルクで締結したら半年以上放置しても全く問題ない。

Tomac Automatic 120 (4)

1号機の左レバーのクランプを広げようとしてうっかりへし折ってしまい、イギリスに注文したところ2月経っても入荷せず、そうしているうちに新 XTR が発売された。じゃ、ブレーキだけ XTR にしようかと思い、ついでになんか買おうと、Chain Reaction Cycles を眺めていたら、白いやつが目に飛び込んできた。このときはまだ買うつもりはなかったんだが、仕様について Tomac に問い合わせてみるたところ、すぐに返事が来て、懇切丁寧に説明してくれた。その後、つけられる FD の種類やら出荷時期やら、いろいろ確認するたび数日を空けずに返事が来て、いつの間にかこのフレームを買うことに決めてしまっていた。
いろいろあって注文したのは Cambria Bicycle Outfitter 。ここも担当の方が非常に丁寧で、面倒くさい質問にももれなく答えてくれた。
入荷が去年の大晦日、出荷が明けて 3 日で届いたのが 8 日 。だらだらと作業をし、10 日の夕方に組立完了。

1号機の Gary Fisher Wahoo 2009 はまた後日。

Life Cycles!

Life Cycles BD 、イントロだけでがつんと来た!相当気合い入っているのがよーくわかる。日本語字幕がいらないのなら、pinkbike や amazon.com で今すぐ手に入れるといい。値段も非常に安いし。
MTBのこういったビデオとしては、Follow Me も見たが、こちらはわりとよくある寄せ集め映像の印象がある。Life Cycles は、ストーリーもあり、CG も凝っている。映像の精細さも、Life Cycles の方が優れている。ただし!BDは、あのクソBD-Jだ。レジュームが効かない。一気に見るだけなら良いが、DVDや「普通の」BDと同じ感覚では扱えない大変な余計なお世話的機能がついている。

日本語字幕付きはDVDだけ(2011/01/31現在)。DVDがどこまで表現できているかわからないが、でかい画面で見ないなら、DVDでも良いだろう。

とにかく、BDでもDVDでも良いから、今すぐ見ろ!

Chain Reaction Cycles 、売り方が雑だぞ

自転車部品の海外通販、イギリスでは WiggleChain Reaction Cycles(CRC) が日本からの利用が多い。品揃えは CRC の方が多いが、サービス品質は Wiggle の方が上。
先日、Tomac Automatic 120 の年式が間違っていることを指摘したところ、CRCがサイトの掲載内容の訂正を約束したが、結局何も変わらず、在庫がないのに 2010 年モデルに 2011 年モデルと表示したまま即納で販売し続けていた。
またこの前は、Thomson のステムを購入したが、届いてみたらバルク版だった。Wiggle では、こういう商品を「OE」と注記し、なぜこの価格で販売できるのかを明示している。これは JensonUSA でも同様。CRCはあまりにも雑な販売方法をとっているので、購入前に気になる点を確認した方がいい。日本人スタッフがいて日本語で回答がもらえる。

2011/02/05 追記
具体的な商品名は失念したが、CRCでも「OE」表示の商品もある。 今回の経緯を連絡したところ、すぐに回答が来て、急速な売り上げの拡大に伴って、至らぬ点があるが、改善を前向きに検討する、とのことだった。質問に対する回答は非常に早く、しかも日本語で好感が持てる。

2011/02/10 追記
GBP10のバウチャーをくれた。不良品じゃなかったので、こういうのをもらうとかえって申し訳ない気分になる。もう少しなんてことないような問合せにすべきだったか。

Tomac Automatic 120 (3)

で、このバイクが完成車で売れるか、ということだが、パーツ構成が2種類で、それぞれ USD 3,990 と USD 2,990 ではちょっとむずかしいか。
「John Tomac」の知名度も(たぶん)あるし、2010 年モデルからデザインにクセがなくなり、割と一般受けしそうな雰囲気。
フレーム単体で見ると、RP23 標準装備で 120mm トラベルだと、フレーム単体では Santa Cruz の Nickel より USD 200 くらい安く設定されている。

ところで、1点気になるところが、これ。
ダウンチューブのがセットを溶接した後のスキマがそのまんま。Tomac のサイトにある 2010 年モデルの画像も同様なので、組立ミスではなく仕様のようだ。別にこうなっているから性能に影響があるわけではないだろうし、大して目立たないんだけど、 どうにかならなかったんだろうか。軽量化には多少貢献しているのかもしれないが。

ま、こういう細かいことはいいから、とりあえず山で乗ってから言え、ってことで、本当のインプレッションはしばらくお待ちください。


[2012/02/27 追記]
ダウンチューブのガセットは、補強パーツ。下の部分を溶接しないでおくことで、力がかかったときにダウンチューブが破断しないで済むとのこと。軽量化でも何でもないね。アホでした。

ブレーキレバーの左右

アメリカ車は左前・右後ろ、日本車は右前・左後ろ、となっている。ディレーラーは、アメリカ車も日本車も同じ。
じゃ、イギリスは?と思って、このビデオを見たら、右前・左後ろだった。
で、このビデオを見たら、もう、ブレーキレバーがどっちかなんてどうでもよくなった!

ダニーさんの公式サイト

BL-M988 のブリーディング

前のシリーズ(7系)に比べると、ブリーディングはかなり楽になった(写真は BR-M985)。説明書通りに作業すればそれでOK。誰でもできる(RockShox Boxxerみたいに「友達」がいなくてもできる)。
でも、誰かの役に立つかもしれないので、1つの例としてここに公開してみる。基本的な手順は取説と同じ。
以下の作業は「ブリーディング」のみ。ホースへのオリーブ取り付け等は済んでいる前提で。

なお、制動装置の整備不良は他人を巻き込む大事故の原因になるので、試走だけでなく走行前には必ず点検すべし。また、この記事を含め、当ブログを読んだ結果発生したあらゆる事象については各自の責任である。

準備するもの
  • 付属品全部(ミネラルオイル、透明チューブ、ビニール袋)
    レバーを左右別で買った場合、付属品はありません。セット価格が左右別の価格より高いのは付属品の分の差額です。
  • メガネレンチ(7mm)
  • 専用じょうご(SM-DISC)
  • シリンジ(KTC フルード吸入器など)
  • 面ファスナー(幅20mmくらいのマジックテープ)
  • クッキングペーパー(紙)

手順
  1. キャリパーからパッドを取り外し、ブリード用スペーサーを取り付ける。
  2. レバーからブリードスクリューとOリングを外す。
  3. SM-DISC をレバーに装着。栓を外す。
  4. ミネラルオイルを満たしたシリンジにチューブを着け、ブリードニップルにつないだらゆっくり注入。「ゆっくり」が大事。急いでやると、 オイルがより多くの気泡を巻き込みやすくなるので、なるべくゆっくりと。どっちにしろ巻き込むけど、少ないに越したことはない。
  5. SM-DISC にあふれるオイルに気泡が混じらなくなったら注入を中断、ブリードニップルを閉じる。
  6. チューブからシリンジを外し、ビニール袋に付け替える。シリンジや容器に残ったオイルをSM-DISC に満たす。
  7. ニップルを閉じた状態で、ブレーキを目一杯握る。この状態で 0.5 秒くらいニップルを解放し、キャリパー内のエアを抜く。これを数回繰り返せば、普通はがっつり効くブレーキになる。
  8. ブリードニップルを完全に閉じて、SM-DISC に栓をし、レバーから SM-DISC を外す。
  9. オイルをあふれさせながら、ブリードスクリュー+Oリングでレバーのふたを閉じる。
  10. このまま1日以上、レバーを上にして放置、時々キャリパーからレバーへ向かって順に、歯ブラシの柄などでひっぱたき、エアの移動を促すと良い。
  11. シリンジにオイルを半分くらい入れ、ブリードニップルにつなぐ。
  12. レバーを操作し、レバーのマスターシリンダー内のエアを抜く。
  13. ブリードニップルを緩め、キャリパーから気泡が出てこなくなるまでシリンジをゆっくり引く。
    このとき、レバー側からエアを吸い込まないように注意!
  14. 念のため、シリンジからキャリパーにオイルを送り、マスターシリンダー内のエアを排出してみる。

一人で作業している時は、 7 の作業が難しくなるので面ファスナー(または太めのゴムバンド)を使う。 10以降はおまけ。やらなくてもいい。

シリンジとじょうごは、レバーにもキャリパーにも付属してないので、別途購入が必要。
シリンジはシマノ純正でもいいが、サードパーティ製品(KTC フルード吸入器など)で代用できる。
じょうごは説明文中の「SM-DISC」で、これは代替品がない。このじょうごは、BL-M988(BL-M985)のふたに合うようなねじ切りがしてあってさらにOリングと便利な栓がついている。代替品を探してもたぶん存在しないと思う。こちらは数100円なので純正品以外の選択肢がなくても問題ない価格。
キャリパー側でブリードスクリューを使う手順もあるが、最後にキャリパー側でも「オイルをあふれさせながらイモねじを締める」というのは私にとって余計な作業なので、今回は従来通りブリードニップルでやった。
気をつける点とすれば、ブリードニップルとチューブの接続くらい。こいつは下手にやるとオイル注入中に 外れて辺り一面オイルだらけになるので要注意(これは私がやってひどいことに...)。

ブリーディングは一度やっておくと仕組みが分かるし、面倒でもなかなか面白い作業だが、どうしてもうまくいかない人は、プロショップへご相談を。ちゃんとした店なら、料金に見合った仕事をしてくれます。
ちなみに、私が初めて油圧ディスクブレーキを取り付けた際、手がかりにしたのはシマノのマニュアルと整備書籍・ネット・サイメンのDVD。基本的にはシマノのマニュアルだけあれば事足り、それ以外の情報は自分の作業が正しいかどうか確認するために参照した。


なお、発売直後の BR-M985 はシールが甘い個体があり、ピストンからオイルが漏れるという事故が発生した。当然、パッドはオイル浸しで効きが大変悪くなり、ブレーキをかけるとオイルが焼ける香ばしいにおいが。シマノに交換を依頼したら、なんと大阪から中2日で代品が送られてきた。このサポートの良さはすばらしい。

油圧ディスクブレーキとかなんとかかんとか

油圧ディスクブレーキに関する個人的な感想を書いてみる。 輪行に難あり、または輪行は不可能という幻想 自分もVブレーキから移行した当初(2010年頃)はそう思っていたが、実際やってみると慣れの問題で、輪行は油圧ディスクブレーキを忌避するための決定的な要因にならない。 片道で1回と数...