M/LサイズのHeadlinerが売り切れで困っている人はXL/2Xを買えば良いという話
シマノFC-M8100を試す
Hopeで170mmを試すとか155mmを試すとかやっていたが思い立ってXTクランクセットを取り付けてみた。他の方が使用しているのを実際に見たことがあるブレーキキャリパーと比べると、このクランクアームは一見してあまり目を引くものがない。
2ピンチボルトでの取り付けが容易
Wolf ToothのDrop Stop STで軽量化
170mmクランクアーム単体で500g台前半なので、この価格帯のクランクセットとしては非常に軽い。30Tリングで622gというのが公式発表だが、XTR様との差別化のために敢えてクソ重いチェーンリングを設定していると思われる。LT-FC41が同梱されない
以前XTR様を購入した際にはLT-FC41が付属していたが、現在は別売りになっているようだ。たまたま見かけたMTB系の掲示板でも同様の話題があったので、ある時期から工具の添付をやめたものと思われる。
表面処理は相変わらず弱いらしい
ロックリング工具たくさん
諸事情でロックリング工具が増えた。
左から、シマノTL-LR10、Birzman Lockring Socket 12mm、Park Tool FR-5.2GT、シマノTL-LR15、IceToolz #09C2。シマノ現行世代残念MTBハブ
Scylenceの失敗の後、代替製品の市販まで時間が極端に限られる中、なんとか頑張ったものの、かなりまずい問題が発生しているようだ。この動画を投稿した人によると、シマノが対策を行っているものの、基本的に設計がダメなので、根本的な解決にはならないそうだ。
動画を見ると、ハブシェルが削れてしまっているので、新しいものを書い直すしかないようだ。シマノはこの件についてリコール等は行っていないとのこと。
自分はシマノのハブを使っていないが、今世代のXTR様RDは、クラッチのカムユニットに付属するボルトが緩むというバカバカしい障害を経験した。緩み止めを塗布してその後は再発していないが、初物に手を出して痛い目に遭ういつものことなのかもしれない。
ちなみに、シマノのサポセンにカムユニットの障害について聞いたところ「製品が出たばかりで導入事例が少なく、他のユーザーで発生している報告はない」という内容の回答だった(2019年の話)。
Jupyterのカタカナ転記はジュピター
結論
調査状況
後述のとおり、2015年と2016年にアーキテクトの人がjupiterと発音している動画が見つかった。自分がジュピターとカタカナ転記する根拠はそれらの動画である。よくある質問
Julia + Python + Rだから「じゅぱいたあ」
じゃあPythonはピソン
動画を確認したい
動画を見たけどジュピターと聞こえなかった
その他
時代はフルサス
時代はフルサスということで、Café RoubaixのSLAPPでおなじみのSpecializedがセールをやっていたStumpjumper EVOを購入。
大半のパーツをStanton Bikes Switch9erから移植したので、現状Sw9erはフレーム単体の状態。置き場所もないのでやむを得ない。
今回新たに購入したのは以下の通り。
- サスペンションフォーク
160mm対応なので。MRP Ribbonはスペーサーの入れ替えで160mmにできるとメーカーから回答をもらったけど、5年近く前のものを今更..という気分の問題。
ブツは玄武で購入。Google等での評判はイマイチだけど、今回の購入に際しては(こちらが色々と話を合わせたこともあってか)ごく普通の接客だった。 - ドロッパーポスト
Wiggleで購入。高さを変えるために何度もボルトを緩めたり締めたりするとフレームが痛むのではないかと心配で、やむを得ず導入。このために400gくらい重くなった。 - ステム
銀色のHopeハブに合わせた見た目で。 - ハブ
108ノッチのPro 5が出たということで。「ハブから自転車が生えた」とソーシャルネットワークのコメントには書いたが、実際の順序は逆。 - サドル
黒っぽいフレームなので、黒いサドルを。I-Beamの黒はある。 - フェンダー
リアのリンク周辺を保護する目的で装着している。 - スポーク
ハブを変更して一部流用が利かなくなったため。
また、他社が猛烈にべらぼうな価格で販売している中、大手が適正価格で通販でも販売しているというのは、DIY野郎にとっては大変ありがたい。Café RoubaixのSLAPPでおなじみのSpecializedだけど、「とりあえずまともなフルサスで見た目が気に入ればメーカーは何でも良い」という自分の方針に適合している。
Hope Pro 5が発売されたので早速購入・組み立て
Pro 4が出たとき、Hopeに「センターロックマウントのMTB用ハブを作らないのか?」と聞いたところ、その予定はないとの回答だった。ロード用にはあるのになぜ?と思ったがそれ以上は要望を出すこともなく、DT Swiss 350を買ったのでそれ以降、Pro 4のことは忘れていた。
そして、2023年に発売されたPro 5でついにセンターロック対応のハブがカタログに。センターロックはシマノの独自規格で、せっかく業界で合意した(と思う)6穴規格に混乱をもたらすものみたいだけど、自分の好みはこっちなので、今後もセンターロック一筋で行こうと思う。
108ノッチになったリアハブの音はこんな感じ。
Pro 2 EVOのような爆音ではない。街中を走っていると気づいてもらえなさそうな感じではある。
Hopeが主張するようにシールの抵抗が減り、以前より長く空転している印象。過去動画と比較するとだいたい最後の10秒くらい、空転時間が伸びた感じ(条件が違うので正確な比較ではない)。定量的な評価ではないが、数10回空転させた限り、ここ10年でもっとも抵抗の少ないリアハブであるという印象。
表面の仕上げは予想していたよりアルミの艶が目立って好ましい。表面保護なしのポリッシュが最も美しいけど、アルミ合金ではすぐに曇ってしまうのでこれくらいが最善だと思う。
メンテナンスの際、シールの取り付けに専用工具が不要になった点が大きい。Pro 4では専用工具なしではまともに取り付けできなかったので。
ただ、カセットを取り付けた際にエンドキャップがだいぶ飛び出しているため、ロックリング工具のかかりが甘くなる。このせいで数回ロックリングの内側をなめた。仕方ないので芯棒付きの工具を発注した。
暫定措置としてXTR様(CS-M9101)に付属する1mmのスペーサー(Y1X400300)を適用したところいい感じになった。DT SWISS 350では全く問題なかったので、Hopeの設計が間違っていると思われる(フリーハブボディ長すぎ)。
定規を当てて計測したところ、MSボディそのものには問題がなく、エンドキャップの形状が間違っていることが判明。段差に引っかかって工具が奥まで入らない。こんなのテストすりゃすぐに分かるだろうに(たぶん昔からこの形状)。
多分、TL-LR15みたいな芯棒付きの工具しか使ってないんだろう(TL-LR15でも奥まで入らないが工具の傾きを減らせる)。ディーラーズマニュアルを熟読し、シマノが指示するカセット取り付けに必要な工具を漏れなく使用して互換性を検証してほしかった。
対策としては、TL-LR15を使用し、工具がズレないよう慎重に作業をする。ラチェットレンチに対応しているTL-LR10はシマノのディーラーズマニュアルに記載があるが、このHopeのイカれたエンドキャップ形状に適合しないので使用しないこと。幸い、捨てたと思ってたTL-LR15が発掘されたのでモンキーレンチと組み合わせる定番の方法で対応した。
せっかくなので、購入したショップに情報共有を依頼しておいた(余計なお世話かもしれないので、可能なら、みたいな文脈で)。
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