最近発売された ODI Elite Pro 。Rogue とか、Ergon GE1 とか、太めのグリップが好きなので、"without feeling bulky"なグリップは手に合わないと思っていたが、"provides padding where it is needed most" を信じて使ってみたところ、細すぎる感じはなく、しばらく使ってみようという気になった。
Ergon GE1 は、エンドがかなり厚くなっているため、左右で15mmほど幅が広くなる。こちらは標準的で、+5mm。
また、いくつかパーツを交換し、現在はこんな状態。
Renthal Duo Stem のノイズが再発したため、Thomson Elite に戻した。ライズが不足するため、30mmの Spank Oozy Trail 760へ。実測で765mmあったため、左右5mmずつ切断し、グリップを嵌めた状態でちょうど760mmとなった。Renthal Fatbar Lite と比較すると、やはりあまりしっくりこないスイープ角度であるが、色は気に入っている。このくらいの幅なら、もう少しバックスイープが深いと良いのかな?
Revelation RCT3 のシャフト交換、そして久しぶりの長瀞
たしか、市販されている RockShox Revelation RCT3 SA は、140mmまでだったはずで、そのときはこれで十分と思っていた。タイヤは少し軽めの Maxxis Minion DHR II 3C EXO TR とか、自分としては少々登り指向に。
しかし、先日、思い立ってトラベル量を 150mm に変更。タイヤのエアボリュームが増えた上に、トラベルが10mmも伸びてフロントが上がり気味になるが、安心して下るにはこれくらいがちょうど良い。
こういった部品単位で購入可能なRockShox製品は、DIYが可能な道具さえあれば、吊しにない組み合わせなど色々試せるので良い。
で、7月以来の長瀞は、メンバーが面白かったこともあり、かなりすっきりする1日となった。
今回、空気圧をフロントを28PSI、リアを32PSI位に。リアがちょっと滑るかな、と思ったが、路面が乾いていたため全く問題なし。フロントは高いエアボリュームで、先日の少し高めの山と同じく、下りでの安定感が揺るぎない。リアのリム打ちもなし。30PSIでは低すぎた。あれじゃTLRでもパンクする。
そしてこんなことを。
Renthal Duo Stem(50mm)。これは、かなり以前に購入し、長瀞で知り合った方に500円で売り、それをまたコーラ1本で「買い戻し」たものである。国内での定価が15,000円近く、もう1つ新品を買うのためらっていたので実にありがたい。
ステム上側に Nukeproof ロゴの付いたスペーサーを乗せたせいでロゴだらけになり、だいぶうるさくなった。
この状態で近所を八の字走行してみたところ、割と具合が良い。ステムのRenthal ロゴが好みでないが、しばらくはこれで行こうと思う。
もちろん、精度に関してはThomson と比べるまでもなく、低い。以前手放したのが確かこれが原因だった気がする。このステムに替えたとたん、ヘッド周りからパチパチ小さな異音が発生し始めた。見た目は気に入っているが、これが解消しないのであれば、もう完全にお蔵入りだ。
余談だが、長瀞の親分に教えてもらって気づいたのであるが、ロワーレッグだけ交換すれば、フォークは650Bに出来るようである。Rev RCT3 SAであれば、sram のホームページにあるスペアパーツカタログに乗っている部品番号(11.4018.006.186)で注文出来そう(デカールは付属しない)。今のところ交換する予定はないが。上手くやれば、新品の完成品をもう1本買うよりかなり安く上がりそうである。
[2015/11/25 追記]
duoステムの異音について海外の事例を調べたところ、原因と解決方法が分かった。
異音はステム本体から発生しているようで、上下が接する面にグリスを薄く塗布したところ、いったん解消。これはつまり、ハンドルバーから負荷を受けた際に、ステム本体がずれることを意味する。
同様の構造である他社のコピー製品ではどうなのだろうか?
しかし、先日、思い立ってトラベル量を 150mm に変更。タイヤのエアボリュームが増えた上に、トラベルが10mmも伸びてフロントが上がり気味になるが、安心して下るにはこれくらいがちょうど良い。
こういった部品単位で購入可能なRockShox製品は、DIYが可能な道具さえあれば、吊しにない組み合わせなど色々試せるので良い。
で、7月以来の長瀞は、メンバーが面白かったこともあり、かなりすっきりする1日となった。
今回、空気圧をフロントを28PSI、リアを32PSI位に。リアがちょっと滑るかな、と思ったが、路面が乾いていたため全く問題なし。フロントは高いエアボリュームで、先日の少し高めの山と同じく、下りでの安定感が揺るぎない。リアのリム打ちもなし。30PSIでは低すぎた。あれじゃTLRでもパンクする。
そしてこんなことを。
Renthal Duo Stem(50mm)。これは、かなり以前に購入し、長瀞で知り合った方に500円で売り、それをまたコーラ1本で「買い戻し」たものである。国内での定価が15,000円近く、もう1つ新品を買うのためらっていたので実にありがたい。
ステム上側に Nukeproof ロゴの付いたスペーサーを乗せたせいでロゴだらけになり、だいぶうるさくなった。
この状態で近所を八の字走行してみたところ、割と具合が良い。ステムのRenthal ロゴが好みでないが、しばらくはこれで行こうと思う。
もちろん、精度に関してはThomson と比べるまでもなく、低い。以前手放したのが確かこれが原因だった気がする。このステムに替えたとたん、ヘッド周りからパチパチ小さな異音が発生し始めた。見た目は気に入っているが、これが解消しないのであれば、もう完全にお蔵入りだ。
余談だが、長瀞の親分に教えてもらって気づいたのであるが、ロワーレッグだけ交換すれば、フォークは650Bに出来るようである。Rev RCT3 SAであれば、sram のホームページにあるスペアパーツカタログに乗っている部品番号(11.4018.006.186)で注文出来そう(デカールは付属しない)。今のところ交換する予定はないが。上手くやれば、新品の完成品をもう1本買うよりかなり安く上がりそうである。
[2015/11/25 追記]
duoステムの異音について海外の事例を調べたところ、原因と解決方法が分かった。
異音はステム本体から発生しているようで、上下が接する面にグリスを薄く塗布したところ、いったん解消。これはつまり、ハンドルバーから負荷を受けた際に、ステム本体がずれることを意味する。
同様の構造である他社のコピー製品ではどうなのだろうか?
少し高めの山を少し遅めに出発して走る
久しぶりにナタジゴさんにお目にかかった。
いつも通り3時に起床し、始発に乗って早朝に最寄り駅に到着。用足し後飯を食って歯を磨き、水分と軽食を買い込む。30分くらい後にヨシ課長に拾ってもらい、集合場所へ。当初はいつものところを軽く走る予定であったが、ナタジゴさんたってのご希望でワープ可能な山を走ることになった。
ここしばらく、ハンドルバーをカーボンにしてみたり、技量に見合わない細いタイヤを使用したりしていたが、今ひとつうまく乗れてない感じがしたため、前輪に Continental Trail King 2.4 を装着。以前はUST版(およそ1,200g)を使用していて、その安定感は実感出来ていた。今回はその Protection 版。使用後のペ○スのようにだらしない様子のUSTとは異なり、Protectionはプラスチックぽい硬さを持ち、パッケージから取り出すとタイヤだけで自立する。その反面、リムへの装着難易度は過去最高である。
通常は、チューブを入れてフィットさせておけば数日でクセが取れるものだが、これはデッドストックであったためか、頑固な折り目がなかなか消えず、久しぶりに装着時に汗をかいた。
当日の路面は9割方ドライで、一部粘土的に表面がヌルヌルであった。こういうところはどんなタイヤでも滑るので、膝当てを持ってこなかった私は過去の不全骨折を思い出し、かなり緊張した。
それ以外の所は、特に細かいことを考えずに突っ込んでいっても弾かれたり滑ったりすることがない。960gと、最近のAM系タイヤとしては重めで、FR系としては普通の重量だが、この安心感はやはり捨てがたい。
で、次はハンドルバー。
740mmで今まででもっとも幅が広い。しかし、左右10mmずつ広がっただけなので、660mm→700mmほどの新鮮さがなかった。
CFRPバーを使っているのに何故今更アルミバーなのかと言えば、色の少なさだ。10年くらい前と比べればCFRPは特殊な素材ではないのに、未だに「見てください、カーボンですよ、すごいでしょう」的に繊維を見せびらかしがちである。フレームのCFRPは様々な色があるのに、ハンドルバーに限ってはいつまでたっても辛気くさい色使いばかりだ。
使ってみた感想としてはは、CFRPハンドルバーとの違いがよく分からない、である。Fatbar Lite は軽いとは言え、前の ProTaper Carbon 720 AM から70g近い重量増となる。走行中にそれは分からないし、振動云々も鈍感な私には感じ取れない。違いが分からない鈍感人間には、高級なCFRPは金の無駄である(多分)。
いつも通り3時に起床し、始発に乗って早朝に最寄り駅に到着。用足し後飯を食って歯を磨き、水分と軽食を買い込む。30分くらい後にヨシ課長に拾ってもらい、集合場所へ。当初はいつものところを軽く走る予定であったが、ナタジゴさんたってのご希望でワープ可能な山を走ることになった。
ここしばらく、ハンドルバーをカーボンにしてみたり、技量に見合わない細いタイヤを使用したりしていたが、今ひとつうまく乗れてない感じがしたため、前輪に Continental Trail King 2.4 を装着。以前はUST版(およそ1,200g)を使用していて、その安定感は実感出来ていた。今回はその Protection 版。使用後のペ○スのようにだらしない様子のUSTとは異なり、Protectionはプラスチックぽい硬さを持ち、パッケージから取り出すとタイヤだけで自立する。その反面、リムへの装着難易度は過去最高である。
通常は、チューブを入れてフィットさせておけば数日でクセが取れるものだが、これはデッドストックであったためか、頑固な折り目がなかなか消えず、久しぶりに装着時に汗をかいた。
当日の路面は9割方ドライで、一部粘土的に表面がヌルヌルであった。こういうところはどんなタイヤでも滑るので、膝当てを持ってこなかった私は過去の不全骨折を思い出し、かなり緊張した。
それ以外の所は、特に細かいことを考えずに突っ込んでいっても弾かれたり滑ったりすることがない。960gと、最近のAM系タイヤとしては重めで、FR系としては普通の重量だが、この安心感はやはり捨てがたい。
で、次はハンドルバー。
740mmで今まででもっとも幅が広い。しかし、左右10mmずつ広がっただけなので、660mm→700mmほどの新鮮さがなかった。
CFRPバーを使っているのに何故今更アルミバーなのかと言えば、色の少なさだ。10年くらい前と比べればCFRPは特殊な素材ではないのに、未だに「見てください、カーボンですよ、すごいでしょう」的に繊維を見せびらかしがちである。フレームのCFRPは様々な色があるのに、ハンドルバーに限ってはいつまでたっても辛気くさい色使いばかりだ。
使ってみた感想としてはは、CFRPハンドルバーとの違いがよく分からない、である。Fatbar Lite は軽いとは言え、前の ProTaper Carbon 720 AM から70g近い重量増となる。走行中にそれは分からないし、振動云々も鈍感な私には感じ取れない。違いが分からない鈍感人間には、高級なCFRPは金の無駄である(多分)。
BL-M8000/BR-M9020
体調不良やら長雨やらでしばらく山を棄権中。やることがないので、ブレーキの本格的エア抜きを1年以上ぶりにやってみた。
結果、何も変わらず。そして、レバーを弾いていると内部から延々とエアが発生することを発見。多分こういう設計なんだろうと思ったが、試みに以前から気になっていたこれらを導入。
XTR様と比べればいろいろとケチが付くXTだが、ちょっと重くなる以外、性能が特段劣っているわけではない。ただ、先代のレバー(BL-M785)に対して、私は外見だけで拒絶反応を起こしていたため、XTR様の半値くらいであっても買う気にはなれなかった(ちなみに最初に使った油圧ディスクブレーキはBL-M775)。
で、現行のBL-M8000であるが、ワンピース構造となり、XTR様に近くなった。また、塗装の具合も785より高級感がある。黒に見えるように撮影した画像が多数見つかるが、実際はラメ入りダークグレーに近い。785は、こちらの方が障害に対する解析を行い、対策を実施されたように、構造的欠陥があったようである。
BL-M988 で気になったサーボウェーブは、BL-M8000では気にならないレベルに。988では、カムの動作が不適切で、レバー比が変化する位置で大きな抵抗が発生していたが、8000ではほとんどそれを感じられない。これはハンドルバーに取り付ける前でも同じ。988の「なんだこの引っかかりは?」がなくなった。985に比べるとレバーを引く力は余分に必要だが、あの初期抵抗が減っただけでかなりの改善といえる。
この点についての記事を探したが、今のところかなり少ない。そもそもこんなことを気にするような人間は神経質で少数派なのかも。
キャリパーもXTにしたかったが、よくよく調べてみるとピストンがGFRPになっていない。ヨシ課長にはウソ情報を流してしまい大変恐縮であるが、XTは今回もセラミックピストンである。
ということで、こちらもバカ高いXTRである。BR-M9000は塗装がひどく安っぽいし、985とは構造が異なるので、ちょっと重いけど9020に。
985と同じモノブロックであるが、下部のトルクスボルトはなんだろうか?985はバンジョーボルトのほかに真ん中にでかいボルトが1本刺さるだけだったが、今回はここにもう1本追加になっている。
余談だが、パッド固定ボルト脱落防止ピンを写真のように取り付けるとキャリパー本体の塗装が剥げるので注意。この向きから90°倒した向きが正解。
BR-M9020はフィン付きメタルパッドが付属するが、2セットとも左用ばかりが入っていた。初物でハズレを引く私の能力は未だ衰えていないことが分かった。これは週明けにシマノへ確認予定。やむを得ず近所のテスト走行では先代のF03Cを使用した。
パッド本体には方向性がないので使っていても問題はないが、不完全なまま使用するのは気分が悪いので交換させたい。
制動力に関しては、985に慣れていると逆に弱くなった印象を受ける。サーボウェーブの「パッドがローターに当たり始めてからパッドの移動が遅くなる」設計が影響しているのか、ホイールを完全にロックさせるまでのポイントが少し奥になった感じ。しばらく988を使っていなかったのでこの感覚を忘れてしまっていた。
[2015/09/18 追記]
パッドは無事、というか、なぜか2台分が返送された。つまり、左4枚と右4枚。さすがシマノといったところである。
結果、何も変わらず。そして、レバーを弾いていると内部から延々とエアが発生することを発見。多分こういう設計なんだろうと思ったが、試みに以前から気になっていたこれらを導入。
XTR様と比べればいろいろとケチが付くXTだが、ちょっと重くなる以外、性能が特段劣っているわけではない。ただ、先代のレバー(BL-M785)に対して、私は外見だけで拒絶反応を起こしていたため、XTR様の半値くらいであっても買う気にはなれなかった(ちなみに最初に使った油圧ディスクブレーキはBL-M775)。
で、現行のBL-M8000であるが、ワンピース構造となり、XTR様に近くなった。また、塗装の具合も785より高級感がある。黒に見えるように撮影した画像が多数見つかるが、実際はラメ入りダークグレーに近い。785は、こちらの方が障害に対する解析を行い、対策を実施されたように、構造的欠陥があったようである。
BL-M988 で気になったサーボウェーブは、BL-M8000では気にならないレベルに。988では、カムの動作が不適切で、レバー比が変化する位置で大きな抵抗が発生していたが、8000ではほとんどそれを感じられない。これはハンドルバーに取り付ける前でも同じ。988の「なんだこの引っかかりは?」がなくなった。985に比べるとレバーを引く力は余分に必要だが、あの初期抵抗が減っただけでかなりの改善といえる。
この点についての記事を探したが、今のところかなり少ない。そもそもこんなことを気にするような人間は神経質で少数派なのかも。
キャリパーもXTにしたかったが、よくよく調べてみるとピストンがGFRPになっていない。ヨシ課長にはウソ情報を流してしまい大変恐縮であるが、XTは今回もセラミックピストンである。
ということで、こちらもバカ高いXTRである。BR-M9000は塗装がひどく安っぽいし、985とは構造が異なるので、ちょっと重いけど9020に。
985と同じモノブロックであるが、下部のトルクスボルトはなんだろうか?985はバンジョーボルトのほかに真ん中にでかいボルトが1本刺さるだけだったが、今回はここにもう1本追加になっている。
余談だが、パッド固定ボルト脱落防止ピンを写真のように取り付けるとキャリパー本体の塗装が剥げるので注意。この向きから90°倒した向きが正解。
BR-M9020はフィン付きメタルパッドが付属するが、2セットとも左用ばかりが入っていた。初物でハズレを引く私の能力は未だ衰えていないことが分かった。これは週明けにシマノへ確認予定。やむを得ず近所のテスト走行では先代のF03Cを使用した。
パッド本体には方向性がないので使っていても問題はないが、不完全なまま使用するのは気分が悪いので交換させたい。
制動力に関しては、985に慣れていると逆に弱くなった印象を受ける。サーボウェーブの「パッドがローターに当たり始めてからパッドの移動が遅くなる」設計が影響しているのか、ホイールを完全にロックさせるまでのポイントが少し奥になった感じ。しばらく988を使っていなかったのでこの感覚を忘れてしまっていた。
[2015/09/18 追記]
パッドは無事、というか、なぜか2台分が返送された。つまり、左4枚と右4枚。さすがシマノといったところである。
唯一の Chris King 部品
ヘッドセットに Chris King 製品を使うと、上下ゼロスタックタイプでない限り自己主張の強いロゴが目立ちすぎる。Sotto Voce というステルスロゴの製品は地味すぎる。性能面と外観そしてやはりAhead Set の元祖という点で、ヘッドセットはやはり Cane Creek である。今後も Chris King のヘッドセットを使うことは絶対にないであろう。
現在日本の代理店から入手可能なBBは、ロード用とMTB用に分かれておらず、同一のBB本体に対して "Conversion Kit" を変えることでロードやMTB・BMXに取り付ける設計となっている。
Stanton Bikes Slackline Ti は、BBシェル幅が 73mm であるため、本体 "ThreadFit 24" に "Conversion Kit #12" を組み合わせて使用する。
キットには "H" Spindle Sleeve を左右にはめ込み、73mm 用のスペーサーを挟む。スペーサーはアルミ合金製。シマノのように樹脂製で、精度の低いBBシェルでもある程度使えてしまう懐の深さを、このスペーサーに求めてはいけない。Chris King のBBは、作業者やライダーがプロでない限り、精度や平行に病的な神経質さと度量の狭さを兼ね備えたフェーシング・タッピング マニアなユーザーが好む高品質製品である。
キットが2,000円超(直販ではUSD18)ってやり過ぎとか言ってはならない。プラスチック2個とスペーサー、ペラい「念のため用」スペーサー数枚がこの価格あっても、King である。値段が高いとか抜かす正常な感覚の人間はこんな道楽部品を買うべきではない。
雨の日に乗らない、泥や水たまりを避けて乗る、というような使用方法だと、SM-BB93を5回交換するまでの間に自転車本体か自分が寿命を迎えることだろう。
ただし、交換したシマノのBBはどうなるかというと単に廃棄するだけである。メンテナンス不可としているシマノBBは使い捨てが前提であり、メンテナンスをしながら出来るだけ長く使い、ゴミによる環境負荷を減らそうという Chris King の方針とは異なる。どちらを選ぶかは好き好きであるし、シマノBBもきついシールで意外と耐久性が高い。
取り付けてみるとこんな感じ。黒なので完全に埋もれている。これがつや消しだったらSM-BB90Aとほとんど見分けが付かないだろう。
盆休み最後の山
2週間ぶりくらいに山。今回はヨシ課長に加え、久々にナタジゴさんにも来て頂いた。フォークのオーバーホールをしてから初めての山となった。
駐車場では、長瀞ツアーで何度かご一緒したK様と本当に久しぶりにお目にかかる。我々は先に行き、ご同行の方ともどこかで会うだろうと思っていたが、1本走って峠に戻ってくるとK様のみ。暑さにやられて途中棄権されたとのこと。前回よりだいぶ涼しくなったとはいえ、この時期は気をつけないと取り返しの付かないことになる。ナタジゴさんも、車から自転車が落ちそうになってたし...。
フォークの調子は上々、購入時よりかなり良くなった。以前はリバウンド調整だけではだめで、やむを得ず空気圧を下げても減衰がイマイチだったが、オーバーホール後は100PSIで適正サグ、下りで少々突っ込んでも弾かれにくくなった。
SKFシールの効果は...、私にはよく分からなかった。ナタジゴさんのRevelationはハードアノダイズドのスタンションチューブで、こちらもかなり滑らかに感じ、現世代の黒チューブがさらに良くなったみたいなのだが、ブラインドテストをされたら分からないくらい私は鈍感である。そこへSKFシールを入れたところで、やはり私に区別が付くような差ではなかった。ここは長寿命に期待。
ただ、気になるのはダンパー側のボトムからのオイル漏れ。ボトムにあるのはリバウンド調整ノブで、このノブはエア抜き工具兼用のため(?)、六角形の黒い金属棒と一体化されている。ダンパーシャフトに締結するボルトは、この棒を受け入れるため中空で穴が貫通している。
当初はクラッシュワッシャー周辺からの漏れを疑ったが、ボルトの穴にペーパーウエスを紙縒りにして詰め込み、そいつを外れないように養生テープを貼り付けて1日走ったところ、オイルは穴からのみ発生していることが分かった。
漏れているオイルは、臭いから15wと推測。このオイルは左右に5mlずつ注入し、潤滑用のものと思われるが、シャフトに穴でも開いていない限り、このボルトから漏れてくることはなさそう。今のところ根本原因が分からないのでしばらく様子見。
フォークの調子は上々、購入時よりかなり良くなった。以前はリバウンド調整だけではだめで、やむを得ず空気圧を下げても減衰がイマイチだったが、オーバーホール後は100PSIで適正サグ、下りで少々突っ込んでも弾かれにくくなった。
SKFシールの効果は...、私にはよく分からなかった。ナタジゴさんのRevelationはハードアノダイズドのスタンションチューブで、こちらもかなり滑らかに感じ、現世代の黒チューブがさらに良くなったみたいなのだが、ブラインドテストをされたら分からないくらい私は鈍感である。そこへSKFシールを入れたところで、やはり私に区別が付くような差ではなかった。ここは長寿命に期待。
ただ、気になるのはダンパー側のボトムからのオイル漏れ。ボトムにあるのはリバウンド調整ノブで、このノブはエア抜き工具兼用のため(?)、六角形の黒い金属棒と一体化されている。ダンパーシャフトに締結するボルトは、この棒を受け入れるため中空で穴が貫通している。
当初はクラッシュワッシャー周辺からの漏れを疑ったが、ボルトの穴にペーパーウエスを紙縒りにして詰め込み、そいつを外れないように養生テープを貼り付けて1日走ったところ、オイルは穴からのみ発生していることが分かった。
漏れているオイルは、臭いから15wと推測。このオイルは左右に5mlずつ注入し、潤滑用のものと思われるが、シャフトに穴でも開いていない限り、このボルトから漏れてくることはなさそう。今のところ根本原因が分からないのでしばらく様子見。
RockShox Revelation RCT3 2015 のダストシール・オイル交換
タイヤの交換から始まって、最近はホイール組み立て、ようやくハードテールMTBメンテナンスの最終段階としてフォークのメンテナンスを行った。
購入した道具および消耗品類はこちら(一部手持ちを含む)。
作業後に撮影したため、転がっているシールは取り外したRockShox純正のもの |
- Buzzy's Slick Honey
Sram Butter 代用。 - Finish Line Shock Oil 5w, 15w
純正オイル代用。 - 樹脂製計量カップ
ダンパー用。 - 食品保存容器の下だけ
フォームリング洗浄/ドブ漬け用。 - 塩ビソケット VP 30(外径46mm、内径38mm)
純正ツール(RockShox Dust Seal Installation Tool)代用。 - Pedros Downhill Tyre Lever
ダストシール取り外し用。 - Topeak PocketShock DXG
- 六角レンチ 1.5mm, 5mm
- オープンレンチ 10mm
- 金属製物差し
ダンパーオイル油面簡易計測用。 - KTC セミディープソケット 24 B3M24
エアスプリングおよびダンパートップキャップ用。 - KTC ラチェットハンドル BR3E-H
滑り止めがないので油が付くと落としやすい。 - シリンジ
- クニペックス 穴用スナップリングプライヤー 19-60mm 4411J2
今回は使用せず。
手順はまあ、製造元の "Service Manual -- SID and Revelation Rev A -- 2015 -- English" で。動画は、こちらが大変勉強になった。
MBR magazine - How to change the travel on your RockShox Solo Air fork
初回なので、オイルとグリスは純正品を使いたかったが、一部しか手に入りそうになかったため、すべてサードパーティのものにした。次回までに純正品をそろえておきたい。また、トラベルを150mmにしたいので、シャフトも併せて手に入れよう。
せっかくだからと、フォークに付属している予備シールではなく、SKFのダストシールを購入したが、正直何が変わったのかよく分からない。Foxから遅れること5年、ようやく一部のモデルで採用が開始したが、32mmのRockShox品は存在せず。SKF品は緑系でフォークの基本色である黒・赤・白に合わず気に入らない。余計な主張はしないで欲しい。
試走してみると、やたらとボトムアウトする。以前と同じ空気圧(65PSI)にすると、トラベル量が130mmになり、サグは40%近くに。
マニュアルどおりに 5w を 134ml 入れたはずだったが、何度か試行錯誤している過程で、オイルを捨てきらずにさらに134mlを入れてしまった可能性が。今更全ばらしは面倒くさいので、もう一方の目安である "82-88mm +/- 2mm" に従っておおざっぱに 87mm 位に調整。そうすると、今度は 95 PSI で以前に近くなった。
マニュアルどおりに 5w を 134ml 入れたはずだったが、何度か試行錯誤している過程で、オイルを捨てきらずにさらに134mlを入れてしまった可能性が。今更全ばらしは面倒くさいので、もう一方の目安である "82-88mm +/- 2mm" に従っておおざっぱに 87mm 位に調整。そうすると、今度は 95 PSI で以前に近くなった。
そもそも、フォークにはこのようなデカールで推奨空気圧が示されているが、何故に今まで65PSIで使えていたのか?
マニュアルの p28 には以下のように書かれている。
Suspension fluid volume is critical. Too much suspension fluid reduces available travel, too little suspension fluid decreases damping performance.オイルが多すぎると、ダンパー内の空気の割合が減り、エアスプリング側を同じ空気圧にしても正しいトラベル量(ここでは140mm)まで伸びきることが出来ない。
出荷時にトラベル量が少ないということはなかったので、逆方向、つまりオイルが少なすぎたのでは、と推測している。
普段はサグを25%以上取るようにしているが、その際の乗り手重量は75kgくらいになる。デカールの指示に従うと 85-115PSIのところだ。基本的に出荷状態をベンチマークとして考えることが多いのであるが、RockShox に関してはあまり信用出来ないと思われる。デカールもまっすぐ貼り付けられていないことから、品質管理の程度は高くないのであろう。
Foxを日本の代理店経由で購入した場合はこのようなことはまずないだろう。過去に F120RLC と Float 150RLCを使用したが、いずれもマニュアル通りに設定すれば、他に調整をする必要がなかった。
調整後の試走は明日以降に。
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