Hopetech, イギリス製じゃない製品を発表

wide open の記事から
Core Bike Showにて、イギリスのHOPE TECHNOLOGYがハンドルバーを発表!ただ、これはイギリス製ではなくアジア製とのこと。Hopeといえば、ロゴに"MADE IN UK"を誇らしげに入れているメーカーだが、今後は少し変わっていくのかな?デザインは...カーボンっぽい、なんともその、いや、つまり、アレなんだが、素材は7050アルミ合金、800mm でライズは10mm/20mm/30mm、10mm版で290g 。

発表された製品のリストはこちら

Reynolds 853/631 は「クロモリ」じゃない、みたいな

もう「クロモリ」なんて呼ばないで
Q&Aに既に書いたとおり、Reynolds 853 と 631 は、製品の説明(853/631)で「クロモリ」という単語を使っていない。一方、日本のフレーム紹介では、「レイノルズ 853 クロモリ」なんていう説明をよく見かける。「853はクロモリじゃねえよアホ」なんて書いて喧嘩になっているの海外のフォーラムもある(議論のできない人間はどの国にも存在し、日本人の特権ではない)。このままではすっきりしないので、いつものように直接聞いてみた。

結果、やはり製造元としては、853/631を「クロモリ」とは呼んで欲しくないそうだ。Reynoldsでは、「SAE4130」の仕様に沿って製造した757と525・520がクロモリ、853と631はそれとは異なり、素材それ自体および溶接部分が自硬性により強度を増す鉄合金、と分類しているとのこと。

要は、そんじょそこらの鉄合金とは違うんだ、それを十把一絡げに「クロモリ」なんていいやがったら張り倒すぞ、このすっとこどっこいのべらぼうめ、ということである、いや、ない。

でも、"The chemistry includes carbon, manganese, chrome, molybdenum, silicon, copper." と書いてあるけど...。これも気になったので、853/631に「クロモリ」みたいな呼び方はないのか確認してみると"air-hardening"(「空気焼入れ」)との回答。原材料を元にした呼称は考えていなかったらしい。

ただ、「空気焼入れ」というのも正式な分類ではなく、853/631がクロームとモリブデン以外にも色々(企業秘密な)物質から構成されている合金なので、「クロモリ」みたいな感じには呼べないから、まあ、そんな感じ、てな説明を付けてくれた(表現の一部を脚色)。


ともかく、製造元の見解は分かったので、「空気焼入れ」は面倒くさいし落ち着かないから、私はこれからもReynolds 853/631は「鉄」と呼ぶようにしようと思う。


余談だが、自転車部品に使用される金属の大半は合金で、純鉄や純チタン・純アルミなどはほとんどない。しかし、英語圏のサイトを眺めていると、alloy はアルミ合金、brass は真鍮というように、混合気体と空気、自動車とミゼット、みたいな妙ちくりんな表記が通例となっている。

GoPro の搭載位置についてちょっと考えてみた

最近3が出たGoPro、標準オプションでいろいろなマウンタがあり、他社との一番の違いはチェストマウントである。クルトさんのように自力でマウントアダプタを作れば、GC-XA1 をGoProのチェストマウントに取り付けることもできるが、無加工でやろうとすると、やはりGoProを買うことになる。

ネットで見かけるいろいろなマウント方法のうち、一番安定して鑑賞できる映像が撮れるのがヘルメットマウント。ただし、純正のマウントはジョイントが多すぎ、アームが長すぎるので却下。

頭頂部に接地すると木の枝等にぶつける危険あり
代わりに使用するのが「Grab Bag of Mounts」。突き出しの長いマウントと粘着材付きのベースマウントしか使わないし、値段がヘルメットマウントの2倍くらいするが、無駄なジョイントがなく、揺れが減らせる。下方向への角度変更範囲がヘルメットマウントより大きい点も良い。もちろん、GoProマウントのお約束で、マウント自体から発生する雑音を防ぐためには各部に詰め物が必要。

次点がチェストマウント。角度調整がちょっと面倒だが、ヘルメットマウントより地面に近づくためスピード感が出る。ハンドルバー周辺に限られるが、自分も一緒に撮影できるという利点もある。ただし、バックパックのチェストストラップ等、カメラ周辺の干渉物には要注意。ちょっとしたことで映像には盛大にノイズが乗るのでここは注意したい。また、ケツを引きすぎるとサドルにカメラがブチ当たり、場合によっては角度が変わってしまうことも。

一番ゲロを履きそうになるのがハンドルバーマウント。ロードバイクならまだしも、不整地を走るMTBでハンドルバーマウントだけはやめた方がいい。設置場所がステムキャップであっても同じ。ハンドルバーの細かい動きに視点を合わせるなんて無理。動画編集ソフトのIS機能を使っても、ここまで大きく映像が振れると修正しきれない。私などはスターツアーズで酔っちゃうくらいなので、どんなにうまい人の映像でも、ハンドルバーマウントで撮影したものだけは御免被りたい。

同じような位置なら、ヘッドチューブなどどうだろうか?純正のマウントがなく、また、ブレーキホースやシフトケーブルが邪魔くさいが、工夫すれば何とかなるのでは。もっとも、MTB本体に固定すると振動音を拾うのでBGM必須な感じになってしまうが。

久々に Slackline 集合

ナタジゴさんの「おしゃれ3号」新リアホイール
ナタジゴさんからお誘いを受け、骨折後、ツアー以外では初めての山。前日は相変わらず仕事を23時頃までやってたので、睡眠時間2時間半ほどだったが、とにかく頑張って起きた。平日は寝床でぐずぐずしているわけだが、こういう日は眠気に対して精神力が連勝中。

最寄りの駅に着くと、とにかく寒い!厠に入り、小汚い便座に腰掛けようとするが、冷たくてどうにもならない。諦めてチリ紙を敷いて何とか事なきを得る。


駅まで迎えに来て下さったナタジゴさん、なんと昨夜からお風邪を召されたそうで、本当は車を運転するのもつらいくらいだったが、誘った以上は決行するという九州男児の鏡のような意気込みである。

今日もナタジゴさんとヨシ様と私の3人でゆるめに走った。

前回はマサ隊長にご案内いただき、かなりいい感じで走れたが、今日は路面が乾燥しまくり、さらに落ち葉で状況がよく分からない場所が多かった。そういった条件と、骨折以来の臆病が完治していないこともあり、始めから終わりまで緊張し通し。通勤仕様のまま突入したせいもあるが、「転ぶ転ぶ!」とひやひやしながらで、まだまだ思い切りが足りない。2本目はそれなりにいい感じで走れたので、徐々に元通りになることを期待。



それにしても、ナタジゴさん、体調は大丈夫かな...。

「チャレンジ650B」はいったん取りやめ

ちろさんママパパ、それ以外にもあちこちでホイール規格の違いについて興味深い記事が続いている。少ない資金でホイールの大径化をするなら、とりあえずフロントだけ650Bにするという手がある。この場合、フォークは 26インチ用なので、あまりボリュームの大きなタイヤは使用できない。逆に言えば、26インチで使用できる最大ボリュームのタイヤ相当までは何とかなるということだ。

26インチフォークに26インチホイールと高エアボリュームのタイヤを使用した例
650B リムを Mavic が出したら迷わずいってしまおう、と公言してしまったのだが、いや、ちょっと待て。

フォークが 26インチ用なので、使用できるホイール+タイヤの最大径は同じ。接地面積も同じである。同じ外径の場合、650Bにすると、ホイールの割合が大きくなる分、全体に占めるタイヤの割合が小さくなる。つまり、径の大きい650Bホイールの方がエアボリュームが小さくなり、乗り心地は悪化するのでは?さらに、同じ設計の場合、ホイール自体の強度は26インチの方が高いはず。となると、650Bを26インチフォークで使う意味はあるのか?

ホイールを選べない、タイヤも選べない、値段が高い、強度が下がる、だけど重量は増える、エアボリュームは減る、26インチフレームで無理に使うと設計に合わない、などなど、良いことひとつもなし。

26インチフォークのまま650Bのホイールを使用してもすべてが悪くなるだけ、という結論となった。残念ながら、今の(そしてそのうち入ってくる)26インチフレームが完全にイカレてしまうまでは、新たな挑戦はお預けになりそう。

フォークを買えばいい?その選択肢は...たぶんない、はず(いや待て、2014年版の FLOAT では 150mm以下も 650B 対応になる予想があるし、それならひょっとしたら...)。

Disk Read Error

世間では、Aaron Gwin がスペシャライズドに移籍なんて騒いでいるけど、こんな面白い奴がいたなんて知らなかった。ディスク壊れた、パソコン起動しない、なんてときのがっかり感あふれる旋律。

BL-M988とBL-M985について

下手乗りで転倒し、レバーが傷物になったBL-M988
発売とほぼ同時に購入してから使い続けているBL-M988、その制動力には十分満足している(写真は以前の投稿から使い回し)。先日の走り初めでBL-M985を触らせてもらったところ、サーボウェーブの引っかかり/抵抗がなく、レバーを引く力も少なくて済むような感触だった。

シマノはサーボウェーブを推しているようだが、Avid Elixir なんかから乗り換えるには向いていない印象だ。サーボウェーブがないM985は、レバーを引いた分だけリニアにピストンが動き、ブレーキのきき具合が比較的分かりやすい。雑誌やネットで書かれていたことをようやく実感することができた。

私は形と色で選んだのであるが、山ではサーボウェーブがない方が使いやすそうである。夜中にコンクリ上でやるコソ練で前輪をロックしたい場面でも、私ごときの技術では、M988とM985の制動力差はほとんど影響しなさそうだし。

サーボウェーブの独特なタッチが嫌いな人、他社のブレーキから乗り換えたい人、普通にブレーキングしたい人、そういった人には BL-M985 がお勧めである。

油圧ディスクブレーキとかなんとかかんとか

油圧ディスクブレーキに関する個人的な感想を書いてみる。 輪行に難あり、または輪行は不可能という幻想 自分もVブレーキから移行した当初(2010年頃)はそう思っていたが、実際やってみると慣れの問題で、輪行は油圧ディスクブレーキを忌避するための決定的な要因にならない。 片道で1回と数...