2019年6月2日日曜日

シマノ新型フリーハブボディがサードパーティーからちっとも発売されない理由

シマノ12sが発売されてからしばらく経ち、先週8100XT/7100SLXが発表されたが、先日の問題で分かったとおり、少なくとも日本国内で9100XTRを使っているユーザーがほとんどいない
大阪本社の火災等、理由はいくつもあると思うが、一番の原因は、サードパーティーメーカーによる新型フリーハブボディの製造が進んでいない点だろう。

2019.06.02 時点で、Microspline 対応単体ハブを販売しているのは DTとi9だけ。日本で(も?)異常な人気のある Chris King や Hadley にもない。
完組メーカーの Mavic は、Microspline ボディ付きホイールを売っている。ITS-4 用の Microspline ボディって供給されるのかな?多分ダメだろうな..。

これに関連して、Hope が 05.31に、 "What's happening with Microspline" という見出の投稿を行った。
これによると、新型フリーハブボディの発表後から、Hope はシマノと協議を続けてきたが、シマノからの回答は

  1. Microsplineのライセンス認証はOEMハブメーカーにしか与えない
  2. ハブはバイクメーカーの名前で販売していること
  3. アフターマーケットのハブメーカーにはライセンシングを行わない
だったそうだ。憤懣やるかたなし、といった心情を感じられるが、まともな企業の投稿なんで、非常に押さえた表現になっていた。


DT はホイール・ハブ・スポーク・ニップルメーカーであり、各社へOEM供給もしている。Industry Nine はちょっとよく分からないけど、該当するんだろう。そもそも DT は今回の新型フリーハブボディの開発に際して協業したから、自動的に OK になるんだろう。Mavic の OEM 先ってどこだっけ?

てことで、シマノ12sを使うためには、シマノまたは DT ・ i9 のハブを買って組み立てる、3社または Mavic の完組を買う、あるいは DT / i9 が OEM 供給している完組を買う、という限られた手段をとるしかない。裏技として、XD ドライバを使ってカセットだけ Eagle 12s にするとか(HGを使うNX/SXは知らん)。

業界に無関係な私には、シマノが何をやりたいのかよく分からない。規格はオープンにして、コンポーネントを売れるようにするのが普通だと思ったんだが、今回は違うようだ。IBM の PC/AT 方式じゃなくて、Apple の Mac みたいな方向へ進むのか?売れすぎると Sram が潰れちゃうから?

XD ドライバに乗せるシマノ互換カセットがそのうち出てくるかもね。


Singletrack Magazine にも同様の記事が。
そして pinkbike にも

これによると、DT, i9, Mavic, Newmen が公式にライセンスされ、White Industries はスプライン減で特許回避を行ったそうである。
また、記事の内容からは、シマノと仲の良い(=シマノパーツを付けた完成車をたくさん売る)メーカーとそのOEM元にしかライセンスしていないとも解釈出来る。

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