Slackline Ti のヘッドがいやん

Slackline Ti のヘッドが今ひとつで、853 と同じ感覚で取り付けるとすぐにガタが出る。規格はZS 44mm 。今まで、ZS44/EC49、ZS44、EC34 の取り付けを行ってきたが、どれも特に問題がなかったため、作業ミスの疑いはない。

そもそも、このヘッドチューブの誤差はちょっと大きい(Gary Fisher Wahoo 2009比)。

トップチューブ方向は、チューブが余る。

右側はヘッドセットが余る。縁が白く見えるのは、はみ出したボトムパーツに付着しているアンチシーズグリス。

トップパーツを別の角度から。拡大してよく見ると、結構はみ出しが大きいことに気づいた。

こんなのはよくあることかもしれないが、ヘッドの面出しは今ひとつのようだった。今まで乗ってきた3台のバイク(Gary Fisher Wahoo 2009、Tomac Automatic 120、Slackline 853)は、いずれもフェーシングなしで十分な精度が出ていた。ガタが出たことなど一度もない。それに比べ、HTとしては最も高価なこのTiの精度は残念な感じだ。

山へ行かずとも、近所の河原を半日走り回るだけでずれが生じ、フロントブレーキをかけると停止する少し前に振動が発生する。段差を越えるためにフロントを引き上げるとヘッドが動く音がする。降車してハンドルを5mmほど持ち上げてもはっきりと分かる。
メンテナンススタンドにシートポストを挟んでつるしておくと、ハンドルが右に切れる。まっすぐに直しても、しばらくすると右に切れている。

853 や Automatic 120 より高めのトルクでプリロードボルトを締めても無駄。どんなに調整しても、フォークコラムがまっすぐ入っていないので意味がない。
ヘッドセットを2種類、ステムを5種類試したが、どれも結果は同じ。


フレーム素材は325チタン合金で、ごくありふれたものだが、あちこち探しても「チタンお断り」ばかり。長瀞ツアー参加者に教えてもらった店にコンタクトを取ったところ、フェーシングはやってくれるとのことだったが、症状を説明するとリーミングも必要で、そうなると対応できないとのことだった。


さて、どうしたものか...。

続きは後日。

ねむい

また仕事が詰まり過ぎ。次の更新は来月の予定。Slackline Ti の治療道具がようやくそろった。

今月はなるべく走る

ここまでなかなか快調
今月は普通の勤務なので、お客さんからの電話を気にせずに過ごせるのがありがたい。思い立って登りばかりが長い例のところに行ってみた。今回は降りる駅を変更し、登りを1時間ほど短縮した。
グリップは通勤仕様のErgon GX-1。平地と下りには効果的で、疲労度が圧倒的に違う。これは楽だ。登りでもそんなに違和感がない。手首を鍛えずに物に頼る。





トレールヘッドからも快調。下り始めたらすぐに終わるのは分かっていたので、なるべくゆっくり、時々道を間違えながら進む。


始発には乗らなかったので、この時点で10時を過ぎていたが、日差しがだいぶ弱い。少々蒸し暑く、まだ蝉の鳴き声がちらほら聞こえたが、もはや夏ではない。

この日はフロントに Conti Rubber Queen 2.4 UST、リアに同じく Mountain King II 2.4 UST。RQは新品、MKIIはほとんど使い込んでいないため、非常に安定感があった。路面の状況が良かったせいもあるが、かなり寝かせても滑る心配がない。調子に乗ると骨折しかねないので油断は禁物。

フロントホイール+タイヤを手で持ち上げると明らかに重い。せっかくの軽量ホイールが、1kg超のタイヤで台無しだが、走っているときは全くそのような感じがしない。853と比較してフロントが軽い印象があるのでそのせいかもしれない。登り返しで木の根に押し戻されるようなことがないので結構楽である。

前回は後半にガレ場をつないでいたが、今回はそんな気にもなれなかったため、峠の方へ戻るつもりでまた道を誤る。
今回の迷走では、どちらにも大きめの連続した段差(最大80cm前後)があったが、チェーン落ちはなし。チェーンリングが摩耗してきた際にどうなるかはまだ分からないが、今のところスタビライザー付きのRDと組み合わせればテンショナーは完全に不要という状況だ。見た目も含め、これは非常に良い。

で、結局こっちの方に戻ってくるわけで、この時点でだいぶよれよれな状態。

駅へ向かう道で、フロントタイヤのブリブリ音が低くなっていたため、空気圧を測ってみると25PSI。前の晩に32PSI入れたので、かなりのお漏らしだ。ふかふかした乗り心地はこれが原因だったか。フロントにはサスペンションがあるが、それでもここまでスローパンクが進んでいるとだいぶ違う。

でまあ、翌日がひどいわけで、朝起きて、飯食って寝て、これじゃいかんと河原へ積極的休養に出る。通勤仕様に戻し、だら~んと流しながら走るつもりが、登りをリア何Tまで行けるか試してみたくなる。34Tx25Tで階段横のコンクリ部分を上れることが分かった。この感じだと、もう1枚重いギア(22T)も踏めるような気もする。軽いギアを長い時間回すのは苦手だ。上り坂はぐいぐい踏んでさっさと終わりにしたい。

帰宅してブリーディングをし、ビールを飲んで寝た。

その翌日は筋肉痛がさらに悪化し、朝起きてちょっと出かけて昼飯食って寝たら夜だった。結局4時間以上外へ出たのは連休の初日だけだった。

通勤仕様

新しいギアはちゃきちゃきして良い
交換品の11-32Tカセットが届いた。前が34Tなので、これで山道を登るのはきつい。ロードならコンパクトのインナー程度なので、普段から鍛えていれば何ともないのだろうが、私は完全な運動不足の中年。賓客貧脚の上に肺活量も低い。過労のために頭の中から体の隅々まであちこちおかしい。

ロードと言えば、最初に乗った本格的自転車はプジョーの鉄フレームロードレーサーだった(当時「ロードバイク」なんて単語は使ってなかった)。
前2枚後5枚の計10段。ダウンチューブバンド式のWレバーでフリクション変速、ホイールはでかい蝶ネジみたいなやつで固定する。カンパの鉄レコードやらなんだかとんでもない部品満載の骨董品で、そんな物に乗って塾通いをしていた。今なら間違いなく盗難に遭うだろう。今度写真でも撮りに行くか。


ボルトは黒じゃない方が良いかも
30Tと違い、34Tは普通の取り付け方法で、FC-M770でいえば「Y-1J1 98100」で締結する。30Tのようにスレッドが切っているわけではないので、スモールパーツは捨てないように注意。

ちなみに、上の写真は取り付け方法が間違っている。チェーンリングは30Tと同じように、クランクアームの裏側(BB側)に取り付ける。模様がある面を表にする場合はスペーサーが必要だが、手持ちがなかったため裏返して取り付けた。

正しい向きはこちら。Bikeradar の絶賛記事から。


面倒なのでガイドは外さなかったが、チェーンリングとほぼ同じ大きさなので全く意味がない。

全く更新の暇がない

仕事のしすぎで体調が悪い。時間もないので走りに行けない。ようやく少し休めると思ったら天気が悪い。

結局何もできない。

ということで、フリーハブのメンテナンスをしてみた。

Hope のフリーハブボディもアルミ合金で、弱い。鉄(多分ステンレススチール)製のボディが別売りしているので購入してみた。
手元には Nexus7 2013、こいつでメンテナンスマニュアル動画を見ながら作業を行う。こういう時はタブレットの便利さを実感する。
動画の冒頭で、スペーサーを外すとあるが、外れない。Nukeproofの場合、こいつは6角レンチで締結してあるが、Pro 2 Evo はシールの摩擦でくっついているだけ。ボディを外す際に一緒に外れたから良かったが、何とも違和感がある仕様だ。

貧弱アルミボディの代わりに、鉄ボディをはめようとあらかじめ購入しておいたのであるが、"Pro 2"用を誤って購入していたことに今ごろ気づいた。"Pro 2 Evo"の方がアクスル径が大きいため使用不可。CRCを覗いたら、やはり"Evo"用のものが売られているのであった。

仕方なく元に戻す。その際にグリスを多めにブチ込んでおいたら、高速回転時のラチェット音がほとんどなくなった。やり過ぎると爪が引っかからなくなってひどいことになるためほどほどに。

最近は通勤での利用がメインであるため、余っているクランクに34Tのシングル用チェーンリングを装着予定(ブツは未着)。リアをローに入れるとチェーンの長さが足りなくなるので、CS-M771(11-32T)を注文したが、届いたものはなぜか CS-6700(12-30T)。たまにはこういうこともあるか。11-30Tという設定であったらそのまま使っていただろうが、こいつは返品する。

通勤用に、ナタジゴさんから頂いた Continental Race King 2.2 は装着済。

通勤でロー側のギアはほとんど使わないので、フロントだけでかくしても問題はない。ちょっとクロスレシオにしてみたかっただけだ。ロードから見たら11-32Tでも相当ワイドだろう。


「クロスレシオ」という単語を初めて見たとき "cross" だと勘違いした。wide には narrow、close には distant という先入観があったためかも知れない。

関係ないが、つま先を「トゥ」と書くのはやめて欲しいなあ。"toe"は「トー」だろ。「トゥ」なら"two"だ。トークリップ、トーキック、ヒールトー。「クイックレリーズ」にも悪寒が...。

Hope Pro 2 Evo ハブは幅が狭い

Mavic Crossmax SX のハブや、Nukeproof Generator と比べると、Hope Pro 2 Evo ハブは幅が狭い。全体に狭いのではなく、ディスクローター側の高さが不足している。

そのため、Crossmax SX できっちり位置決めをした状態で、Hope のハブを使ったホイールをはめると、ローターが右側(ドライブトレイン側)に寄る。ホイールを変えるたびに再調整するのは気分が悪いし、フロントフォークのキャリパーはポストマウントなのでなるべくいじりたくない。

どうにかならねえもんかとCRCを物色していたら、こんなものがあった。
ディスクブレーキという構造で1mmは相当な距離である
ロータースペーサー。最初から作っていたのか、客から苦情を言われて作ったのか分からないが、この1mmのスペーサーで位置がぴったりと合った。1枚あたりGBP2。300円ちょっとなので、まあ妥当な価格だが、最初からこんなもの必要ないようにしてくれるといいのだが。

こんな感じで野暮ったく挟む
とはいえ、これがなければ自作するしかなかったので、製造して売っているだけでもありがたい。

これがセンターロックだったらどうなのだろうか?構造上、スペーサーでの調整は不可能である。そもそもこのようなことは発生しないのか。

シフト勤務なので平日に休むのだが、お客さんはそんなこと知らないので電話を私にかける

青空を背景にモクモクした白い雲はいつ見ても良い
明日は雨、ということで、午後から川っぺりを走ってきた。8月末頃から空の色が私好みになって気分が良い。

出かける前にお客さんから電話が。シフト勤務であることは知らせていないので、普段通りに対応。その後同僚からも連絡があった。私も同僚が休んでいるときに電話をしたり、真夜中に叩き起こしたりしているのでお互い様、というより私の方が借りが多い。


MTBを買って間もない頃、ほとんど部品の交換をしていない状態で100km程走り、くたくたになったことがある。今回は当時よりだいぶましな構成ではあったが、やはり衰えは疑いようがない。自宅に近づいた頃には左膝がじんわり痛み、ちょっとがっかりだ。


空を撮るのにはやはり広角が良い
往復60km、バイクの設定はこの投稿とほぼ同じ、グリップだけを Ergon GX1 に交換した。見た目は今ひとつだが、少し長い距離を走るにはやはりこれが良い。
道具に頼る前に手首を鍛えろ、と言われれば反論のしようもない。すいません。

油圧ディスクブレーキとかなんとかかんとか

油圧ディスクブレーキに関する個人的な感想を書いてみる。 輪行に難あり、または輪行は不可能という幻想 自分もVブレーキから移行した当初(2010年頃)はそう思っていたが、実際やってみると慣れの問題で、輪行は油圧ディスクブレーキを忌避するための決定的な要因にならない。 片道で1回と数...