体力がないと走ってもあまり楽しめない


最後にここを走ったのは7月末?のようだ。で、ろくに運動もせずダラダラ過ごしていたら、まともに走ることができなくなっていた。老化もあるが、体を動かさないのはとにかくまずい。

いつものように3時半起床、始発に乗って現地で飯を食ってから走り出したが、どうにも体が重い。小休止は普段の10倍くらいとったか。ちょっと進んでは休み、の繰り返し。カメラ・三脚持って走りに行ったときより休みが多い。

先日入れた Brand-X の Ascend ドロッパーポストは、値段の割に非常に良くできている。最初に発売された内蔵式のものは、初代 Slackline Ti には合わないので、最近出た、ワイヤーがたるまないタイプのものを購入。
しかし、レバーがクソみたいに使いづらいので、別売りの 1x 用を購入して取り付けた。
しかし、これは内蔵用のレバーであり、シートポスト側にタイコが必要な本製品には適合しなかった。やむを得ず、ワイヤーを無理矢理レバー内部へ通し、付属の外付けタイコをレバー側に使用してごまかしてみた。今のところなんの問題もなく使用できているので、本当にこのままドロッパーポストを使い続ける段になったら、WTCのReMote に交換することにしよう。

Miranda Infinium クランクセットはやはりよい。チェーンリングの抵抗の低さを体験すると、もうNarrow/Wideには戻れない。Sram の X-Sync 2 もチェーンの抵抗を減らしたようなので、下手にサードパーティーのリングを使うくらいなら、Sram純正の方がよいのでは。Sram の特許を使っている数少ない Chromag のリングも先代の X-Sync のままだし(2017.11.13現在)。
チェーン落ちはゼロ。もっとも、これはRDの効果の方が大きいと思うが。
ガレ場を走ったりすると、RDにスタビライザーが付いていてもリアの方で2~3段落ちたりするので、次に長瀞へ行ったときにどうなるか楽しみだ。

おまけ。


フリーのグリスを入れ替えた後の状態。良く回る。山を走ってるときはローターを擦ったままだったので20秒くらいで止まる感じだった。

クランクアーム表面仕上げ詳細

XTRも毎回仕上げに凝っている。特に先代のFC-M980は二色で非常に好印象。手裏剣ぽいアームは好みの分かれるところであるが。

Miranda Infinium は、側面がヘアライン(?)、ロゴのある方がグロス仕上げ。

裏側は表面が梨地、軽量化のために肉抜きが施されている。シマノは中空かな(中空というとスギノが頭に浮かぶのはなぜだろう)?表裏を指でつまんでみると、結構薄くなっているのが分かる。肉抜きでも中空でも、私のような素人が使う場合どちらでも良い。Infinium自体はプロユースに耐える強度だそうだし。

ちなみにこの傷は開梱時からのもの。荷物を受け取ったときに中で音がするからもしやと思ったら案の定。化粧箱の中で左アームが遊んでいた。税関による開封があったので、どこで発生した傷か分からないが、所詮MTBクランクなのでこれくらいは目をつぶろう。


ボルトにはすべてMirandaのロゴが入っている。ボルト類がアルミ合金じゃないので安心。

チェーンリングもチタン合金の時代のようです

そして Narrow/Wide は過去の遺物。

Stanton Bikes は、私が購入した当初こそ希少性があったけど、いまやだいたい日本全国に行き渡った感じ。北方四島や尖閣・竹島まで普及したかは分からないが。

で、今回のこれも、メーカーの反応を見る限り日本初のようである。

Narrow/Wide はまあいいんだけど、RDにスタビライザーなかったらどうなの?てのがかねてから疑問で、「非Narrow/Wide, 非アルミ合金」をキーワードにめぼしいものを探して世界中を(電気的に)回っていたところ、Miranda Bike Parts というメーカーを見つけた。

XTRのFC-M980がかなり気に入っているので、チェーンリングだけ買おうとしたところ、BCDがなんと88mm!104mmのは39Tよりでかいのしかないのでどうしようかと悩んだ挙げ句クランクセットを購入。

ショッピングカートに入れて購入手続きに進もう..進めない。何度やっても、ブラウザを変えてもだめ。サーバー側の問題っぽいレスポンスなので、FBからメーカーに質問、営業担当にメール送ってくれとの回答を得る。

最初の返信にはちょっと時間がかかったけど、それ以降はいい感じのペースで話が進み、PayPalで入金し、使用の再確認を済ませたらすぐにFedexで発送してくれた。

スピンドルが24mm/22mmのGXPタイプなので、BBのアダプターをあらかじめ購入しておいたのだが、BBも同梱されてた。

クランクセットは本体がアルミ合金、スピンドルとボルトがチタン合金。ポルトガルの自社工場で生産しているそうだ。
自転車部品メーカーというと、アメリカ・イギリス・日本・ドイツ・台湾、が私の頭に浮かぶが、ポルトガルは初めてだ。sram の X01 Eagle は、大半が台湾製だが、チェーンはポルトガル製。

今までシマノのクランクしか使ったことがないので、GXP式の取り付けには少々面食らった。シマノは樹脂製パーツでプリロードをかけてから、2本のボルトで締結。ステムと同じやり方でわかりやすい。脱落防止パーツも付いてるし。
GXPは1本のでかいボルトで取り付ける、それだけ。60Nmものバカでかいトルクが推奨されてて、たかが自転車部品にと、少々不安になる。

脱落防止の仕組みは、クランクアームとスピンドルとの摩擦抵抗が担っているようで(ISIS嵌合)、クランク本体だけで試しに組み立てたところ、ボルトを外しても素手では外せないくらいになった。取り外しにはコッタレス抜き工具が必要。

一旦取り付けてしまえば、何ら違和感もなく使える。取り付け時のトルクはでかいが、クランクの回転はスムーズ。付属のBB壊れたらChris King + #13アダプターに取り替えよう。

Narrow/Wide と比べると、チェーンリングの抵抗が少なくて漕ぎが軽い。ギア1枚ローに入れたくらい軽い。Narrow/Wide は厚歯の部分が割と大きな抵抗になっているので、かなり鈍感な私でもこの違いは明確に感じ取れた。

チェーンリングの特徴については、日本語のPRがあったのでこちらをどうぞ。

ミランダ(MIRANDA)、自転車クランクセットの新製品インフィニウム(INFINIUM)によって耐性とパフォーマンスの標準を塗り替える

なんだかよくわからない単語がたくさん出てきてそれだけでプラシーボ効果が出そうな勢いである。


Stanton Bikes は幸いなことに代理店に恵まれていい感じになってきたが、Miranda はどうだろうか?今のところUKと欧州合わせて6社にとどまっている。Stanton の、王道を行くような製品に比べると、なかなか奇抜な製品があり、若干勇気がいるかも知れないが、興味がある方はこちらへ

油圧ディスクブレーキとかなんとかかんとか

油圧ディスクブレーキに関する個人的な感想を書いてみる。 輪行に難あり、または輪行は不可能という幻想 自分もVブレーキから移行した当初(2010年頃)はそう思っていたが、実際やってみると慣れの問題で、輪行は油圧ディスクブレーキを忌避するための決定的な要因にならない。 片道で1回と数...